相談者様

相談内容を拝見しました。
相談の目的が書かれていないのですが、相談者様は最終的にどのようなことを希望されているのでしょうか。

希望の場所（道路に面していない場所）に置くことが希望の場合は、オーナーと直接、交渉するしかないと思います。オーナーが場所Aではなく、場所Bに駐輪するように指定されている理由や経緯が書かれていないのでわかりませんが、空いている場所なのであれば、（例えば駐車場に使う予定などなら駐車料金を支払えば）交渉次第で許可をもらえるかもしれないと思われます。
いずれにしても、駐車する場所にこだわる場合は、許諾の権限はオーナーにあるので、相談（交渉）相手は「オーナー」ということになると思います。

また、希望の条件ではなかったので、退去を含め、仲介業者の責任を追及するというのであれば、相談相手は弁護士しかないと思います。
相談内容には相談者様が、なぜ駐輪場所にこだわられておられるのかや、駐輪可能な場所確認を仲介業者に対してどのような形でされたかなど、詳細は書かれておりませんので、実際に業者の責任を追及できるのかは、現時点では不明です。
というのは、相談者様がバイクの駐輪場所にこだわられているというのは相談内容からはわかるのですが、それが内心的なものなのか、仲介業者にも伝えていたものなのか（そのうえで確認してもらったのか）、不明なので、仲介業者の責任の大きさもわからないからです。
（損害賠償など）業者の責任を追及するためには、宅建業法や消費者契約法などに違反しているといった何らかの法的な根拠が必要になります。相談者様にとっては場所Aに停めることができることが「大きな決め手になった」と書かれていますが、これが「契約の締結に重大な影響を及ぼすもの」であると判断されたり、仲介業者の場所の認識の錯誤が「不実告知」にあたるものであると判断されたりするのであれば、仲介業者の責任を問える可能性はあると思われますが、相談内容からは場所Aが場所Bに変更となった場合の相談者様の不利益の程度も書かれておらず、相談内容だけで判断すれば、一般的には代替の場所で駐輪をするという本来の目的が達成できる以上、責任追及は難しいように思います。
いずれにしても、仲介業者の責任を追及するのであれば、法的な問題なので、相談するのは弁護士ということになると思います。


以下、私見になります。
物件へのこだわりは入居者一人一人で大きく異なりますが、実際、仲介業者は物件についての知識は「皆無」だと思っていただいた方がいいです。仲介業者は基本的に市場に出ているほぼ全ての物件の仲介をすることができます。それ故、一つ一つの物件の状況をそれほど知っているわけではありません。本来、不明な点は思い込みで返事するのではなく、業者が管理会社に確認すべきかと思いますが、かといって、内覧時に会話の中で質問がたくさん出た場合、一つ一つの質問を全て確認するのも現実的には難しいかもしれません。
今回の相談者様のように、（一般的に多くの人がこだわらないと思われる所に）こだわりがある人は必ず、契約する前に管理会社に「確認」してもらった方がいいと思います。

回答日：2023/01/26

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