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- 移住を考えたら!古民家を買って夢の田舎暮らしはいかが?
目次
今、古民家が大ヒット中です。
古民家カフェも人気ですが、一番の人気は古民家を購入してリフォーム・リノベーションした後、移住して田舎暮らしをする!というライフスタイルではないでしょうか?
今回は、古民家を購入して移住を考えている方へ「古民家購入の注意点」や「リフォーム・リノベーションにかかる費用」、そして「移住に向けた自治体の取り組み」についてご紹介します。
古民家購入を考えたら…古民家購入のメリット・デメリットとは?
古民家とはどのような家なのでしょうか。
そもそも古民家には明確な定義はありません。
一般的には、昔懐かしい日本の原風景の中に建つ家というイメージではないでしょうか。
古民家は、伝統的な木造建築工法で昭和初期までに建てられている日本家屋を指すそうです。
それでは、古民家購入のメリット、デメリットを確認しましょう。
古民家購入のメリット
①田舎の物件が多いため、土地の価格が安く、建物の価格はほぼ0円
②間取りが広く、部屋も広い
③自然のクーラーで夏場は涼しい
④固定資産税が安い
⑤樹齢が長くて太い木材が使われているものが多く、耐久性が高い
このように、古民家は田舎の代名詞としての家屋といえますね。
また、古民家の購入をお考えの方には移住と同時に、農業にも興味をお持ちの方もいらっしゃると思います。
また、古民家ならではの特徴として「農地付き物件」がある場合があります。
「農地付き物件」とは、農地を所有する物件のことで、各自治体が発行する「農家資格」を取得後、農地付き物件を購入すると農業をすることもできるのです。
もちろん、農業をしない場合には仮登記を行い、権利を保全する必要があります。
古民家購入のデメリット
古民家ですから、古さから来るデメリットはあります。
①新耐震基準を満たしていない物件が多い
②古民家はほとんど木造なので、火災には非常に弱い
③古民家には断熱性がなく、密閉性も弱いので冬場は寒い
④古民家は田舎に多いので、どうしても虫は多くなる
⑤窓が多く出入りしやすいことや、隣近所と離れている場合が多く、防犯面が不安
それでも古民家の魅力に勝るものなし?
古民家の購入は、メリットやデメリットに対してどの点に重きを置くのかによって判断が異なってきます。
このようなデメリットがあっても、
・田舎でのんびり暮らしたい
・自然豊かな土地で子育てをしたい
・農業などをして自然の中で生活したい
など、古民家購入を決断する方にとってはメリットに感じるでしょう。
次は、実際に古民家に住むとなった際に必要になってくるリフォームやリノベーションについてご説明します。
古民家をリフォーム・リノベーションする必要はある?
古民家を購入してもすぐに住むことは、ほとんどできません。
築50年以上経っている家がほとんどだと、リフォームかリノベーションが必要になってきます。
ここでは、リフォームが必要な箇所とリフォーム・リノベーション費用についてご紹介します。
古民家にリフォーム・リノベーションは必要!
