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築年数による物件選び!新築・築浅・築古それぞれのメリット・デメリットは?

いえらぶコラム編集部

築年数による物件選び!新築・築浅・築古それぞれのメリット・デメリットは?

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マンションをはじめとする物件選びでは、間取りや立地とともに築年数も注目すべきポイントです。

今回は物件選びの基礎知識として、新築・築浅・築古それぞれの定義や特徴、メリット・デメリットをご紹介します。

新築にこだわりのある方も、場合によっては築浅や築古の物件のほうが生活スタイルに向いている場合もあるのでぜひ参考にしてみてください。

新築の定義やメリット・デメリットとは?

新築物件の広告表示では「築1年未満でまだ誰も住んでいないこと」が新築物件の定義とされています。

短期間でも入居歴があれば築1年未満でも新築物件ではなく、築浅物件ということになります。

また入居歴がなくても築1年以上を経過していれば、同じく築浅物件と表記しなくてはなりません。

ここではそうした定義を前提に、新築物件のメリット・デメリットを見ていきましょう。

新築の定義やメリット・デメリットとは?

<新築物件のメリット>

新築物件の大きなメリットとしては、最新設備やセキュリティの充実、さらに外装・内装などがきれいなことが挙げられます。

誰も住んだことのない新築物件に住むのは、やはり気持ち良いものですよね。

しかもお風呂やキッチン、トイレなどの設備が最新であれば使い勝手や住み心地の良さも格段にアップします。

セキュリティ面でも、オートロックやモニター付きインターフォン、防犯カメラなど入居者からの要望の多い最新設備を取り入れている新築物件であれば、女性も安心して暮らせるでしょう。

さらに新築物件では間取りについても今のニーズに合わせて工夫されていることも多く、ゆったりと住みやすく仕上げられていることも魅力といえます。

<新築物件のデメリット>

メリットが多く人気も高い新築物件ですが、知っておくべきデメリットもいくつかあります。

その筆頭に挙げられるのが、同等の間取りや立地の築浅・築古物件に比べて家賃が割高であるということです。

家賃が高いと毎月の負担が大きくなるだけでなく、賃貸契約の際に必要となる初期費用も増えてしまうので要注意です。

また新築の場合、物件が完成する前に入居募集が開始されるため、実際の部屋を内見できないまま契約しなければならないことも珍しくありません。

さらに築浅・築古物件であれば、どんな住人が暮らしているかあらかじめ確認することが可能ですが、新築物件ではほとんどすべての住人が同時期に入居するため、入居するまで雰囲気がわからないこともデメリットの1つでしょう。

築浅のメリット・注意点や新築との違いは?

新築物件には前述のような定義がありますが、築浅物件についてはどうでしょうか?

築浅物件とは大まかに「築年数が浅い物件」と解釈できますが、広告表示上でも築何年までが築浅物件であるといった明確な定義はありません。

そのため築浅物件の築年数は、それぞれの物件を扱う不動産会社によってまちまちで、場合によっては築10年までを築浅と表示している不動産会社もあります。

ただし築浅とされる物件の平均的な認識としては概ね築5年以内を指すことが多いので、ここでも主に築5年以内を基準としながら築浅物件のメリットや選ぶ際の注意点をまとめてみます。

築浅のメリット・注意点や新築との違いは?

<築浅物件のメリット>

物件選びで築浅を選ぶメリットとしては、先にご紹介した新築物件と比べて家賃が抑えられることが大きいでしょう。

まだ誰も入居したことのない新築物件は人気が高く家賃も割高になりがちですが、築年数を経ることによってだんだん家賃は下がってくる傾向にあります。

そのため築浅物件であれば新築とあまり変わらない設備やセキュリティを備えていながら、新築物件より家賃を抑えられる可能性があるわけです。

そうしたことから「設備や外観はきれいなほうが良いが、家賃はできるだけ抑えたい…」というバランス感覚をお持ちの方は、新築物件より築浅物件に絞って物件選びするのがおすすめといえます。

<築浅物件を選ぶ際の注意点>

築浅物件には明確な定義がないとお伝えしましたが、そのため築浅物件は新築物件に比べ選択肢が多いのが特徴です。

たとえば築1年の築浅物件もあれば築5年から10年の築浅物件もあるので、設備やセキュリティについても物件ごとに差が出てきます。

選択肢の多い築浅物件では新築と変わらない掘り出し物件に出会うこともありますが、その逆に想像より古びた物件に出会うこともあるので注意しましょう。

物件選びの際には不動産会社で築浅として紹介される物件でも実際の築年数に目を向け、あらかじめこだわりのある設備の優先順位を決めて内見時にしっかり確認するなどの対策が必要です。

築古ならではのメリット・デメリットとは?

新築・築浅物件について見てきましたが、ここでは築年数による物件選びとして築古物件にも注目してみましょう。

築古物件とは「築年数を重ねた物件全般」のことを指しますが、ここでは築20年から30年といった物件について取り上げ、そうした物件を選ぶメリット・デメリットを挙げてみます。

新築や築浅物件にはないメリットもあるので、ご興味のある方は物件選びの前にチェックしてみてください。

築古ならではのメリット・デメリットとは?

<築古物件のメリット>

築20年から30年以上といった築古物件は「古くて住みたくない!」という方もいるようですが、実はメリットも多いので挙げてみましょう。

まず築年数を重ねている物件は、内装や間取りなどが大幅にリノベーションされていたり、今どきのスタイルにリフォームされていたりすることがあるのがメリットの1つです。

外観は古びていても内装や設備が最新であれば住み心地は新築や築浅と変わらず、しかも築古ということから家賃は割安というのも高ポイントですよね。

若い人のなかには、あえてレトロな雰囲気を求めて築古を狙って物件選びしている方もいるようです。

最近はDIYブームも手伝って、自由にセルフリフォームOKという築古物件も人気を集めています。

壁紙を張り替えるなど簡単なDIYはもちろん、畳をフローリングにするなどリフォームの自由度が高い物件もあるので、自分好みの部屋を作り上げたいという方は築古物件が狙い目かもしれません。

<築古物件のデメリット>

築30年以上の物件の大きなデメリット、または注意すべき点として挙げられるのが耐震性能の問題です。

1981年に改正された建築基準法では新耐震基準が設けられており、震度6以上の大規模地震でも建物が倒壊しないことを条件としています。

これに対し1981年以前の旧耐震基準に沿って建てられた築古物件は、震度5強程度の揺れで倒壊しないことを条件としているため、震度6以上の地震対策が十分ではない可能性があります。

ただし築30年以上の築古物件でも耐震検査を経て補強工事をおこなっているものもあるので、心配があれば物件選びの際に問い合わせてみましょう。

そのほか「建て付けが悪く冬はすきま風が入って寒い」「害虫が侵入しやすい」といった点も、築古物件にありがちなデメリットといえます。

まとめ

今回は築年数による物件選びについて特集し、新築・築浅・築古それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介しました。

やはりまだ誰も住んだことのない新築物件は人気が高い傾向にありますが、家賃の安さや部屋の広さ、生活スタイルなど優先すべき事柄は人それぞれです。

築浅や築古物件の特徴などを知っておけば、より多くの選択肢のなかから自分にぴったりの物件が見つけられるのではないでしょうか?

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さらに知ってお得!?お引越しマニュアルも掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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