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- 中古マンションの買いどきはいつ?中古マンションを購入するならメリットとデメリットを知っておこう!
目次
結婚したり家族が増えたりなど、人生の節目でマイホームの購入を検討される方も多いでしょう。
そんなときに候補にあがるのが、比較的立地がよく利便性が高いマンションではないでしょうか?
しかしながら、新築マンションを購入するには大きな費用を用意しなければなりません。
そこで、近年需要が高まっているのが中古マンションです。
この記事では中古マンションを購入するメリット・デメリット、中古マンションの買いどきや購入すべき中古マンションの特徴をご紹介します。
中古マンションを購入するメリット・デメリット
ここでは中古マンションを購入する際に、どのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
<中古マンションはなぜ人気?>
「中古物件」と聞くと、抵抗感があったりマイナスなイメージを持っていたりする方もいるでしょう。
しかしながら最近では、中古マンションの需要が高まり市場が活発になっています。
その原因の一つとしてあげられるのは、2019年の消費税増税です。
消費税の負担が増えたことにより、それまで住宅ローンの返済に充てられた金額を減らす必要がありました。
また、現在「超低金利時代」といわれるほど住宅ローンの金利は低く、これ以上金利が下がることはないと予想されています。
そのため金利の負担軽減の見込みがないなか、消費税増税で家計の負担が増加しているので住宅ローンの借入額も抑えなければなりません。
このような要因から、比較的購入しやすい中古マンションの需要は高まっています。
<中古マンションのメリット>
価格が安い
中古マンションのメリットといえば、やはり新築マンションよりも価格が安いことがあげられます。
不動産は一度でも入居すると中古物件として扱われ、取引価格が下がるのが特徴です。
自分好みにリフォームできる
購入費用を抑えられる分、リフォームやリノベーションにお金をかけられることもメリットと言えます。
最近では中古物件を購入し、ライフスタイルに合わせてDIYをする方も増えています。
間取りを変更したりオープンキッチンにしたりと、こだわりの住環境が作れるのも魅力です。
マンションの状態を確認できる
中古マンションであれば、マンションの管理状況や近隣住民の様子を実際に確認できます。
「騒音がないか」「駅までの道はどうか」など生活の満足度に関係する項目を確認できるので、住んだあとをイメージしやすく、理想に近いマンションを見つけられるでしょう。
<中古マンションのデメリット>
修繕費がかかる
中古マンションは当然、新築よりも設備や建物が古くなります。
そのため、古い部分を修繕したり交換したりと、何かと費用がかかることも。
せっかく安く手に入っても購入後に修繕費用がかかってしまい、結局「安い」という中古マンションのメリットを受けられない場合があります。
仲介手数料がかかる
中古マンションを購入するデメリットとしては、不動産会社に支払う仲介手数料が発生することでしょう。
仲介手数料は法律により、「物件価格×3%+6万円×消費税」が上限と定められています。
もし購入する中古マンションが3,000万円なら、約100万円が仲介手数料の上限額です。
しかし、あくまでも不動産会社は上限額までを請求できるという決まりなので、仲介手数料を無料にしているところもあります。
少しでも購入費用を抑えたい場合は、仲介手数料が無料の不動産会社を選ぶとよいでしょう。
中古マンションの買いどきはいつなのか?
中古マンションといえども、やはり購入するためにはそれなりに大きな費用が必要です。
そのため、少しでも購入にベストなタイミングを知っておきましょう。
<低金利のとき>
中古マンションの買いどきとして、低金利のときがあげられます。
金利が低いと住宅ローンの借入額にも余裕ができ、中古マンションの購入のハードルが下がるでしょう。
そのようなことを踏まえると、現在は歴史的な低金利が続いているので中古マンションの買いどきと言えます。
<築15年のとき>
中古マンションの買いどきを考えるなら、購入する中古マンションの築年数にも注目してみましょう。
一般的に、アパートやマンションは築年数が経つにつれて価値が下がります。
築10年を超えると購入価格の半分まで価格が下がり、法定耐用年数を過ぎると建物の価値はゼロです。
>>家にも寿命がある!寿命を伸ばすためにできることと中古物件の注意点
しかし築20年と築30年の間は価格の下落が緩やかになり、築20年あたりを過ぎるとマンション価格の下げ止まりが発生します。
そのため、築20年以上の中古マンションが買いどきと言われます。
しかし、築20年の中古マンションに数十年住むとなると築30年以上になり、もし売却することになっても買い手がつかないという事態も考えられます。
そこで、築15年以上を目安に中古マンションを探すと、築20年以上のときよりもマンションの選択肢が増えるのでおすすめですよ。
<大規模修繕を終えたとき>
マンションは定期的な点検と修繕のほかに、数十年に一度大規模な修繕がおこなわれます。
大規模修繕では外壁を塗りなおしたり防水工事をおこなったりするので、必要な費用も期間も長くなります。
そんな大規模修繕を終えたあとはマンションの状態もよく、快適に暮らせる可能性が高いです。
中古マンションの状態が気になるという方は、大規模修繕を終えたばかりのマンションを探すとよいでしょう。
中古マンションを購入するならここをチェック!
中古マンションを購入する際には、やはり少しでも綺麗で長く住めるマンションを見つけたいですよね。
最後に 、中古マンションを購入する際にチェックしたいポイントについてご紹介します。
<外壁にヒビが入っていないか>
中古マンションは、購入後に自分では変えられない部分を注意して確認しましょう。
マンションの外壁などは、とくに個人では修理できない部分です。
放っておくとそこから雨風が入り、内部構造を痛めてしまうのでマンションの寿命に影響します。
中古マンションの内覧時などは、室内だけではなく外観にも目を向けましょう。
<マンションの管理状況はどうか>
マンションのエントランスやゴミ捨て場など、共有スペースとなっている場所を確認してみてください。
「共有スペースがきちんと清掃されているか」「共用設備に問題はないか」をチェックすることで、そのマンションの管理会社がきちんと管理しているかどうかがわかります。
マンションの寿命は、定期的な点検や適切な管理に影響されます。
マンションの管理状況によって、将来どれくらい住めるのか予想できるでしょう。
<耐震性があるかどうか>
地震が多い日本において、住まいの耐久性は重視すべきポイントです。
そのため中古マンションを探す際には、新耐震基準が適用されているものを選ぶようにしましょう。
1981年6月1日以降のマンションは新耐震基準で建てられており、建築確認済証の交付日で判断が可能です。
不動産会社に問い合わせる際には、耐震性について不明な点も聞くようにしましょう。
>>マンションの耐震基準を知っておこう!マンションを購入するなら気になる耐震性について
まとめ
今回は、中古マンションの買いどきや中古マンションのメリット・デメリットについてご紹介しました。
「中古」と言っても状態のよいマンションが多く、新築と比べてお得な場合もあります。
今回ご紹介した中古マンションの選び方を参考に、素敵なマンションをお選びください。
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さらに知ってお得!?お引越しマニュアルも掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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Writer この記事を書いた人
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