中古マンション仲介業者の強引な営業手法
2020/04/28 まいったさん (大阪府堺市南区)
少し前からネットで中古マンションを探しており、めぼしい物件を3か所に絞り、本当は内覧をしたかったのですが、コロナウイルスで緊急事態宣言が出たこともあり、とりあえず資料請求だけをしました。
3社とも電話連絡があり、第3希望の物件を扱う会社は内覧を進められましたが、緊急事態宣言の中、居住中のお宅へ内覧へ行くことは気が引けると伝えたところ、良心的にもし事態が収束してもまだ物件が残っていたら改めてご連絡しますと言って、わざわざ自宅ポストへ物件資料を届けて下さっていました。
その後特に連絡はありません。
第2希望の物件を扱う会社は、空室物件だからとしつこく内覧を進めてきますがが、第2希望の物件であり、空室でも他人と接触することが不安だった為、今回は立地に不満がある為見送ると伝えましたが、他にいい物件もあるからと何度も電話がかかってきて迷惑です。
第1希望の物件を扱う会社もしつこく電話をしてきて内覧をしろと迫ってきました。
こちらは空室だったことと、第1希望だったことから私もつい内覧へ行ってしまいました。
物件情報では5年前に床、クロス、水回りをリフォームした物件で現在空室となっていましたが、実際に見てみると壁紙はあちこちに子供の落書きがあり、フローリングも割れており、とてもリフォーム済み物件とは思えない状態でした。
営業マンに聞くと、リフォーム後に現在の売り主が住んでいたそうです。
こんな物件をリフォーム済みとして掲載をしていたことに不信感を抱き、内覧中にもどうですか、どうですか、と詰め寄り、リフォーム済み物件だと思っていたらあちこちリフォームが必要だと分かったのであまり前向きにはなれないと回答しましたが、内覧中に何度も外へ出て電話をしていました。
不動産会社の事務所へ戻り、少し詳しい人に相談したいと言っても、何を相談するんですか?なんでですか?と詰め寄られ私も不快指数が増してきたため、とりあえず一旦持ち帰って検討しますと言うと、今度はその営業マンの上司という人が出てきて、もう売り主さんに値下げで買い手が付きそうだと話をしてしまっているから、今決めてもらわないと困ると言って帰らせてくれませんでした。
とりあえず免許証と保険証のコピーを取らせてくれと言われ、買付証明書と書かれた書面にいくらなら検討できるか金額を書くように言われ、4時間も事務所であなたの希望する物件なんか他にはありませんと言い続けられました。
とにかく早く出たかったのでサインはしましたが金銭は支払っておりません。
物件と価格は納得ですが、会社に不信感しかありませんので、今回は断ろうと考えていますが買付証明書にサインをしてしまった後ではもう断れませんか?
不動産会社がみんなこんな感じですと、購入そのものをやめたくなってしまいました。
1867
植木 光輝
- 不動産キャリア:
- 6年
- 地域:
- 鹿児島県
- 取扱い種別:
鹿児島県姶良市の不動産会社サン・スター株式会社の植木と申します。
田舎の人間が意見させていただくのは恐縮かとは思いましたが、不動産業に携わる者として、お客様の今後のお住まい探しの一助となればと考え、回答させていただきます。
まず、ご質問にあったような業者の強引な営業手法は、明らかな宅建業法違反であると考えます。
過去、投資用マンションについての悪質な勧誘電話等について、国土交通省から注意喚起があった文言を引用させていただきます。
【引用】
宅地建物取引業法(以下、「法」という。)では、宅地建物取引業者に対し、契約の締結の勧誘をするに際して
〔1〕不確実な将来利益の断定的判断を提供する行為(法第47条の2第1項)
〔2〕威迫する行為(法第47条の2第2項)
〔3〕私生活又は業務の平穏を害するような方法によりその者を困惑させる行為(法施行規則第16条の12第1号のヘ)
〔4〕勧誘に先立って宅地建物取引業者の商号又は名称、勧誘を行う者の氏名、勧誘をする目的である旨を告げずに、勧誘を行う行為(法施行規則第16条の12第1号のハ)
〔5〕相手方が契約を締結しない旨の意思(勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む。)を表示したにもかかわらず、勧誘を継続する行為(法施行規則第16条の12第1号の二)
〔6〕迷惑を覚えさせるような時間の電話又は訪問する行為(法施行規則第16条の12第1号のホ)
などを禁止しています。 ※〔4〕~〔6〕については平成23年10月1日から施行【詳細ページへ】
次のような勧誘を受けた場合は、そのときの具体的な状況や様子(日時、勧誘してきた会社情報(正確な会社名(例えば(株)○○○不動産、△△△販売(株)など)、会社所在地、免許証番号)、担当者名、具体的なやり取り等)を記録するなどして、免許行政庁までお知らせください。
・断ったにもかかわらずしつこく電話をかけてくる
・長時間にわたって電話を切らせてくれなかった
・深夜や早朝といった迷惑な時間に電話をかけられた
・脅迫めいた発言があった
・自宅に押しかけられ強引に契約を迫られた
・絶対に儲かるから心配ないと言われた …など
法改正で、若干の内容変更はあるかとは思いますが、基本的に、断ったにもかかわらず強引に契約を迫る行為は、明らかな宅建業法違反です。
なかなか難しいとは思いますが、毅然とした態度で断っていただき、それでも強引な営業が継続する場合、免許行政庁である大阪府建築指導課または、大阪府宅地建物取引業協会へご相談されてみてください。
