会社の横版だけで契約者になったのですが、どうすれば？

Question

会社の横版だけで契約者に。契約意思確認や必要書類の提出も不要？

賃貸契約書の契約者は法人。出入りの業者が会社の横版を使い賃貸物件の契約を行ってしまいました。関係の無い法人が契約者となり連帯保証人は実質住む個人になった。契約書やカギなどは当然法人には届かず個人が管理していた。重要事項説明書などのサインも個人。法人が提出した物は何もありません。法人名義で不動産会社やマンションの所有者と金銭のやり取りも一切ありませんでした。契約の１年後に、家賃の遅れ連絡が入り、契約が発覚しました。その際に不動産会社は契約の不備を認め「連帯保証人（実際の賃借人）から家賃の請求を行い穏便に済まします」との話を貰った。この場合、法人に家賃の支払い義務はありますか？契約自体が不備だらけで無効だと思うのですが・・・？

刀根 洋一 · Accepted Answer

ちょっと相談の主旨が今ひとつわかりません、悩める経営者さんがその法人の経営者ということでしょうか？一般的には横版だけで契約をすることはありません、代表者印や社印を合わせて契約はするものです。横版は誰でも作成可能で虚偽の契約者になりうるからです。詳細がわからないと判断はできませんが契約書に多くの不備があっても有効になる可能性は残されていると思います。

回答日：2012/11/16

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小泉 健一 · Answer

大変おかしな契約です。しかし知った以上このまま黙認をしていれば契約者の当事者として認知したと扱われるでしょうから契約の解除または変更依頼を至急にすべきです。

ホームデザイナーズ 有限会社 · Answer

はじめまして。
遅れた回答ですが、ご容赦ください。
まず、はじめに難解な言葉を用いて話してから、噛み砕いて説明します。
今回のケースは、「無権代理行為」で貸主側に「過失」があり、放置すると「追認」となる可能性があります。

まず、当事者でない、出入り業者。まったく本人と関係ない人が、賃貸借契約を締結してしまった。悩める経営者様によっぽどの過失がない限り、本来無効です（出入り業者は刑事上の責任を負う可能性も大きいです。もちろん民事もですが）。
貸主側は、契約者の本人確認を怠っていると言わざるを得ない状況です（最悪の場合、出入り業者と結託している可能性もあります。この場合も第三者がいない場合、無効になるのが主です）。ただ、強く突っぱねず、賃料を払うとか、保証を認めるとか、そのような行為をすると、その契約を　悩める経営者様が認めたことになり、契約が有効なものとなる可能性があるということです。

悩める経営者様のお話のままですとこのようなお答えとなりますが、話が大きくなると、細かいところで立証責任が生じたりして煩わしいと思いますので、無効を強く訴え、相手側が折れない場合、不動産業者でも構いませんが、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。

ご指摘のケースでイレギュラーな事情が無ければ無効を主張していきましょう。