賃貸の契約 契約金を支払った瞬間に仲介業者の態度が変わる
2023/01/26 たか (千葉県八千代市)
2月に引っ越して新しい賃貸を借りるのですが、仲介業者の態度が「契約金を支払った瞬間」に急変して、困惑しています。
この後、書類の発送や重要事項説明があるのですが、それを待たずして高圧的な態度をとるようになっています。
LINEで主にコミュニケーションを取って契約を進めるため、仲介手数料が他よりも安い、というサービスの仲介業者になります。
お金を払う前までは密に連絡を取り、また、対応が非常に良かったのですが、お金を払った瞬間に、「繁忙期で忙しいから不要な質問はしないで、こちらが話しかけた時だけ返答せよ」と求められています。
例えば、鍵の受け渡しについては「契約日に発送(届くのは最短でその翌日AM)」か「管理会社への直受け取り」になり、そのどちらになるのかは直前までわからないということがお金を払った後に判明し、引っ越しの都合もあるのでそちらは管理会社に確認してほしいと依頼したところ、上記のような対応をされています。
引っ越しに必要だから本件聞いている件もあり、こちらから管理会社に聞いてもよいといったところ、「非常識な対応は仲介を打ち切る可能性がある」とまで言われています。
そこで相談なのですが、本件を管理会社にお話しした場合、誠実に対応するように管理会社から仲介業者に申し入れて頂くことは、難しいでしょうか。
また、仮に管理会社に本件などの賃貸に関わることをこちらから問い合わせて、(おそらく脅しだとは思いますが)実際に仲介契約が打ち切られた場合、すでにお金は支払っているため、管理会社のほうと契約を進めることは、可能でしょうか。
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瀧本 政男
- 不動産キャリア:
- 7年
- 地域:
- 大阪府
- 取扱い種別:
相談者様
相談内容を拝見しました。
仲介業者は鍵を渡すまでが業務でありますので、鍵渡し後(入居後)のトラブルは管理会社というのが通常です。その辺りが一般的には知られておらず、入居後のトラブルを仲介業者に対応してもらおうと思い、お願いしたら、断られたという話は時々聞きますが、鍵渡しに関しては聞いたことがありませんので、驚きです。
何かをきっかけに態度が豹変するという話は不動産業に限らず、一般的にいろんな場面で耳にする話ですが、仲介業務を打ち切る、というのは別次元の話です。
相談者様は通常よりも仲介手数料が安いことが原因のようにも思われているのかもしれませんが、仮に仲介手数料無料でもきっちりと仕事をするのは当たり前ですし、また、繁忙期だからといって、仕事を勝手に放棄していいわけもありません。
管理会社と仲介業者は一般的にお互いのことを知っているわけではありません。過去に仕事で何度かやり取りをしたことがあるにしても、通常は契約や申し込み時に電話(あるいはメール)のみで、あとは書類等の郵送くらいかと思われます。また、管理会社に仲介業者の業務状況を改善するように指導する(伝える)権限等があるわけではありません。
もちろん、鍵が受け取れないなど、仲介業者がすべき業務を行わなければ、管理会社は適切にするように仲介業者に言うように思いますが、基本的にはどちらも独立した会社ですので、指導する立場ではありません。
不動産屋はどこも都道府県知事(もしくは国土交通省)から宅建業の免許をもらって、営業しています。それ故、各都道府県の宅建業の所に相談窓口などが設けられています。こちらは、業者を指導監督する立場にありますので、本当に業務を途中で打ち切るなどのトラブルになるようでしたら、一度、相談されてみてはどうでしょうか。(例えば、「大阪府 宅建業 相談窓口」等で検索した所で業者とのトラブルの相談窓口がどこか聞いてみて下さい)
鍵渡し日に関しては、通常、契約日に契約者に渡すことになります。状況がわかりませんが、仲介会社との話で鍵渡しを郵送にするというのであれば、やはり契約日に仲介業者から発送する、ということになるのは仕方がないと思います。
仲介を一方的に打ち切る、という話は聞いたことがないので、そのような状況は想定できませんが、少なくとも契約が有効に成立している以上、契約は賃貸人と賃借人の間で結ばれているわけなので、仲介業者の意向で、賃貸人側(管理会社も含む)から鍵が貰えないということはないと思われます。仲介業者が返答してくれないのなら、事情も含めて管理会社に直接問い合わせるのはありかと思います。
回答日:2023/01/26
※株式会社いえらぶGROUPは、回答内容の正確性、完全性または有用性等について、一切の責任を負いかねます。
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ご返答ありがとうございます。
こちらの不動産屋については、お金を振り込むための積算書提示の段階で、「エアコンは設備であり残置物である」などを初めて伝えられるなどあり、また、問い合わせに対して十分な返答がないなどの、都合の悪い情報は極力最後まで隠そうとしている印象を受けています。
また、引っ越しに関わる鍵の受け渡し日や方法を聞いて、ここまで強い態度がとられることに、驚いているところです。察するに、お金を振り込んだ後は違約金が発生するから、もう振り込み前の客のように扱う必要がないと考えている(もしくは、何も考えていない)のかと存じます。
1つご相談なのですが、今回の「仲介対応を打ち切ることがある」など送付される件については、LINEのやり取りで記録が残っております。
会社も東京都知事から不動産免許番号を頂いている旨、番号含めてHPに掲載しており、今の段階で東京都の担当窓口にやり取りのスクリーンショットを持って相談し、今後スムーズにいくように取り進めるのは、有効でしょうか。
2023/01/26 17:14:28 コメント:たか
「エアコンは設備であり残置物である」
→「エアコンは設備ではなく、残置物である」の間違いではないでしょうか?
