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- 不動産売却を成功させるには?不動産会社の選び方と注意点はこれだ!
目次
不動産売却をしたいと考えたときに、最初に悩むのは、どこの不動産会社に頼むかということではないでしょうか。
不動産会社は多くあり、一見違いがよくわからない方もいるかもしれませんが、不動産会社によっては売却額が数百万変わってくることもあります。
今回は、不動産売却を成功させるために、不動産会社の選び方と注意点についてご紹介します。
不動産売却を成功させるには?不動産会社選びが鍵!
不動産売却を成功させるためにはなにが重要なのか、そして売却するにあたって知っておきたい前提知識を解説します。
不動産売却を成功させるためには
不動産売却を成功させるために、最も重要なのは「不動産会社選び」だと言っても過言ではありません。
不動産会社の仕事としては、買い手探しだけでなく、売り出し価格の設定、購入価格の交渉、契約時の手続きなどがあり、不動産売却をするにあたっての重要事項はすべて不動産会社が担っています。
そのため、不動産会社によっては、売却額が数百万円単位で変わってくることもあります。
「どこに頼んでも同じ」とは思わず、業者の特徴や強み、売却したい物件との相性などを十分に理解したうえで、依頼するようにしましょう。
不動産売却の流れ
不動産を売却するにあたっての流れは、だいたい以下のようになります。
①不動産会社に査定依頼(自らも査定額をイメージしておく)
②不動産会社を決定し、契約締結
③不動産を売り出し、買い手探し
④売却交渉・契約・引き渡し
この①~④までの一連の流れでだいたい6か月はかかります。
ただ、不動産会社によっては、とくに③をスムーズに進めることができ、早く買い手を見つけることができる場合もあります。
不動産会社をしっかりと見極め、スムーズに不動産売却を進め成功させましょう。
譲渡所得税とは
売却時に知っておきたい知識として、譲渡所得税があります。
不動産売却時には、譲渡所得税がかかってきますが、所有してから5年以内であれば「短期譲渡所得」になり、高い税率がかかってきます。
一方で、所有してから5年以上経過していれば、「長期譲渡所得」になるため、短期に比べると税率は低くなります。
売却を考えるときは、所有期間も考えておくと、節税することができます。
不動産売却をする不動産会社の選び方
不動産売却をするときに失敗しない不動産会社の選び方についてご紹介します。
大手か、地元密着型か
まず、不動産会社を選ぶときに、大手企業or地元密着型の中小企業にするのかは、悩まれるポイントでしょう。
大手のメリット・デメリット
〇経営基盤がしっかりしているため、社会的信頼度が高い
〇大型マンションや不動産業界全体の情報に詳しい場合がある
×特定の土地情報には詳しくないことも
×スタッフの入れ替わりが定期的にある場合もある
地元密着型のメリット・デメリット
〇不動産だけでなく、地域事情に詳しい
〇地元密着ならではのネットワークを駆使して、買い手探しをしてもらえる
×対応エリアが狭い
×抱えている顧客は大手よりは少ない
大手と地元密着型それぞれにメリットもデメリットもありますが、地元密着型の企業は、その地域での不動産売買に関する長年の情報を持っているケースが多いです。
所有する物件の特徴に合わせて、大手と地元密着型のどちらに依頼するかを決めてもよいでしょう。
複数の不動産会社に査定依頼をして比べる
実際に不動産会社に相談をしたり、査定依頼を出してみたりすることで、その対応を確認することも方法の一つです。
不動産会社によって、査定をするにあたって定めている基準や得意なジャンルなどが違います。
そこで、さまざまなタイプの不動産会社に依頼をすることで、その対応や査定額の違いを比較し、選ぶのもよいでしょう。
ただし、一番高い査定額のところにやみくもに飛びつくことにも注意が必要です。
契約がほしいがために実際に高めの査定額を出す業者もいます。
査定額が高い不動産会社があれば、なぜ他の会社の査定額よりも高いのか、論理的で納得できる理由を聞いてみましょう。
一括査定サービスを使う
一つひとつ電話などで問合せをすることも重要な選び方ではありますが、より効率的に進めるためには、一括査定サービスを利用するとよいでしょう。
WEBで依頼することができる一括査定サービスは、WEB上で数分の登録をおこなうだけで、希望する複数の不動産会社から査定額の結果を聞くことができます。
いえらぶでも一括査定サービスをおこなっています。
無料で、12,000社を超える企業とつながるサービスで、最大6社まで一括査定を依頼することができます。
不動産売却するにあたって忙しく時間のないときに、是非効率良く一括査定サービスを使ってみてくださいね。
不動産売却をするにあたって不動産会社を選ぶ注意点
不動産売却をするときや不動産会社を選ぶときに、どのような注意点があるのでしょうか。
中途解約はできない
まず、不動産売却に関する媒介契約を結んだ場合、中途解約をすることはできないことに注意が必要です。
媒介契約の契約期間は3か月となっています。
もし不動産が売れない場合は3か月で更新になるため、契約を解約する場合はそのタイミングを狙いましょう。
動き出しは早めに
売却をしようと動いてから成立するまで、物件によりけりではあるものの、平均して6か月ほどはかかります。
まずは早めに動き出す必要があるため、一括査定サービスなどを使って速やかに査定を出しましょう。
専任媒介契約しか提案しない業者は要注意
不動産売却を依頼するための媒介契約は、全部で3種類あります。
①一般媒介契約:複数と並行して契約可能。契約期間は無期限。
②専属専任媒介契約:一社との契約。1週間に1回以上の報告。契約期間は3か月。
③専任媒介契約:一社との契約。2週間に1回以上の報告。契約期間は3か月。
この場合、②の専属専任媒介契約が、より1社に自分の物件のために動いてもらうようなイメージです。
不動産会社としては、③専任媒介契約だと買い手・売り手ともに仲介することで「両手取り」といって両社から不動産仲介手数料をもらうことができるため、勧めてくる場合があります。
ただ、人気のある物件であれば、専任媒介契約でなく一般契約でも買い手を探し出すことができますし、複数の不動産会社を競わせた方が不動産買取価格を高く設定してもらえます。
自社の利益になる③の専任媒介契約ばかり勧めてくる不動産会社は注意が必要です。
囲い込みをしない
悪徳な不動産会社によっては、他の不動産会社が仲介する買主からの申し出をあえて伝えずシャットダウンすることもあり、これを囲い込みといいます。
他の不動産会社の仲介によって買主とつなげてしまい、契約されてしまうと、もともと依頼をしていた不動産会社の不動産手数料が減ってしまうからです。
囲い込みをしているかは、たとえばそもそも国土交通省の不動産売買サイト「レインズ」に登録していない、登録していたとしても「交渉中」などステータスをごまかしている、内覧の申込がやたらと少ない、などにより判断することができます。
査定の根拠を説明できる
査定をしたものの、媒介契約をしてほしいがために査定額を高くいう業者もいます。
査定の根拠をしっかりと説明できるかどうかも、注意が必要なポイントです。
まとめ
以上、不動産を売却するときの、不動産会社の失敗しない選び方や注意点についてご紹介しました。
一番のポイントは、最初から一社と決めつけないで、大手・地元密着型問わずさまざまな企業に査定をお願いすることです。
査定額や、その返答のリアクションなどにより、信頼できる業者かどうかを見極めてくださいね。
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Writer この記事を書いた人
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