笹塚さん 賃貸住宅サービス高橋です。

納得いかない気持ち等々よくわかります。

勝手にペット可になった・・・は「ペット」に関するトラブルのひとつですね。
実際にはよくある話です。
ちなみに分譲マンションのような「区分所有物」の場合は
管理規約の変更には入居者さんの意見が反映されますが、
（区分所有法という法律があります）

一般の賃貸物件の場合、入居者さんの意見は反映されません。
そしてペット不可からペット可になったことを入居者さんに知らせる
「義務」もありません。（モラルの問題ですね・・・）

近年のペットブームで、空き室対策の一つとしてペット不可だったのを
ペット可にする家主さんが急増しました。
また、物件の大家さんが変わったのを機にペット可になる事も多いです。

そして以前からお住みの入居者さんはこのような勝手な変更に対し、
管理会社・家主側と争えるかというと・・・結構難しいものがあります。

ポイントは　物件を契約するときに受ける重要事項説明の際、
「契約するのはペットが飼えない物件であるからで、将来ペット可に
なる可能性があるなら契約しない」事を立証できるかどうかです。

もし、重要事項説明の際に、家主などから「将来に向かってペット可に
することはありません」などという書面をもらっていればこちらの勝ちですが・・・

実際にこれを立証するにはかなり困難です。
従って管理会社・家主に対し訴えて損害賠償や罰則などを・・・となると
時間とお金がかかるだけ大変です。
物件を紹介された仲介会社さんでも対処しきれない案件でしょう。

しかし、ペット不可からペット可になった後、さらにペット不可になったケース
もよくあります。
おそらく入居者さんからクレームがたくさんはいったのでしょう。
なのでやめさせる事が不可能ではありません。
そこに法的強制力はありませんが家主さんに意見して変えさせることは
不可能ではありません。

なお、いったんペット可と言うことで入居した入居者さんに対し、
ペット飼育をやめさせることは難しいです。
その方はペットを飼えるということが前提で契約しているはずなので・・・。

回答日：

2015/02/04