住まいのノウハウ

セカンドハウスの賃貸!寝るだけの部屋でもここに注意!魅力や税金も紹介

いえらぶコラム編集部

賃貸物件におけるセカンドハウスの魅力と注意点についてご紹介!

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多拠点生活やアドレスホッパーなど、生活スタイルが多様化するなか、第二の住居であるセカンドハウスを持ち、二拠点での生活の需要も増加しています。

この記事では、セカンドハウスとはどのようなものなのか?その魅力や注意点を詳しくご紹介します。

セカンドハウスとは?特徴は使用目的

今注目の第二の住居!セカンドハウスとは何か

セカンドハウスとは、冒頭でも紹介していますが「第二の住居」を意味します。

セカンドハウスは別荘と同じと捉えられがちですが、似ているようで異なる性質を持っています。

たとえば別荘は、「日常生活の用に供しない家屋又はその部分のうち、専ら保養の用に供するもの」と定められており、あくまで休養などのために利用するものであり、海辺や山の中などのリゾート地に多く見られます。

一方、セカンドハウスは「週末に居住するため郊外などに取得するもの、遠距離通勤者が平日に居住するために職場の近くに取得するもので、かつ毎月1日以上居住の用に供するもの」と定められており、長期休暇などの際に滞在するのではなく、最低でも月1日以上、日常的に利用する住まいを指します。

別荘とセカンドハウスとは、その使用用途の違いから税制面でも異なるものとされ、セカンドハウスの場合は、メインの自宅と同様に居住用財産として認められることで、税制上の軽減措置を受けることが可能になります。

また、「賃貸物件」か購入した「持ち家」かということは関係なく、どちらもセカンドハウスの対象になります。

賃貸・購入どちらが良いかは、使用用途や目的によって異なるため、この記事では賃貸物件におけるセカンドハウスにフォーカスして、その魅力や注意点などを詳しく紹介していきます。

賃貸のセカンドハウスの魅力・メリット

賃貸物件におけるセカンドハウスの魅力

<使用用途の広さ:通勤・休日のライフスタイル>

セカンドハウスの魅力・メリットは、使用用途の幅の広さにあります。

代表的なセカンドハウスの使用用途は大きく4つに分けられます。

・通勤、通学の利便性を考慮した平日用のセカンドハウス

・心身のリフレッシュを目的とした休日用のセカンドハウス

・定年退職など、リタイア後の暮らしの拠点としてのセカンドハウス

・資産運用のためのセカンドハウス

平日に自身の通勤やお子さまの通学などを目的としてセカンドハウスを持つ場合、通勤・通学にかかる時間や費用を抑えることができ、家で過ごす時間をゆっくりと持つことができます。

通勤・通学などの理由で、一時的に必要な住居の場合は、物件を購入するよりも賃貸を利用される方が高い傾向にあります。

そして、休日用のセカンドハウスを持つ場合、郊外の自然あふれる地域を選ばれる方も多く、都会の喧騒を離れてゆっくりと過ごしたり、隣家を気にせず趣味に没頭したり、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、大自然に囲まれながら家族でさまざまな体験ができるなど、さまざまな方法で心身のリフレッシュをされ、セカンドハウスでの時間を楽しまれています。

なかには、現在は週末だけ過ごし、リタイア後は住民票を移して、セカンドハウスを本宅にしたいと考えられている方や、資産運用、いつか子どものために…というお子さまへの思いからセカンドハウスを持たれる方もいらっしゃり、短期的な利用でなく長期的な持ちものとして考えられている場合、賃貸ではなく中古物件を購入、または新築し、持ち家とされる場合もあります。

しかし、郊外にセカンドハウスを持つ場合、本当にそのエリアが自身の求める生活スタイルと一致しているのか、不安に感じられる方もいらっしゃるでしょう。

その場合に、はじめから物件を購入・新築するのではなく、まずは「お試し移住」のようなスタイルで、気になるエリアに賃貸でセカンドハウスを持つのもおすすめです。

中古物件を購入・新築するとなると、ローンや税金、維持管理費など、賃貸と比較して発生する費用負担が大きく、審査や手続きも煩雑になり、建設やリノベーションなど、住める状態にするために時間を要する場合もあります。

その点、賃貸の場合リスクや負担が少なく、すぐに住める状態の物件も多く、とりあえず!という気持ちで第一歩を踏み出しやすいことが、賃貸物件におけるセカンドハウスの大きな魅力となっています。

