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- 不動産投資リスクを知って対策すると成功につながる!初めての不動産投資!
目次
不動産投資をお考えの方で、まだ不動産投資に踏み出せない理由に、「どのようなリスクがあるのか分からない」や、「リスクは知っているがその対策法を知らない」ということがありませんか?
ここでは、不動産リスクについて知っていただき、そのリスク回避の対策をご紹介します。
ぜひ、不動産投資に踏み出すきっかけとしてご活用ください。
不動産投資リスクにはどのようなものがあるのか知っておこう
不動産投資には「安定した収入が見込める」などのメリットはありますが、不動産投資のリスクを知っておかなければ、不動産投資の成功は難しくなります。
そこで、不動産投資リスクにはどのようなものがあるのかご紹介します。
<不動産投資リスクとは?投資に踏み出せない理由は?>
リスクとは、「運用や取引において、損失が出る可能性」のことです。
投資の世界では、ハイリスクの場合はハイリターンが見込まれ、ローリスクの場合はローリターンになるといわれています。
不動産投資はミドルリスクに対するミドルリターンといわれ、投資に興味があって初めて投資をするという方にはおすすめの投資といえます。
しかし、ミドルリスクとは言えリスクなので、不動産投資を始めようと考えてても、なかなか踏み出せないのです。
たとえば、多くの方が不安に思っている不動産投資リスクとは、「空室」にならないか、ちゃんと「ローン」を支払っていけるのかということです。
不動産投資のリスクについて考えてみましょう。
まず、不動産投資をした場合の収入源の一つとして家賃収入を想定しています。
毎月安定した家賃収入が魅力なのです。
しかしそれは、部屋を借りる借主がいる場合のことです。
空室が続き、家賃収入がなければその状態はリスクそのものです。
また、不動産投資の物件を準備する資金についてもリスクになってしまうこともあります。
それは、ローンを組んで不動産を購入した場合、不動産投資を始める前に借金を持つということになります。
この借金は不動産投資での収入で返済していくわけですから、先ほどのように空室で家賃収入がなければローンの返済もできなくなってしまいます。
それが、不動産投資を考えていても踏み出せない理由となっていますが、リスクはそれだけではありません。
知っておこう!不動産投資の8つのリスク
投資にはリスクがつきものといわれますが、リスクを知ってそれらの対策を講じることができるのであれば、不動産投資に踏み切ることができます。
不動産の管理をおこない、リスクという「敵を知る」ことが、不安を払拭することにつながりますよ。
<8つのリスクについて知ろう>
・リスク1:空室と滞納
空室による家賃収入がゼロになれば、ローンを返済できず大きなリスクとなってしまいます。
物件によっては空室対策をしっかり行う必要があります。
・リスク2:自然災害や事故
物件を管理するうえで、毎年のように発生している自然災害は、いつどこで起こるか分かりません。
自然災害だけでなく、火災などの事故に気を付けていても、もらい事故などもあるのでもしもの時のために備えは必要になります。
・リスク3:老朽化と修繕
建物は年数を重ねると、経年劣化が進みます。
管理を徹底していても、築年数で売却や家賃の金額は下がってしまうため、得られる収入が少なくなってしまいます。
それを避けるために、計画的な修繕が必要になります。
・リスク4:資金流動化(売却しにくい)
家賃収入ではなく、売却の場合「売却しにくい」となってしまうと、いつまで経っても収入が得られません。
売却のしやすさを考え、立地については十分に考慮することです。
・リスク5:金利上昇による支出の悪化
不動産投資を決めた際に、不動産投資ローンを組んで投資用物件を購入する場合が多いです。
金利が上昇すれば支払い額が増えるので、それに伴い収支も悪化するというリスクです。
・リスク6:不動産価格下落
できるだけ長く、収入を得ることができる物件なのかという点は大切な問題です。
賃貸物件の需要が多い地域にある好立地の物件を選ばなければ、不動産価格が下落し売却時も値崩れしてしまう可能性が出てきます。
ここでも、需要のある場所を選ぶうえでの立地は重要ですね。
・リスク7:デフレリスク
デフレリスクとは、お金の価値が上がり、物の値段が下がることです。
デフレになってしまうと、それに伴って不動産価格や家賃も連動して下落してしまう可能性があります。
そうなると、収入が減りローンの返済ができないという可能性が出てきてしまいます。
・リスク8:手続きに時間がかかる
不動産投資は、売却手続きや賃貸借契約手続きなどに時間がかかりがちで、多くの書類が必要になったりということがあります。
売り上げに関して、確定申告もしなければならず、慣れないと大変難しいものです。
不動産投資リスクの対処法は?