内容がひどい場合には、関係業者へ注意・指導、行政処分等の措置を講じてくれるはずです。
免許行政庁へ相談される前に、ご質問等がありましたら、些細なことでも結構ですので、ご連絡ください。お電話で対応させていただきます。
サン・スター株式会社 植木 0995-73-6842
最後に、悪質な不動産業者の対応で、購入そのものをやめたくなるお客様のお気持ちもお察しします。
しかし、全ての不動産会社が、このような営業手法で営業をしているわけではありません。
中には、親身になって、お客様のお住まい探しのパートナーとなれる不動産営業もいるはずです。
大阪ほどの都会であれば、名前は伏せますが、信頼と実績のある大手の不動産会社があります。そちらで、ご希望の物件探しをされるのもいいかもしれません。
お客様が、ご要望に沿ったお住まいに巡りあえることを、切に願っております。
回答日:2020/04/30
※株式会社いえらぶGROUPは、回答内容の正確性、完全性または有用性等について、一切の責任を負いかねます。
2
植木様
この度は親切親身なアドバイスをありがとうございました。
大物俳優をCMに起用した比較的有名な不動産会社だった為、油断をしてしまいました。
こちらへ相談後、色々と不動産関連の口コミサイトや就活用の企業口コミサイトを見てみたら、悪評とクレームで溢れていました。
こちらの「いえらぶ」でも悪評がチラホラ。
営業停止の行政処分を受けたこともあったようです。
アドバイス通りさっそく営業マンへはっきりと断りを入れ、今後コンタクトがあれば監督省庁へ通報する旨を伝えました。
今のところコンタクトはありません。
口コミでは成約がなければ非常に薄給だとあったので、自粛モードもあり営業マンも必死だったのでしょうか。
この状況では自分達だけではなく売主買主も厳しいかもしれないという考えには至らないようです。
これからはこのような業者は淘汰され、植木様のような良心的な方が活躍する業界になることを心から願っています。
自粛中の物件探しは一旦休止し、また時期を改めて探したいと思います。
植木様に業者紹介のご相談することがあるかもしれませんが、そのときはどうぞよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
2020/04/30 20:07:01 コメント:まいったさん
倉光 祐仁
- 不動産キャリア:
- 12年
- 地域:
- 東京都
- 取扱い種別:
はじめまして。株式会社トライゴールドの倉光と申します。
買付証明書の内容が分からないのですが、売買契約(手付金の支払いを含む)を締結していないのであれば、法的な拘束力は無いはずです。その不動産会社の営業の方はまるで法的な拘束力があるような言い方をしてくるかもしれませんが、相手にしないほうがいいでしょう。
また、その会社の営業手法についてですが、どこの不動産会社もそのような営業手法を使うわけではありません。ただ、私も自身のお客様に今回のような営業手法の経験があると聞いたことがあるので、そういった営業手法の不動産業者も一定数いるのは確かだと思います。
今回の状況について詳しいことは分かりませんが、帰ろうとしているにも関わらず、閉じ込めているのであれば監禁という犯罪ではないでしょうか。
二度もそのような目に遭ってほしくはないですが、次に同様の状況になるのであれば会話内容の録音し、その場で110番通報する事も視野に入れた方がいいでしょう。
あとリフォームについてですが、リフォーム年月日とリフォーム箇所が書いてあれば適法なのではないかと思います。(ただし、写真が現状のものではなく、リフォーム直後の物であったり、オーナーが住んでいたのであればその旨は記載しなければいけないです。)
第一希望の物件が購入できないのは残念だと思いますが、ご自身にあう別の不動産会社を見つける事をお勧めいたします。
少なくとも今回出てきた三社のうち、第三希望の物件の業者さんは良心的な営業をされている様に感じます。
回答日:2020/05/15
※株式会社いえらぶGROUPは、回答内容の正確性、完全性または有用性等について、一切の責任を負いかねます。
0
倉光様
リフォームについては室内の写真はなく、5年前にキッチン、バス、トイレ入れ替え、全室クロス、フローリング張替え、ハウスクリーニング済、空室となっていただけでした。
コンタクトをしないでほしいと営業マンに伝えて以降、電話はありませんがGW中に自宅ポストへ手紙が投函されていました。
「誤解を招く表現があったかもしれないが、買付証明書を作成している以上は引き続き購入に向けて手続きを進める必要があり、売主に多大な迷惑をかけていることも理解をして早急に連絡をしてほしい。」
といった内容でした。
切手も消印もなかったので、直接届けに来たのでしょうか。
もう恐怖でしかありません。
自分でも色々と調べ、買付証明書だけで契約は成立しないと理解しましたのでもちろん連絡はしていません。
今は不動産業界=悪のイメージが強くなってしまい、この恐怖が消えるまでは不動産会社を探すことすらできそうにありません。
良心的な不動産会社の皆さんで、業界を挙げてイメージ向上に努めていただきたいと願います。
ありがとうございました。
2020/05/16 07:12:42 コメント:まいったさん
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