エアコンが設備かどうかは一般的によく問題となるところですので、トラブルを避けるために仲介業者は申し込みの際に管理会社に確認をすることが多いと思います。 傾向としては1Rや1Kなど、単身者向けの物件は設備になっていることが多く、部屋数の多いファミリー向けは設備に含まない傾向がありますが、設備にするかどうかはオーナー次第なので、実際には確認しないとわかりません。
エアコンに関して、相談者様と担当が内覧時や申し込み時にどのようなやり取りがあったのか、わからないですが、それを担当が故意に隠していたかと言うと、そうでない可能性も十分にあるようにも思います。
自分が仲介をする場合、申し込み前には設備面や条件面、内覧時に話題にあがったことなど、管理会社に確認しておきたいことを必ず申込者に確認します。エアコンが設備に含まれるかもその際に聞くことが多いですが、質問事項が多かったり、お客様も自分も忘れていたりなどして、確認忘れになってしまうこともあり得るとは思います。
また、設備に含まれるか否かは「重要事項説明」をする時にはっきりとわかる事項です。重要事項説明は宅建業法で「契約の成立前」に行わなければならないと定められており、契約の成立前であれば、キャンセルは可能で、仮に代金を支払っていてもいかなる名目であっても業者は返金しなければなりません。ですので、エアコンが設備でないことが重要事項説明時にわかりキャンセルされれば、申し込みやその他の手続きの意味がなくなりますので、わざと設備か否かをごまかして申し込みをさせる意味はないので、法律を遵守する業者は絶対にしない、と思われます。
相談者様は重要事項説明を受けていますか? 重要事項説明前であれば、少なくとも仲介業者に対しては契約の成立前であることを理由に(宅建業法)キャンセルや代金の返金請求を主張できます。(ただし、賃貸人には宅建業法が適応されないので、できるかどうかは司法判断)※1
もっとも一部の業者はおとり広告など、明らかな違法行為を平気でやっているようですので、上記のような法律を守らない可能性もあり得るかと思いますので、注意が必要です。
法令違反があった場合、どの程度、監督機関が動いてくれるかまでは、正直、わかりかねます。一般的に犯罪を取り締まる警察であっても、事件になる前に動いてくれることは極めてレアな印象です。
不動産業者の監督機関も行政機関なので、明らかな法令違反があれば、指導する立場にはありますが、明白な違反が未発生の段階ではどこまで動いてくれるか、わかりませんので、まずは相談されてみてはどうでしょうか。
SNSの全盛のご時世で、ラインという記録の残るやり取りで、威圧的な姿勢という業者さんの気が知れないので、十分に注意は必要かと思います。相談するのに、記録はないよりある方がいいのは間違いないと思います。
※1 契約の成立について弊社でまとめたもの
https://www.priceless-osaka.com/blog/entry-384776/
2023/01/27 11:20:20
お世話になっております。
その後、何とか明日、鍵の郵送を頂けるまでになりました。
但し、業者はLINEのメッセージでいちいち脅しともとれる文言を入れてくるようになっております。鍵の郵送にしても「預かり証が入っているので記入押印して返送してほしい」までは良いのですが、「記入押印して返送しないと(本来無料であるはずの)仲介手数料を徴収する」などの脅し文言をつけて来ています。
(契約し、重要事項説明が終わって鍵の郵送まで頂いた後、追加で料金を取ることが出来るのかが疑問ですが…)
このような業者とは、今後関わらないようにします。
2023/02/15 00:38:21 コメント:たか
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