これまで、不動産投資リスクをご紹介してきました。
このようなリスクをしっかり対処することで、不動産投資を成功させることにつながります。
<8つのリスクの対処法は?リスクの対策をご紹介>
・リスク1:空室と滞納
物件を管理し、借主を安定して確保するためにはサブリース契約という方法を検討することが対策としてあげられます。
サブリース業者と契約すると、部屋はサブリース業者が借主なので空室の心配はありません。
また、滞納については賃貸契約書を結ぶ際に、保証会社を入れることで万が一滞納が発生しても安心です。
・リスク2:自然災害や事故
保険加入には費用がかかりますが、起こってしまった時のリスクを考えると火災保険や地震保険への加入は必須です。
・リスク3:老朽化に伴う修繕
外壁塗装や設備交換なども、多くのリフォーム補助がありますので、地域の補助制度などをご確認の上、計画的な修繕をおこなっていきましょう。
・リスク4:資金流動化(売却しにくい)・リスク6:不動産価格下落
リスク4とリスク6についての対処法は、やはり不動産投資をおこなう際に選ぶ立地が重要ということです。
物件を探す方は、生活のしやすさを考えて物件を選びます。
そこは交通の便はいいのか、子育てに向いているのか、これから発展していく要素はあるのかなど、多くの可能性を秘めたエリアを選んでいくことが、リスクを避けるうえで大切なことになります。
・リスク5:金利上昇による支出の悪化
金利上昇に伴うリスクは、借り入れ期間を短くすることと、固定金利を選ぶことでリスクを回避することができます。
借り入れの際には、収支シミュレーションをしっかり立てることが大切ですね。
・リスク7:デフレリスク
不動産投資をお考えの方は、もしもの時を考えて自己資金を確保しておくことが大切です。
投資が軌道に乗るまでの間の自己信金投資や、ローン返済ができなくなるなどのもしもの時の備えとしての自己資金の管理は必要です。
・リスク8:信頼できるビジネスパートナーを持つ
不動産投資をおこなうと、そこから発生する収入の管理や税金・売却に伴う契約書の作成など多くの専門的な仕事があります。
そのようなとき、不動産会社や司法書士、税理士といった信頼できるビジネスパートナーを持つと、安心して任せることができます。
また、節税対策の助言ももらえるので不動産投資を長く続けていくうえでビジネスパートナーは大切ですね。
<リスク対処法には他にどのようなことがある?>
対策で一番大切なことは、不動産投資を始めるにあたってしっかりとした収支シミュレーションを立てるということです。
ローンを組むことと関連して、自己資産をどの程度準備できるのかも大切なポイントです。
不動産投資リスクに対抗し失敗しないためにも、事前に準備することも大切ですね。
また、不動産投資の知識不足による失敗の可能性があるのでリスクの内容をじっくりと理解することが重要となります。
<不動産投資は物件選びが重要>
不動産投資の成功はやはり、物件選びになります。
魅力的な物件でなくては入居者は見つかりませんし、売却することもできません。
それでは魅力的な物件とはどういうものなのか。
それは需要のある立地であるか、その地域は今後さらに発展し生活するうえで魅力的な地域なのかという、借主・買い手の目線に立った物件選びが大切になります。
そのことが安定した家賃収入につながり、理想の売却につながるのです。
不動産投資成功に向けて、物件選びに力を入れましょう。
まとめ
不動産投資を始めるとなると、やはり不安になってしまうかもしれません。
しかし、なぜ不安なのかどうして躊躇しているのかを考えていくと対策が見えてきます。
不動産投資リスクについて知り、その対策をおこない、安定した収入が得られる投資を始めてくださいね。
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