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- 土地を購入する際に知っておきたい値引き術とは?
目次
マイホームを建てる際、新築であっても中古であっても土地の購入が必要で、住宅建築全体の費用の中でも大きな割合を土地の代金が占めます。
そこで、土地の購入をお考えの方は、少しでも土地の値引きはできないかと考えますよね。
値引きが可能になったら、その分の費用で欲しかった設備の購入もできるかもしれません。
ここでは、土地を購入する際に知っておきたい「値引き術」をご紹介しますので、土地購入の交渉の際にぜひご活用ください。
土地を購入するときに値引きって可能?そして土地の値引き額ってどのくらい?
そもそも。土地を購入するときに値引きって可能なのでしょうか?
答えは、「土地の値引きは可能」です。
ここで、土地の内容や特徴によっても値引きできる額は大きく異なりますし、一切値引き交渉ができない土地もあるということは押さえておきましょう。
それでは、どの程度の値引きが可能なのかご紹介します。
<土地の値引き額とは?>
実際に値引き交渉をしたときに、どれくらいの値引きが可能なのでしょうか。
それでは、値引き額の相場についてみていきます。
基本的に土地の値引きは、大きい額の値引きはほとんどできません。
一般的な土地の値引き額は、販売価格の1割程度を上限と考えておく必要があります。
たとえば、3千万円の土地でしたら、300万円程度の値引きが可能ということです。
しかし、ほとんどの場合は端数を値引きしてくれることが多いです。
2.760万円だったら、端数の60万円の値引きで土地の代金は2.700万円になるという値引きが一般的です。
そのほかにも、周辺相場を知っておくことも値引き交渉の時に役立ちます。
周辺の相場を知っていたら、相場より高くなっている点を指摘することができますよね。
<値引き交渉しやすい土地ってどんな土地?>
すべての土地で値引き交渉ができるということではありません。
まずは、購入したい土地に対して値引きをしてもらえる可能性があるのか、確認することが大切です。
そのうえで、値引き交渉に入っていきすが、値引き交渉がしやすい土地というものがあるので、ここでご紹介します。
・土地の販売開始から半年以上経っている
・分譲地の売れ残り
・建築条件が外れた土地
建築条件が外れた土地とは、土地を購入した場合に建築業者やハウスメーカーで建築することを条件として売れ残った土地ということです。。
このような土地では、値引き交渉に応じてくれる可能性がありますよ。
土地購入値引きの狙い目?販売開始から時間が経っている土地とは?
販売開始から時間がたっている土地は値引き交渉の狙い目です。
販売開始から時間が経ってもなかなか売れないため、売主も不安になってしまうからです。
また売主が不動産会社だった場合だと、継続的に広告費や販売に向けた人件費などのコストがかかり、売れたとしても利益が目減りすることに繋がるのです。
このような土地ならば早く売却したいと思ってしまいますよね。
そこで、販売開始から時間がたっている土地にはどのようなものがあるのかご紹介します。
<販売開始から時間がたっている土地:分譲地の売れ残り>
宅地分譲の販売では、複数の土地を販売開始することから売主はいくつかの土地が売れるとある程度の利益を得ることになります。
そうなると、売れ残った土地を必死で売り切ろうという気持ちが薄れ、高く売る必要性を感じなくなってしまうのです。
そうなってくると、値引きしてでも売れた方がいいだろうという考えに変わり、子日厚相に応じてくれる可能性が高くなるのです。
また、分譲地は区画整理がされていてマイホームを建築したときに環境整備が行き届いているというメリットもあるので、土地購入をお考えの方は分譲地の売れ残りを購入の対象に考えることは良いと思います
<販売開始から時間がたっている土地:建築条件が消えた土地>
売りに出ている土地の中には、条件がつけられているものも少なくありません。
条件とは、たとえば「この土地には特定のハウスメーカーしか建築してはいけない」といったものです。
このような土地が売れ残り再度売りに出す場合には、条件が変更されたり解除されることがあるのです。
売主や不動産業者が条件をはずしてでも、早く売りたいという思いから販売の対応が変わっていくのです。
条件がなくなった土地は、交渉し値引きできたうえにハウスメーカーに縛られずに建築できるというメリットがありますよ。
土地購入での値引き交渉で失敗しないコツとは?
値引き交渉は、自分の都合だけを押し付けてしまっては相手の気持ちを害してしまいます。
相手の気持ちも考慮しながら交渉していくことが大切です。
それでは、土地購入に向けて値引き交渉をするとき失敗しないコツにどのようなものがあるのかご紹介します。
<相手の思いに寄り添う:多額の値引きは要求しない>
基本的に土地の購入は、販売価格=購入価格ですので値引きというのは「売主の好意」と理解しなければいけません。
相手の好意を無視するような高額の値引き交渉は、最初から受け付けられませんし相手との良い関係を築くことはできません。
どうしても大きな値引きが成立しなければ購入できない土地は、購入希望リストから外さなければいけません。
今一度、マイホーム建築の予算案を見直していく必要がありますよね。
土地の値引き交渉は、相手の好意の範囲内で納得しましょう。
<信用を得て値引き交渉:手付金を準備する>
土地の購入というものは、大きな買い物です。
双方の信頼関係が築けなければ値引きの交渉も、販売の契約も成り立ちません。
そこで、売買契約においてきちんと手付金を収めたうえで契約を交わすとなると、購入の意思が非常に強く伝わるので効果的です。
交渉中に、値引きを必要としない購入希望者が現れたら、もちろん売主はその希望者へ販売してしまうわけですから、購入の意思を伝えることは非常に効果的です。
手付金とは、売買契約の際に買主があらかじめ支払うお金のことで、おおむね売買価格の5%?10%といわれています。
購入が決まり売買契約後引き渡しとなると、この手付金は購入金額の一部に充当されます。
購入しますという意思表示は、売主への信用につながりますよね。
<そのほかにもある!土地購入での値引き交渉で失敗しないコツ>
そもそも、購入の意思表示をしないまま値引きだけを交渉することは相手への印象を悪くしてしまいます。
購入の意思を伝えてから値引きを始めるようにしましょう。
また、土地購入の値引きを要求したうえに、仲介手数料までも値引きしてしまうことは避けた方が良いです。
不動産会社は、土地販売の広告や案内をし、販売した土地の費用から仲介手数料を得ています。
ということは、値引きが成立した段階で仲介手数料は減額になっているのです。
売買契約後も手続きを担ってくれる不動産業者ですから、仲介手数料の値引きは避けた方がいいでしょう。
そして、一番のマナー違反として売主が値引きに応じてくれたにもかかわらず、「やっぱり買いません」とお断りするのはいけません。
最後に、土地の購入は、一生に一度あるかないかの大きな買い物ですよね。
希望の土地を購入するためには、相手のことを見極めながら状況を見て、柔軟に交渉を進めるとよいでしょう。
まとめ
人生の中で土地を購入することは、何度もあるわけではありません。
土地の購入だけではなく、そこから始まる夢がスタートするわけです。
そのための資金の確保も含めて、土地の購入の際値引きに挑戦することは価値があります。
希望の土地を購入できるよう、ご紹介した交渉のコツをご活用ください。
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Writer この記事を書いた人
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