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- 狭い部屋を快適にするアイディア・コツとは?おうち時間の充実を
目次
新型コロナウイルスの感染拡大によりおうちで過ごす時間がぐんと長くなり、家での時間を少しでも快適に過ごしたいと思われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、部屋が狭いとなかなか難しいと感じられるかもしれません。
今回は、狭い部屋でも快適に過ごすためのコツやアイディアをご紹介します。
狭い部屋でも快適に過ごしたい人が増えている
昨今のステイホームの要請、在宅ワークの普及などから、家で過ごす時間が格段に増えています。
また、家で過ごす時間が増えると、やはりお家時間をより快適に過ごしたいと考えている人も増加しています。
「コロナ禍における“住まい選び”に関する意識調査」(株式会社すむたす)によると、下記のように調査結果が出ています。
・新型コロナの影響で住まいに関する考え方に変化があった人:28.7%
・テレワーク経験者のなかで、新型コロナの影響で住まいに関する考え方に変化があった人:48.0%
・新型コロナによって考え方に影響があった人のうち、住まい選びで重要視するもの:1位周辺環境(64.9%)、2位間取り(50.0%)、3位広さ(38.5%)
このアンケート結果からも、新型コロナにより、テレワーク経験者を中心に住まいに関する考え方の変化があった人が多いことが伺えます。
また、考え方が変わった人以外のアンケート結果に比べて、住まい選びで「広さ」を重視する傾向が強くなっています。
これは、部屋が狭い環境をより改善したいと考えている人の多さを表しているとも言えます。
このように、昨今のステイホームや在宅ワークの増加により、住まいに関する考え方に変化があり、「狭い部屋でも快適に過ごしたい」と考えている人が増えていることが分かります。
狭い部屋で快適に過ごすために生活動線の流れを把握しよう
狭い部屋でも快適に過ごすために、まず把握しておきたいのが生活動線です。
生活動線とは、人が家の中で生活するにあたっての動きの流れと生活するに必要な「幅」のことです。
たとえば、いくら広い部屋でも大きな家具が敷き詰められていて、物も多く、生活動線を確保できていなければ、動きづらく快適ではない部屋と言えます。
以下、狭い部屋でも生活しやすい流れを作るコツをご紹介します。
<生活動線をチェックしたいのはリビング・ダイニング>
まず、狭い部屋でも快適に過ごすために生活動線をチェックしたいのは、最も滞在時間が長く、動きのあるリビング・ダイニングです。
リビングでは大型インテリアや家具を配置することが多いと思いますが、生活の中心であり最もくつろぐ場所であるので、動きの流れをチェックし生活動線を確保しましょう。
また、ダイニングでチェックしたいのは、ダイニングチェアの出し入れのしやすさ、キッチンでの作業のしやすさです。
いずれも、部屋の広さと生活動線を確認したうえで、家具を購入したり配置を決定したりすれば良いでしょう。
<リビング・ダイニングの生活動線>
具体的に、以下の生活動線をもとに計算することをオススメします。
・1人が通るために必要な幅:60cm以上
・ソファからTVまでの距離:画面の高さの3倍以上
・ソファとローテブルの距離:30cm以上
・ダイニングテーブルと椅子に腰掛ける距離:60cm以上
※なお、椅子はチェアタイプよりもベンチタイプの方が狭い生活動線で済みます。
狭い部屋を快適にするアイディア
狭い部屋でも快適に過ごすためには、さまざまなコツ・アイディアがあります。
以下、狭い部屋を快適にするためのアイディアをご紹介します。
<部屋のテーマやカラーを決める>
狭い部屋だとしても、テーマやカラーが統一されているとまとまった印象を与えます。
たとえば、シンプルな部屋やモダンな部屋、カントリーな部屋など、好きなテーマを決めたうえで壁紙や家具などを決めると、統一感のある部屋になります。
また、そのテーマにあわせてカラーパレットも決めると、さらにスッキリした印象を与えます。
カラーパレットとしては、メインの色が3,4色あれば十分です。
とくに壁紙は部屋の印象を決める大切な色なので、慎重に決めましょう。
なかでも、白は部屋を広く感じさせる効果があるので、狭い部屋の人にオススメのカラーです。
<余白を意識する>
ディスプレイなどをする際は、おしゃれなものをただたくさん飾るだけでは、ごちゃごちゃした息苦しい印象を与えてしまうこともあります。
飾るものを厳選して、余白を意識してディスプレイすることでメリハリがつき、飾っているものをより際立たせます。
ものが多い場合は、収納するか、断捨離などをし減らしてみるのもよいかもしれません。
<目的別のスペースを作る>
部屋が狭くても、用途に合わせた必要なスペースを作ることで、メリハリがついた部屋になります。
・リビングにはビーズクッションやリラックスチェア
たとえ1ルームの家であっても、ちょっとしたリビングのスペースを作ることは可能です。
大きなソファは置けなくても、ビーズクッションや1人用のリラックスチェアを置くことでくつろぎスペースができます。
・リビングにユニット畳やラグを置く
畳が好きで、座ってくつろぎたいという人はユニット畳を敷くのもオススメです。
リビング空間をより際立たせることができます。
また、インパクトのあるラグを置くことで、リビングのくつろぎ空間を他のスペースと切り分けることもできます。
・リビングとベッドの間を布で仕切る
就寝するベッドとくつろぐリビングのスペースを分けたい場合、おしゃれな布を天井から垂らし仕切ると一気に雰囲気が変わります。
ソファを置く余裕がある人は、1ルームであってもベッドの隣にソファを置くことで部屋は仕切られます。
もしくは、シェルフやカラーボックスなどを置くことでベッドとリビングを仕切り、1ルームであっても2ルームのような印象を与えるレイアウトにすることも可能です。
・奥行きの狭い机を置きオフィススペースを
家で仕事をしたりパソコンで作業をする場合は、奥行きの狭い机と椅子を置くだけでも、部屋の雰囲気が変わることはもちろん、作業効率も格別にあがります。
部屋の広さに見合った机を探せば、おうちでのオフィススペースも確保できます。
<家具を工夫する>
狭い部屋を快適に過ごすために欠かせないのが、家具の工夫です。
小さめの家具を選ぶだけでなく、その形状や機能面も意識することが大切です。
・テレビは壁掛けがプロジェクター
テレビはテレビ台を置くとなかなか幅をとるものです。
テレビを壁掛けにすることで、テレビ台の幅を浮かすことができます。
そもそもテレビをあまり見ないという人は、テレビを置かず、必要なときはプロジェクターやPCなどで閲覧する、という手もあります。
・テーブルは透明のガラスだと圧迫感がない
ダイニングテーブルやローテーブルは、透明のガラスだと良い意味で存在感がなく、広さを感じられます。
・ベッドは収納できるものなど用途にあったものを
狭い部屋をより快適に過ごすために、たとえば収納スペースを少しでも作りたいという人は、ベッド下収納が可能なベッドを選ぶと良いでしょう。
ベッド下収納を有効に使うことで、タンスを使わず、その分のスペースを浮かせることもできます。
また、空間を節約したい場合はロフトベッドを活用し、下にソファや机を置くなどの工夫もできます。
もしくは、ベッドとソファを兼ねて、ローベッドにするというアイディアもあります。
まとめ
以上、狭い部屋でも快適に過ごせるアイディアについてご紹介しました。
おうち時間が増えたことにより、狭い部屋でも快適にリラックスして過ごしたいと考えている人が増えています。
ご紹介したアイディアをもとに、実践できることからぜひ試してみてくださいね。
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ぜひチェックしてみてくださいね。
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