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- アパートの駐車場トラブル4選!対策方法と注意すべき点はある?
目次
さまざまな人が住むアパートでは騒音などトラブルが発生することがあり、そのなかでも意外に多いのが駐車場トラブルです。
しかし、実際にトラブルが起きたときにどのように対処すればよいのかわからないというケースも珍しくありません。
間違った対処法を取ってしまうと、さらにトラブルを悪化させる可能性もあります。
そこでこの記事では、アパートの駐車場トラブルの具体例とその対処法について説明します。
これからアパートに住む予定の方などは、起きるかもしれないトラブルを把握しておくと、万が一のときに役立つでしょう。
また、対処法や避けたほうがいい処置などについても説明するので、現在駐車場トラブルで困っているという方はぜひ参考にしてください。
駐車場で起きるトラブルの事例4選
ここでは、駐車場でよく起こる4つのトラブルをご紹介します。
<トラブル①無断駐車>
駐車場トラブルのなかでも特に多いのが無断駐車で、もしかしたら皆さんのなかにも、すでに無断駐車の被害にあった方もいるかもしれません。
相手側も「少しの時間なら駐車してもいいだろう」という軽い気持ちで停めてしまうことが多く、それがトラブルにつながっているようです。
しかし、一時的な駐車であっても、他人のアパートの駐車場を許可なく利用することはいけません。
違反駐車について以下の記事でも取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
<トラブル②接触による傷>
自分の駐車スペースに停めていただけなのに、大切な車に傷をつけられてしまうのは許せないですよね。
しかし、接触による傷は、車が多く停まっていたり子どもたちの遊び場になっていたりする駐車場だと起こりやすくなります。
車は一度傷をつけてしまうと修理費が必要ですし、セルフで直す場合も補修グッズを用意しなければいけません。
<トラブル③はみ出し駐車>
駐車したいのに、他の車がはみ出していて駐車できないというケースは多いと思います。
はみ出し駐車は日常的なトラブルでもあり、はみ出していることで接触トラブルにもつながりやすくなります。
<トラブル④車上荒らし>
車上荒らしが起きた場合は刑法上の犯罪なので、すぐに警察に通報しましょう。
また、車を所有しているかぎり、車上荒らしなどの犯罪の被害に遭うリスクを考えておく必要があります。
アパートの駐車場だから大丈夫と思っていると、車上荒らしのような思わぬ被害に遭う可能性があります。
対策として必ずロックをかけたり、必要であればカーセキュリティーやスモークフィルムなども活用したりしましょう。
トラブルが起きたらどうすればいい?
実際に駐車場トラブルが起きると、どのように対処したり解決したりすればいいのか悩むと思います。
できるだけ、円滑に対処できるように以下の対処法を取るようにしましょう。
<管理会社に連絡する>
駐車場トラブルが起きた場合には、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。
管理会社の業務には住民間のトラブルに対応することも含まれることが多いですし、駐車場代も毎月支払いをしているため、大家さんは駐車場をきちんと利用できるように維持する必要があります。
また、アパートの経営者として管理に責任を持つことは当然と言えるでしょう。
管理会社や大家さんに連絡することでトラブルの相手に直接注意する必要もありませんし、また管理会社や大家さんが、今後トラブルが起きないように対策をしてくれるかもしれません。
他にも、「警察に相談したほうがいい」などの適格な指示も受けられるので、まずはトラブルについて報告しましょう。
<警察に通報する>
駐車場は私有地なので、民事不介入の原則により基本的に警察は駐車場で起きたトラブルを取り締まれません。
また、はみ出し駐車の場合などで、ナンバープレートの写真を証拠として警察に通報しても、警察側が相手の情報などを教えてくれることはないでしょう。
しかし先ほどもお伝えしたように、車上荒らしなどの犯罪や、無断駐車やはみ出し駐車が悪質で長期間続いている場合、対応してくれることがあります。
度を超えたトラブルの場合は、躊躇せずに警察に通報してみましょう。
<自己対処はトラブルの元に!>
車に傷をつけられたり勝手に車を停められていたりすると、腹が立ってしまうのは当然のことです。
しかし、勢いに任せて個人でトラブルに対処しようとするのはやめましょう。
タイヤをロックしたりレッカーで移動させたりすると、逆に損害賠償を請求されたり個人間のさらなるトラブルに発展したりしてしまいます。
個人間でトラブルを解決するのは難しいので、間違っても自分で対処しないようにしましょう。
トラブルの対策
駐車場トラブルは一度発生してしまうと解決するために時間や労力が必要になるケースも多く、入居者としてもトラブルが起きる住まいは居心地がよいとは言えないですよね。
大家としてアパートを経営している場合だと、駐車場トラブルを放置しているとオーナーとしての責任を問われ経営に影響が出ることがあります。
なるべく駐車場トラブルが発生する前に、事前に対策をすることでトラブルを防止しましょう。
<防犯カメラを設置する>
特に接触によって車に傷をつけられた場合など、防犯カメラを設置しておくことでトラブルをスムーズに解決できます。
防犯カメラの映像によって「誰が傷をつけたのか」「いつ傷つけられたのか」などを明確にでき、トラブルの解決の際に証拠として提出できます。
また、車上荒らし対策としても防犯カメラは有効で、夜間照明の設置なども車上荒らしの抑制になるでしょう。
まずは、大家さんに防犯カメラを設置するように依頼し、もし断られるのであれば所有している駐車場スペースだけを移すカメラを個人で設置することも検討することをおすすめします。
その際には、大家さんを含め他の入居者に事情を説明し許可を取ることが必要です。
<コーンを設置する>
無断駐車やはみ出し駐車に対しては、駐車スペースにカラーコーンを置いて物理的に駐車できないようにすることもよいでしょう。
カラーコーンはホームセンターなどでも手に入るので、無断駐車を防止するには有効です。
ただし重りがないことが一般的なので、風に飛ばされないように注意しましょう。
<張り紙を出す>
張り紙を出すことで無断駐車をしないように警告でき、抑止効果が生まれます。
また、張り紙によって駐車してはいけない場所だということを伝えられるので、相手が誤って車を停めてしまうということも防げます。
ただし、車が実際に駐車スペースに停められていたからといって、その車に張り紙を張ることはやめましょう。
場合によっては、張り紙を張ったことで傷がついたと難癖をつけられる可能性もあります。
なるべく勝手に相手の車を移動させたり張り紙を張ったりなど、自分でトラブルに対処しないようにすることが必要です。
まとめ
駐車場のトラブルは、アパートで発生するトラブルのなかでも発生頻度が高く、トラブルの種類も多いことが特徴です。
また、トラブルの解決には個人で対処するのではなく、まずは大家さんや管理会社に相談するなどして正しい対応をしましょう。
さらに、発生後に解決するよりも発生を防止することがとても重要です。
日頃から、アパートの駐車場トラブルを防止するために対策できることは、積極的にしておきましょう。
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Writer この記事を書いた人
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