賃貸物件のセカンドハウスで生活したのち、やっぱりリタイア後はこの地に根をおろしたい…という気持ちになった場合も、物件の購入・新築にむけて具体的に計画を立てよう!という際に、滞在先である賃貸のセカンドハウスがあることで、現地視察や内見などもしやすく、不要になればいつでも退去ができるので、購入を念頭にセカンドハウスを検討されている方にとっても無駄にはなりません。

セカンドハウスの購入を検討されている方にとっても、物件の確定までに何度も現地に足を運ぶことになるのであれば、まずは賃貸物件でセカンドハウスを持つことはメリットになります。

<新たなネットワークを構築できる>

別の街にセカンドハウスを持つことは、新たな生活の拠点ができるということです。

セカンドハウスを持つと、地元の人々との交流が増え、新しい人間関係が築かれることでしょう。また、共通の趣味や夢を持つ友人たちと出会うことが可能になり、それが人生をさらに充実させる要素となります。

セカンドハウスでの生活では、自分の視野が広がり人生に新たな価値観や経験が増えます。豊かな人生を送ることができるのです。

<購入する場合と比較して:いつでも手放せる>

手っ取り早く、かつ、いつでも手放せるのが賃貸です。

「職場の近くの通勤のために借りるだけだから」「将来的なことはまだ未定だが、試しに住んでみたい」といった場合、賃貸した方がよいでしょう。

<今自分が住んでいる場所で災害等があった際に避難できる>

賃貸のセカンドハウスのデメリット

<購入する場合と比較して税制優遇が受けられない>

セカンドハウスとして認定される住宅を所有すると、税金に関するいくつかの優遇措置が受けられることがあります。これには、固定資産税や都市計画税、さらに不動産取得税の減額が含まれます。このような税制上の優遇措置により、セカンドハウスを持つことが経済的にも負担が軽減されるでしょう。

<賃貸だと資産にならない>

賃貸住宅では、毎月家賃を支払うことが必要ですが、これはあくまで消費支出に過ぎません。一方で、自分の住まいを購入すると、その物件が資産として保持され続けるというメリットがあります。さらに、資産となる住宅は多様な方法で活用が可能で、例えば金融機関からの融資時に担保として利用することができます。

また、退職後に自宅を売却することで、老後の生活資金を増やし、ゆとりのある生活を送ることができるでしょう。こうした理由から、住宅購入は長期的な視点で見ると賢明な選択となります。

<賃貸だと理想のライフスタイルが実現しにくい・気負いがある>

賃貸住宅の場合、リフォームやリノベーションが許可されないことがあります。またペットと一緒に生活できない制約があることも少なくありません。それに対して自分自身で住まいを購入すると、自由に改装ができます。

もし、改装ができる物件でも「賃貸だからな:...」と気負いを感じてしまう人もいるかもしれません。

「空間を広げるリフォームを実施する」や「ペット専用の部屋を作成する」といった願望を実現しやすくなるでしょう。こうした自由度があるおかげで、理想の生活スタイルを追求しやすくなり、快適な暮らしを手に入れることができるでしょう。

セカンドハウスを寝るだけの目的で利用するなら賃貸以外の方法も?


東京や大阪の大都市ではセカンドハウスを「寝るだけの部屋」として借りる人が増えています。

理由としてはテレワークの推進や2拠点生活でワークバランスが改善するといったことがあげられるでしょう。

大きなコストをかけずに仕事とプライベートを分けることができるのはメリットの一つです。

ただ、セカンドハウスを寝るだけで利用するなら、普通の一人暮らし物件の賃貸を借りる以外にも他の方法があります。

<シェアハウス>

魅力的な点としては、初期費用がほとんどかからず、最低1ヶ月からの滞在が可能なことです。都内においても、3万円~5万円程度の家賃で居住することができます。個人で賃貸物件を借りるよりもシェアハウスの利用が経済的でな部分も多いです。

シェアハウスと聞くと、多くの人が抵抗を感じるかもしれませんが、プライベート空間が完備され、共有スペースとしてキッチン、風呂場、トイレなどが存在する場合もあります。そのため、住人との接触機会が思ったよりも少ない場合もあります。特に、帰って寝るだけの生活を送る場合は、他の住民と接触する機会はほとんどないでしょう。

一般的に、部屋の広さは3畳~4畳半程度であり、ベッドと簡易的なデスクが設置可能な程度のスペースが提供されます。それでも、住むには十分な環境であるため、理想的な選択肢と言えます。

また、シェアハウスでは、住民票を置くことも可能であり、住まいとしての役割をしっかりと果たしています。加えて、家賃がかなり安いため、経済的な面でも魅力的な選択肢です。

