相談者様

　一般的に賃貸されているマンションは「分譲マンション」と「賃貸マンション」があります。分譲用のマンションはオーナーが区分所有者であるので、マンション全体のルール（例えばペットが飼えるか）は区分所有者から構成する管理組合が総会で決め、所有している部屋の募集条件は賃貸人が決めます。それに対して、賃貸マンションは通常、マンション全室のオーナーである賃貸人は1人なので、その1人がマンション内のルールも募集条件も自由に決めることができます。
　こういった状況から、賃貸マンションは賃貸人の価値観、偏見やこだわりなどが募集条件にも出やすく、また他の入居者からの反応も気にしがちですが、分譲マンションの賃貸人は自分の持っている部屋が埋まればいいので、募集対象に対する制限はあまりしない印象です。

ポータルサイトに物件登録をする際に、2人以上で入居できる物件でもサイトによって様々な表記（「2人入居可」「ルームシェア可」など）が使われていて、「不可」条件を検索できるものはそう多くないと思います。また、多くの不動産屋は何らかのシステムを使って物件の掲載をしている場合が多いのですが、各サイトと若干、項目の仕様が異なるので、システムからサイトに物件を載せる時に細かい条件・項目は反映されないこともあります。また、登録物件も多いのでサイトには入力ミスも一定数あります。
　それ故、私自身がルームシェアできる物件を探してほしい、と言われた場合、手間はかかりますが、かたっぱしから2部屋以上の物件の元付（管理会社）に確認をします。
　不動産屋によって、異なる対応をされてしまったようですが、（一部例外はあるかもしれませんが）同じ物件なら管理会社が一つなので、不動産屋はどの不動産屋も同じ管理会社に問い合わせをしていると思います。また、一般的に不動産屋は管理会社（元付）に問い合わせをするだけなので、大家（賃貸人）と直接やりとりをすることはありません。（たまたまその不動産屋が元付だったら別ですが）
　内見が決まっている（ルームシェア可）物件を他の不動産屋がルームシェア不可と違う内容を言われたようですが、本当は不可で可という不動産屋は問題ですが、「可」の物件を「不可」というメリットが不動産屋にはないので確認ミスかと思います。
　
　以上、参考になるかわかりませんが、（株）プライスレスでした。

回答日：2022/10/25

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