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- 輸入住宅とはどんなもの?注目するべきメリットや購入・建築時の注意点を解説
目次
マイホームを購入・建築するとき、憧れの外観や間取りを追究すると輸入住宅に行き着くという方も多いようです。
今回は、理想の家づくりのためにも知っておきたい輸入住宅について取り上げ、「そもそも輸入住宅とはどんなもの?」という素朴な疑問を解決します。
さらに輸入住宅の具体的なメリットや購入・建築する際の注意点も併せてご紹介しますので、マイホーム計画の一環としてぜひ参考にしてみてくださいね。
輸入住宅とはどんなもの?人気の国別スタイルもご紹介!
輸入住宅産業協会によると、輸入住宅は「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」とされています。
ただし輸入住宅には確固とした定義はなく、海外から輸入された資材が大部分を占めている住宅であれば輸入住宅と称される場合もあります。
では上記の説明にある「海外の設計思想」とは、どういったものなのでしょうか?
一般的には高い断熱性や気密性、広い間取り、インテリアや外観デザイン、素材の質感などを重視していることが海外の設計思想とされています。
日本で建築される輸入住宅の資材は、主にアメリカやカナダ、スウェーデンなどから輸入されており、複数の国から輸入された資材を集めて建築する場合もあれば、1軒分のパッケージとして一括輸入して建築する場合もあります。
<輸入住宅で人気を集めるスタイルとは?>
「海外の設計思想」や資材については上記のとおりですが、輸入元となる国によって輸入住宅のスタイルはさまざまなので、ここでは日本で人気を集める輸入住宅のスタイルをいくつかご紹介しましょう。
アーリーアメリカンをベースにした「北米スタイル」
北米スタイルとは、アメリカやカナダといった北米の伝統的なスタイルが息づく住宅様式です。
アーリーアメリカンと呼ばれる素朴で暖かみのある雰囲気は、日本でもとても人気がありますよね。
アメリカ映画に出てくるような切妻屋根や、パイン材を多用したインテリアに憧れを持つ方も多いでしょう。
モダンでウォーム感あふれる「北欧スタイル」
北欧スタイルとはスウェーデンやノルウェー、デンマークなど北欧発の住宅様式です。
厳しい寒さのなかで快適な暮らしを実現するため高断熱・高気密であることが特徴的で、豪雪に備えた急勾配の屋根、天然木の風合いを生かしたインテリア性も北欧らしさのポイントとなっています。
おしゃれなニュアンスの「南欧スタイル」
南欧スタイルとは、とくに女性に人気の高いプロヴァンス風のインテリアやフレンチカントリーを取り入れた住宅様式です。
白い漆喰壁、赤茶色の瓦屋根といった愛らしいスタイルは、雑貨や小物使いで自分らしい世界観を演出する楽しさも与えてくれます。
輸入住宅のメリットは?おしゃれ度・間取り・耐久性に注目!
輸入住宅は、海外の設計思想に基づいた住宅様式が大きな魅力のようですね。
ここでは、さらに具体的に輸入住宅のメリットを挙げてみましょう。
<メリット①おしゃれなデザイン>
輸入住宅でまず目を奪うのが、日本の住宅にはないおしゃれな外観や内装でしょう。
日本の住宅でも洋風のスタイルを取り入れているとはいえ、こだわりのある方にとって、やはり本場のデザインは魅力的に映りますよね。
憧れの映画や絵本の世界をそのままかたちにしたような家づくりをめざすなら、輸入住宅を選ぶことが近道といえるでしょう。
<メリット②ゆとりのある間取り>
コンパクトな間取りが多い日本の住宅に比べ、ゆったりとした間取りが基準となっているのも輸入住宅の大きなメリットです。
広々としたリビングや寝室はもちろんですが、廊下や階段の幅が広いだけでも毎日の暮らしにゆとりが生まれますよね。
長く住み続け、将来、手すりを付けたり車椅子を使ったりすることを考えても輸入住宅を選ぶ価値がありそうです。
<メリット③優れた耐久・耐火・耐震性>
海外の住宅は日本より長く、親子3代以上にわたって住み続けることも多いようです。
家が長持ちする理由としては気候や湿度も関係しますが、住宅に使用されている木材の品質の高さも重要です。
質の高い木材は耐久性や耐火性に優れていることから、長く住み続けることができるというわけですね。
さらに床・壁・屋根が一体となった構造を取り入れることで、地震の多い日本で重要となる耐震性もしっかりカバーしてくれます。
<メリット④高断熱・高気密>
北欧スタイルでご紹介したとおり寒さの厳しい国々の住宅には、外気の影響を受けにくい断熱性や気密性が求められます。
四季のある日本でも一年中、快適に過ごしたいと考えれば、そうした特徴を持つ輸入住宅を選ぶのも良いでしょう。
空気が乾燥している国の輸入住宅であれば、日本の気候に合わせて通気工法や湿気対策を講じると、さらに快適性が高まります。
輸入住宅を購入・建築する際の注意点をチェック!
魅力的なメリットが多い輸入住宅ですが、購入・建築する際に気をつけたいポイントもあります。
ここではいくつか注意点を挙げてみますので、家づくりの検討材料として役立ててみてください。
<注意点①リフォームしにくい>
輸入住宅のメリットとして床・壁・屋根が一体となった構造を挙げましたが、これにより壁を取り払ったり新たに壁を設けたりすることが難しくなります。
また輸入住宅はインチ単位(約120㎝)で設計されているため、半間(約91㎝)を基本としている日本の建材や設備は適合しません。
最近人気のDIYでリフォームをしようと思っても、ホームセンターにあるような汎用品を使って気軽におこなうことができないことも多いため要注意です。
<注意点②メンテナンスが難しい>
マイホームのメンテナンスでは、輸入住宅を手掛ける大工さんがなかなか見つからなかったり修理用の資材が入手困難だったりする場合があります。
輸入住宅を購入・建築する際は、手厚いメンテナンス保証のあるハウスメーカーを選ぶと良いでしょう。
メンテナンスが行き届かないと、いくら耐久性のある輸入住宅であっても長く快適に住み続けられないので、購入前から対策しておくことが大切です。
<注意点③広い土地面積が必要>
輸入住宅は間取りが広いことがメリットである一方、そのぶん広い土地面積を必要とすることが注意ポイントとなります。
十分な土地を所有している場合は問題ありませんが、都心など地価の高いエリアに輸入住宅を建てる場合は広い面積を確保する段階で苦労することもあるでしょう。
また、輸入住宅は海外からの輸送費が掛かることから一般的な日本の住宅より価格が高くなるため、土地代と合わせて高額の予算が必要となります。
<注意点④インテリア費用がかさむ>
憧れの輸入住宅を建てたら、インテリアにもこだわりたくなるものです。
日本規格の家具では、大きさやデザインから家の雰囲気にそぐわないこともあるでしょう。
前述したように輸入住宅にはさまざまなスタイルがあり、それに合わせて輸入家具を選ぶとさらに費用が掛かるので注意しましょう。
まとめ
今回はマイホームを持ちたいとお考えの方に向け、輸入住宅についてご紹介しました。
輸入住宅は、おしゃれな外観や内装だけでなく機能面も充実しており、人気を集めているのも納得です。
自分らしい家づくりをめざす方は、日本の住宅とともに輸入住宅も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
輸入住宅を購入・建築する際の注意点に留意しながら特徴を存分に活かすことで、日本の住宅では難しいこだわりの家が実現できるかもしれませんよ。
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