<インターネットカフェ>

ネットカフェは数時間単位での利用が普通です。しかし長期プランを提供している店舗も多く、1ヶ月以上の利用も可能です。

以前は、ネットカフェの個室は仕切りのみで、防音性が乏しく、非常に狭い空間での滞在が一般的でした。しかし近年では、防音性が完備され、通常の居住空間と遜色のない広さと設備を備えた個室が普及しています。

ネットカフェに滞在すると、飲み物が飲み放題で、インターネットも使い放題です。またシャワーを含む生活必需品も揃っているため、生活するにあたって必要な環境を提供してくれます。

ただし、ネットカフェでの居住は、住民票の移動ができないため、自宅の住民票を保持する必要があるでしょう。

また、プライベートな空間が欲しい人にとってはストレスになる部分も多いかもしれません。

セカンドハウスの最低限必要な設備や条件

<セカンドハウスの間取り>

利用目的によってセカンドハウスに求める条件は変わってきます。

ただ、帰って寝るだけの部屋なら「1R」や「1K」といった間取りがおすすめです。

1Kは玄関からリビングの間に扉が設けてある部屋ですが、扉の有無で家賃は5,000円~10000円前後変わってしまいます。

ただ自炊したい人もいると思いますので、いざという時のために1Kも検討の候補に入れましょう。

<セカンドハウスを選ぶ際の部屋の条件>

寝るだけといってもトイレやお風呂場は必要ですし、居心地が割るければ休日は困ることになります。

・最低限日の当たる物件

日当たりが悪いと部屋やクローゼットにカビが生えやすかったり、布団がいつまでもジメジメしていることになります。

部屋の掃除に追われることになり、ゆったりくつろぐ目的でセカンドハウスを借りたい人にとってはおすすめできません。

・服をかけられるクローゼット

服をかけておくスペースがないと仕事で着たスーツやワイシャツをかけておくスペースがなくなってしまいます。

・シャワールーム

浴槽に浸かることで血行が良くなり、睡眠の質もあがると言われていますが一人暮らしの場合はそもそも浴槽にお湯をためる機会はかなり少ないです。

・エアコン付き

リラックスするためにセカンドハウスを借りたのに、エアコンがないと夏場や冬場は厳しい思いをすることになります。

ここに挙げた設備は一例ですが、後悔しないように「自分の目的」や「必要なもの」をかき出してセカンドハウス選びをしましょう。

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セカンドハウスの税金と注意点

セカンドハウスを選ぶ際の注意点

セカンドハウスを選ぶ際の注意点についてご紹介します。

<交通アクセスの注意点>

まず、通勤・通学の利便性を考慮した平日用のセカンドハウスを検討している場合は、会社や学校、本宅へのアクセスの良さ、発生する交通費などから希望の路線を明確にしておき、家賃と総合してメリットの大きいものを選びましょう。

距離だけで比較し、目的地までの乗り換えが多かったり、予定より交通費が高いとなると、せっかく利便性を考えて二拠点生活を始めたのに、メリットを感じづらいでしょう。

そして、リタイア後を想定して物件を選ぶ場合も、具体的な生活スタイルをイメージすることが重要です。

たとえば、車の運転がむずかしくなった時のことを考え、物件周辺のバスや電車などの交通インフラや、公共交通機関で通える範囲に病院や買い物ができる施設があるかなど、生活に必要な施設・設備との位置関係は必ず確認したほうが良いでしょう。

<セカンドハウスで発生する住民税>

セカンドハウスを持つ場合、住民税の支払いが義務づけられます。

住民税の内訳は、所得割と均等割の2つに分かれており、所得割は高額所得者ほど金額が高額になり、均等割は所得金額に関わらず定額となります。

本宅のある市町村では、通常どおり所得割と均等割の合計を、セカンドハウスのある市町村では均等割りのみを納める必要があります。

均等割の一例)

・東京都の場合

都民税額 ¥1,500 + 区市町村民税額 ¥3,500 = 合計 ¥5,000

・静岡県(熱海市)の場合

県民税額 ¥1,900円 + 市民税額 ¥3,500 = 合計 ¥5,400

同じ都道府県内でも、区市町村によって異なるため、各自治体に確認してください。

まとめ

賃貸物件でセカンドハウスを持つと「日々のストレスの緩和」「心身のリフレッシュ」など、目的にあわせてさまざまなメリットがあります。

しかし注意点もあるため、特に長期的な利用を考えている方はしっかりと計画を立ててください。

イメージを明確にし、セカンドハウスでの生活をプラスして、今よりもっと快適に暮らしましょう。

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Writer この記事を書いた人

いえらぶコラム編集部
不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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