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- マンションの価格が高い理由はなに?マンション購入のタイミングはいつがいいのか
目次
現在マンションの価格は上昇しており、新築だけでなく中古マンションも価格が高騰しています。
マンションの購入を考えている方にとっては、なるべく安い価格のときに購入したいですよね。
また、売却を考えている方も今後マンションの価格がどうなるのか気になるでしょう。
そこで、今回はマンションの価格が高い理由とマンション購入で失敗するケース、購入の最適なタイミングについてご説明します。
マンションの価格はどうして高い?
首都圏を中心にマンションの価格は上昇傾向にあり、今やバブル期に迫る水準となっています。
では、どうしてマンションの価格は高いのでしょうか?
<金融緩和>
マンション価格が高い理由の1つに、金融緩和が挙げられます。
2013年に日本銀行が金融緩和をおこなって以来、住宅ローンの金利が低下し、より多くの方がローンを組めるようになりました。
その結果、これまでよりマンション購入のチャンスが広がり、また、マンションの需要も高まったので価格を下げる必要がなくなったのです。
<建築コストと地価の高騰>
建築費や人件費も過去10年で比べると、上昇しています。
オリンピックに向けた建設ラッシュや建築業界の人手不足などによって、建築コストが上がりマンションの価格に影響しています。
さらに、近年外国人観光客の増加や不動産投資の需要が高まっていたことから、土地の価格の指標になる公示地価も上昇しており、マンションを建設するための土地も値段が上がっていたのです。
<需要の増加>
アパートや戸建てと比較すると、マンションは駅から近い距離に建てられることが多く、生活するうえで利便性が高いです。
そのため、マンションの需要が高まり販売価格も比例していきました。
また、高級マンションと言われるようなマンションは他の不動産物件と比べて、豪華なエントランスがあったりコンシェルジュが駐在していたり、セキュリティ対策がしっかりしているなど、サービスが充実しています。
こういったマンションに住みたい富裕層も増加しているので、価格が高いマンションの建設も増えているのです。
<今後のマンション価格はどうなる?>
2020年から続いているコロナウィルスの影響で、マンション価格の動向にも注目が集まっています。
今後の動きとしては、これまで上昇していた価格は一時的に停滞する可能性があるでしょう。
コロナウィルスの影響で購入者が減り、マンションの需要が一時的に下がることが予想されるからです。
しかし、コロナ禍で在宅ワークの普及や家にいる時間が増えたことから、快適な住まいに対する意識が高まり、マンションの需要も回復するでしょう。
マンション購入で後悔した理由と対策
ここからは、マンション購入で後悔するケースとその対策についてお伝えします。
どのような理由で後悔するのか知っておくことで、マンションを購入する際に役立てられますよ。
<後悔①騒音でトラブルになった>
マンションの内覧時には気づかなかったけど、実際に住んでみると騒音が気になることも。
周りの部屋の生活音がストレスになったり、周辺道路に車や人通りが多く窓を常に閉めなければならなかったり、騒音が原因でリラックスできないケースもあります。
とくに、生活音は住民とのトラブルにも発展してしまうこともあるので、購入前に注意しておきたいポイントです。
騒音対策としては、購入前にはマンション周辺の環境をよく調べてたり、可能であれば近くの住人に話を聞いたりすることが大切です。
<後悔②日当たりが悪くなった>
眺望がよいという理由でマンションを購入したが、数年後に高いビルが建ってしまい日当たりが悪くなってしまうことがあります。
決して安くない価格でマンションを購入するので、購入時には周辺の環境の変化もしっかりと考慮して選択しましょう。
土地には、建てられる高さや建物の種類などが、あらかじめ決められています。
購入する前には、マンション周辺の土地にはどのような建物が建てられるのかを調べ、今後の変化も予想するようにしてくださいね。
<後悔③住んでみたら不便だった>
マンションの条件ばかりを気にして購入すると、入居したあとに生活の不便さを感じることがあります。
意外と通勤時間がかかったり、周辺で利用できる商業施設が少なかったりなど、イメージと違ったと感じる方も多いようです。
マンションの外観や間取り以外にも、周辺道路の込み具合やスーパーまでの距離など、ライフスタイルに合ったマンションかどうかを考えましょう。
<後悔④金銭的な負担が大きかった>
マンション購入後は住宅ローンを返済していかなければいけませんが、予想以上に返済が難しくなることがあります。
さらに、返済期間中にマンションの管理や修繕積立金が値上がりすることも考えられます。
返済が始まって住宅ローンが負担になることを避けるために、ローンの借入金は年収の5倍以下にしたり、借入期間を短くしたりするようにしましょう。
また、購入後に返済できなくなった場合は、マンションを売却し売却益でローンを返済する方法もあります。
>>【住宅ローン】返済できないとどうなる?払えなくなる理由と4つの対処法
マンション購入のタイミングはいつ?
マンションの価格の上昇傾向が続き、マンションを購入するタイミングはいつがいいのか悩んでしまいますよね。
マンションの需要は一時的に下がるとは予想されますが、コロナウィルスの影響も限定的なので、また価格は高くなるでしょう。
そこで、購入を決めるタイミングには、他にどのようなものがあるのでしょうか?
<低金利のうちに購入する>
2013年の金融緩和以降、低金利が続いています。
しかし、これ以上金利が下がることは考えづらく、今後金利の上昇は避けられないでしょう。
そのため、金利が低く住宅ローンを借りやすいうちが購入すべきタイミングだと言えます。
金利の1%の差が総返済額に大きく影響するので、マンションの購入をお考えの方は、金利が今後どのように変わるのか注意しましょう。
<健康なうちに購入する>
住宅ローンを組む際には、団体信用保険に加入することが必須です。
団体信用保険は健康に問題があれば加入できないので、住宅ローンの借り入れもできなくなってしまいます。
一般的に、住宅ローンは80歳までには完済するように設定されているので、健康状態に問題がなく、年齢も若いうちに購入したほうがよさそうですね。
<2022年問題>
2022年問題という言葉を聞いたことがありますか?
2022年に、建物を建てられない土地である生産緑地の指定が解除されることによって、多くの土地が市場に出され、不動産の価格が暴落するのではないかと危惧されているのです。
生産緑地はさまざまな規制がある代わりに固定資産税が低いといったメリットがありましたが、2022年以降はそういった措置がなくなるので土地を手放す方が増えると考えられます。
そのため、マンションを購入する方にとっては、2022年まで購入を待つほうがよいでしょう。
<購入するべきは資産価値が高いマンション!>
最後に、購入するべきマンションの特徴を把握しておきましょう。
ずばり、マンションを購入する際には、資産価値が高いものを選ぶことが大切です。
具体的には、立地条件がよいことや需要があるエリアに建っていること、人気が高いブランドマンションは資産価値が高いと言えます。
需要が下がりにくいマンションであれば、売却するときにも高く売れる可能性があります。
購入するときから、将来の売却の可能性も考慮するようにしましょう。
まとめ
マンションは建築コストや地価の高騰により、価格が上昇していました。
コロナウィルスの影響受けるとしても低金利が続いているので、しばらくは高値が続きそうです。
マンションの購入はタイミングやマンションの特徴を見極めながら、購入するようにしてくださいね。
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