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仲村渠

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沖縄には独特の苗字や地名が多く残されています。そのため、簡単には読めない地名が多く、旅行中にもついついネットで検索をしている方も多いのではないでしょうか。本日はそのような読めない地名の中でも、「仲村渠(なかんだかり)」をフューチャーします。

仲村渠は二つある!

読み方は同じなのですが、沖縄県内に仲村渠(なかんだかり)という地名は二ヶ所存在します。それは、南城市と久米島町。実はこの仲村渠というのは琉球方言の読み方なんです。仲村渠の渠(だかり)の部分は琉球方言で『集落』を表すことばのようで、他の地域でも東前ん渠(あがりめんだかり)や、新村渠(みんだかり)と、集落を表す場合に使われています。つまり仲村渠は仲村集落という意味のようです。

ニライカナイ橋
仲村渠樋川

仲村渠には樋川がある!

仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)は、南城市玉城仲村渠にあります。沖縄では、台地などからの湧き水を引き、その水を貯める施設が多く残されているのですが、そのような施設を樋川(ひーじゃー)と呼びます。しかし、ここで混同してはいけないのが、那覇市にある樋川という地名の呼び名は「ひがわ」であるということ。このような貯水する施設の場合のみ「ひーじゃー」といいます。この仲村渠樋川は、昔から飲料水、洗濯用水など、日々の生活を支える貯水池として、玉城の方の生活を潤してきました。現在では、国の指定文化財にもなっているんですよ。玉城仲村渠を訪れた際には、ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。

仲村渠さんが中村さんへ

実は人名でもある仲村渠(なかんだかり)。沖縄でも珍しい苗字になっております。このように現在まで、琉球方言の読み方が残っている苗字は珍しく、仲村渠さんの他には東江(あがりえ)さんなどがあります。実際に北中城村にある中村家は、九代目まで仲村渠という苗字だったのですが、十代目から中村に変わっています。その理由としては、沖縄では戦後、本土のとの交流が盛んになるにつれ、本土風の「読み替え」が行なわれました。その結果、多くの仲村渠さんは仲村(もしくは中村)へ姓へ変えたといわれています。現在では、仲村(中村)さんはたくさんいるのにも関わらず、仲村渠さんという方は非常に少なくレアな苗字となっています。

斎場御嶽

【仲村渠のある南城市の住みやすさとは】

仲村渠のある南城市は、神の島である久高島や斎場御嶽(せーふぁうたき)、奥武島などがあり、大変魅力的な名所がたくさんあります。住みやすさとしては、南城市には主に住宅街が広がっており、お買い物施設などは、県道沿いに主に集中しています。お買い物をする際には、自家用車があると便利ですが、県道近くに住まえば、徒歩でのお買い物などもできますよ。南城市には仲村渠の他にも読みにくい地名がありますので、南城市に住んで探してみてはいかがでしょうか。

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