たとえば、古民家は免震構造であるといわれていますが、一定の耐震性などの基準を満たしていないことがほとんどです。
そのため、耐震以外にも状況に応じて部分リフォームが必要になります。
老朽化した部分の性能を回復させるリフォーム、そして住まい全体を一新する大規模な工事を行うリノベーションは、古民家で快適に生活していくうえで必要不可欠なものです。
古民家のリフォーム箇所と相場
①耐震工事
先ほども触れたように、古民家の場合は現行の耐震基準を満たしていない物件が多いため、耐震工事が必要になるケースがほとんどです。
工事箇所は、柱・壁・基礎の部分で、費用相場は約50万円からが相場になっています。
②水回り
古民家全体のリフォームをおこなう場合、水回りのリフォームは必須です。
リフォーム箇所はキッチン・トイレ・お風呂などになります。
水回りのリフォームでは、電気工事や配管工事が必要になる場合があります。
・キッチン…約50万円
・トイレ…約10万円(くみ取り便所から水洗トイレへのリフォームは50万円~100万円)
・お風呂…約50万円
以上が費用の相場ですが、設置する設備のグレードによって価格の変動があります。
③断熱性を高める工事
メリットにもあるように、古民家は夏は涼しく過ごしやすいですが、反面冬になると厳しい寒さにさらされます。
古民家を購入した多くの方から、冬の寒さは厳しいという感想があがっているほどです。
冬でも過ごしやすい環境にするために、断熱材を取り入れたリフォームをおこなうのが一般的です。
費用の相場は約50万円からですが、範囲や規模によって左右されます。
④バリアフリー
古民家には、高さのある段差や角度の急な階段などが多いのも特徴です。
古民家を購入して移住を検討される方のなかには、定年退職後の方も多くいらっしゃいます。
老後のことを考えると、バリアフリー性能を意識したリフォームが必要になります。
工事内容は、段差の解消や階段への手すりの設置、もしくは角度の小さい階段への架け替えなどになります。
費用相場は約20万円からですが、ほかのリフォーム同様に規模や状況によって費用は変動します。
古民家のリノベーションの相場
伝統的な日本家屋を残しつつ、生活のしやすさを追求すると大規模なリノベーションも選択肢として挙がってきます。
①耐震補強の相場は、鉄製の器具を使うと坪当たり10万円前後、基礎なども補強すると坪15万円ほどが必要
②屋根が傷んでいて葺き替えが必要な場合、たとえば40坪の古民家をガルバリウム鋼板で葺き替えると100万円近くは必要
③内壁、畳、床材などの解体と改装をする場合、傷み具合によって200~300万円は必要
以上のように、50坪程度の古民家を全面リノベーションする場合、2,000~3,000万円が相場になります。
新築の家を購入する金額に匹敵します。
リフォームには補助金を活用しよう
なかには古民家や空き家のリフォームに補助金を出してくれる自治体があるので、活用しないのはもったいないです。
地方再生のために移住者呼び込みの材料として出しているところもあれば、子育て世帯向けの補助金、古民家や空き家のリフォームを対象とした補助金など、多種多様です。
自治体によって制度の名称や内容に違いがあるので、詳細については自治体またはリフォームを依頼する会社に問い合わせてみると良いでしょう。
田舎暮らしをしたいなら、移住計画を立てよう
都会の喧騒を離れ、自然の中で暮らしていきたいと考える多くの方が移住を検討しています。
一言で移住といっても、ただの引っ越しではなく地域の中に入っていくということになるため、疑問や不安があると思います。
そこで、自治体が実施している移住支援制度についてご紹介します。
各自治体が実施するさまざまな移住支援制度
移住するならぜひ活用していただきたいのが、自治体の移住支援制度です。
移住者希望者向けに仕事に関する支援、就農の紹介や体験農業・体験移住など、移住後の生活のフォローや移住後の生活をイメージできる体験などの支援があります。
また、移住者への住宅購入や引越し代、リフォームに補助金を出すなど、資金面からの支援制度を実施している自治体もあるのです。
次に挙げる内容は、移住支援制度の一例です。
移住に向けて、多くの自治体の情報収集に役立ててください。
①リフォーム代の助成
②就業支援・就農支援・起業支援など
③保育費・耐震工事費の助成
他にも、自治体によってはユニークな支援制度を設けているところもあります。
・引っ越し代の助成
・住宅購入費の助成
・家賃補助、賃貸物件の入居初期費用の助成
・出産祝い金
・高校、大学への通学費の補助
・2年間、お米の支給 など
情報を収集して、支援制度を活用したいですよね。
移住する先に溶け込んで生活していくためにも、自治体の支援制度を活用しましょう。
まとめ
のんびりと風に吹かれながら田舎で暮らすことは、今では若い世代にも人気です。
日本の原風景への憧れだけではなく、「古民家に住みたい」という理想が広がっているのも人気の理由です。
リフォームの相場や移住情報を参考に、古民家の購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
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