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- 追い焚き機能付きの賃貸物件はメリット大?デメリットや注意点にも注目
目次
賃貸マンションやアパートでも、お風呂に追い焚き機能が付いた物件を良く見かけるようになりました。
追い焚き機能は「あったらいいな」と思っている方も多い人気の設備ですが、具体的にはどういったメリットがあるのでしょうか?
今回は賃貸物件でスタートする新生活をより快適にしてくれる追い焚き機能について取り上げ、メリットやデメリット、注意点をピックアップしてお伝えします。
賃貸物件選びに役立つ基礎知識として、またご自分のこれからの暮らしに追い焚き機能が必要かどうかの判断材料としても、ぜひ参考にしてみてくださいね。
追い焚き機能付きのメリットとは?毎日のお風呂タイムを快適に
追い焚き機能とは、浴槽に張ったお湯が冷めたとき、そのお湯を温め直して適温をキープできる便利な設備です。
とはいえ追い焚き機能がどんな役割を持ち、どんなメリットがあるのか具体的に把握しているでしょうか?
ここではまず追い焚き機能の役割などにも触れながら、具体的なメリットについて見ていきましょう。
<メリット1.水道代が節約できる>
追い焚き機能が付いていないお風呂ではお湯が冷めてしまったら、熱いお湯を足して適温まで上げたり、お湯をすべて捨てて新しいお湯を張ったりしますよね。
一般家庭のお風呂でも約200Lの容量があるため、光熱費のなかでも安いといわれる水道代も、毎日のようにお湯を入れ換えていると意外に料金がかさんでしまいます。
その点、追い焚き機能があればお湯を入れ換える必要がなく、水道代が大幅に節約できるというわけです。
とくにファミリーでお風呂を使う場合、それぞれのライフスタイルから入浴時間がズレることも多く、たとえ次々に入浴したとしてもお湯がだんだん冷めてしまうことは防げません。
そうした場合も追い焚き機能付きのお風呂であればお湯を温かくキープでき、人によって違う適温に調節することもできます。
<メリット2.自動お湯張り機能が便利>
追い焚き機能のない浴槽ではお風呂のお湯を張っているとき、ついほかのことに気を取られてお湯をあふれさせてしまうことも良くあります。
追い焚き機能付きのお風呂は自動お湯張り機能も備えていることが多いため、そうしたうっかりミスを防げるのもメリットといえるでしょう。
あらかじめ設定したお湯の量に達するとお湯張りを自動でストップするだけでなく、設定した温度で保温したり、予約した時間にお湯を張ってくれる機能もあります。
追い焚き機能が付いていないお風呂では、お湯を止めるタイミングやお風呂に入るタイミングにも注意が必要ですが、追い焚き機能付きであればお湯張りのボタンを押すだけで、いつでも快適なお風呂タイムが楽しめます。
<メリット3. 冬場も快適に長湯ができる>
とくに冬場は長湯で身体を温めたいものですが、追い焚き機能がないとお湯が冷めやすくゆっくりできないこともあります。
この点でも、お湯を適温にキープできる追い焚き機能付きなら、思う存分、長湯で身体を温められます。
寒い季節はもちろんですが、季節を問わず長湯して気持ち良く汗を流したい方、リラックスしたい方にとって追い焚き機能はとても頼れる設備といえるでしょう。
追い焚き機能付きのデメリットとは?家賃や掃除の手間が心配
追い焚き機能付きのお風呂は、上記のようなメリットから賃貸物件でも人気を集めていますがデメリットもあるので確認しておきましょう。
<デメリット1.家賃が高めに設定されている>
お風呂の追い焚き機能は設備投資に費用が掛かり、賃貸物件のなかでも人気が高いことなどから、家賃が高めに設定されるのが大きなデメリットです。
追い焚き機能がどうしても必要と思えれば問題ありませんが「住んでみたら結局あまり使わなかった…」という声もあるので、後悔のないよう賃貸物件に求める条件の優先順位を決めておく必要があります。
<デメリット2.掃除やメンテナンスの手間が掛かる>
追い焚き機能は、浴槽の穴から吸い込んだお湯を風呂釜で温めて再び浴槽へ戻す仕組みです。
そのため追い焚き機能の付いたお風呂は、日々の風呂掃除のほか月に1回程度の風呂釜掃除が必須となります。
風呂釜のお掃除やメンテナンスを怠ると、風呂釜に水垢や皮脂などの汚れがたまり、お湯が濁ったり嫌なにおいがしたり…快適なはずのお風呂が不快な場所になってしまうので注意しましょう。
風呂釜専用の洗浄剤はスーパーマーケットやホームセンターで入手できます。
追い焚き機能付きの賃貸物件を借りる前に確認するべき注意点
具体的なメリット・デメリットを踏まえ、最後に追い焚き機能付きの賃貸物件を契約する前に確認しておきたい注意点を挙げてみましょう。
<注意点1.一人暮らしでは恩恵を受けにくい>
一人暮らしする若い世代の方のなかには、もともと湯船に浸かる習慣のない方も多いでしょう。
「シャワーを浴びられれば十分」という生活スタイルの場合、追い焚き機能付きの物件は家賃が高いだけで恩恵があまりありません。
追い焚き機能にこだわるより、そのぶん家賃を抑えられるほうが有益といえます。
ただし「毎日のお風呂が何より楽しみ!」というような生活スタイルなら、追い焚き機能はとても役立ちます。
一人暮らしではあまり活躍しにくいとはいえ、自分の好みに合わせて追い焚き機能の要・不要を見極めましょう。
<注意点2.使用できない入浴剤がある>
追い焚き機能付きのお風呂では、使えない入浴剤があることも知っておきたい注意点です。
前述したとおり、追い焚き機能では浴槽のお湯を吸い込んで風呂釜で沸かし直すことから、入浴剤の成分によっては配管や風呂釜を劣化させてしまうことがあります。
たとえば酸性の入浴剤や硫黄が入っているもの、バスソルトなどは金属を腐食させる可能性があります。
また無機系酸化チタンが含まれているにごり湯系の入浴剤は、その成分が研磨材となって給湯器内部にダメージを与えることがあります。
追い焚き機能付きの賃貸物件に入居したら給湯器の使用上の注意を確認し、そうしたリスクのある入浴剤は使わないよう注意しましょう。
<注意点3.雑菌が繁殖しやすい>
追い焚き機能の使い方として、1度使ったお湯を翌日に沸かし直して入ろうと考える方もいるでしょう。
水道代の節約を考えれば名案のように思えますが、お湯を使い回すことは衛生的におすすめできません。
冷めたお湯を一晩放置すると雑菌が一気に増え、清潔を保つためのお風呂自体が衛生的ではなくなってしまうので要注意です。
そうした理由から一人暮らしであっても毎日、お風呂のお湯を入れ換える必要があり、メリットで挙げている水道代も、使い方によってはあまり変わらなくなってしまう恐れがあります。
追い焚き機能付きの賃貸物件を契約する前に、自らのお風呂の使い方を見直すなどしてしっかり検討してみましょう。
まとめ
賃貸物件でも人気の設備としてアピールポイントとなっている追い焚き機能には、たくさんのメリットがありますが、家賃が高めになったり掃除に手間が掛かるといったデメリットもあります。
一人暮らしではあまり活躍しない場合もある一方、ファミリーでの暮らしには無くてはなない便利な設備ともいえます。
これから賃貸物件を探そうとお考えの方は、生活スタイルに合わせて必要か不要か、考えてみると良いでしょう。
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