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引っ越しでチェックしておきたい周辺環境!家選びで忘れがちなポイントはどこ?
目次
引っ越しで家を購入する際は、どんな物件なのか慎重に選びますよね。
家選びで失敗しないためには、建物だけでなく、周辺環境のチェックが大切になってきます。
複数の物件で悩んでいるときは、とくに気にした方がよいポイントですよ。
そこで今回は、内見でチェックしておきたい家の周辺環境についてまとめてみました。
これから内見をする方や、物件選びで悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
引っ越しでチェックしておきたいポイント!大切なのは周辺環境
そもそも、引っ越しの際になぜ周辺環境のチェックが大切なのでしょうか。
「不動産には家を選びにきてるんだから、環境はあまり関係ないような…」
そう思った方もいるでしょうか。
家は、言うなれば物です。
物は、手を加えて直すことができます。
家を購入する前は気にならなかったポイントも、実際住んでみると「こんなはずじゃなかった」となることもありますよね。
そんなとき、家自体の問題であれば、リフォームや修繕などで解決できる可能性があります。
しかし、環境は変えられません。
入居してから自分の力で変えられないので、前もって念入りに確認した方がよいでのです。
とくに賃貸ではなく、家を購入しようと考えている方は、周辺環境のチェックを忘れずにおこなうことをオススメします。
施設や交通機関のチェックは、家探しの段階で地図をみて確認できるでしょう。
しかし、内見で実際に足を運んでみて気づくこともあります。
「駅からの距離が意外と遠いかも」
「情報だけでは分からなかったけど、治安が悪い場所なのかもしれない」
などなど…。
そのため、周辺環境をチェックする際は、情報だけでなく自分の感覚で確かめるということを忘れないでください。
そのことを踏まえて、どのあたりをチェックしたらいいのか具体的に説明していきますね。
引っ越しの際の周辺環境を利便性の面からチェック!
まずは、家の周辺にあると便利なものからみていきましょう。
<コンビニやスーパー>
日々の暮らしで必要な食料品や、日用品の買い出しをおこなう施設。
コンビニやスーパーなどが近くにあると便利です。
買い物のために遠出をする必要がなくなります。
家からの距離も大切ですが、注意したいのは営業時間や品揃えです。
自分の生活スタイルにあった営業時間かどうかをチェックしましょう。
また、内見のときにチェックするのは厳しいですが、品揃えや価格をチェックしておくのもオススメします。
いつも使っている商品があるかどうか、または品物が充実しているかどうか。
そして、価格相場はどうなっているのか。
慣れない土地に引っ越しとなると、相場が異なることもあるので事前にチェックした方がよいです。
<公共施設>
生活のインフラに関わる施設が周辺環境にあるのも便利です。
たとえば、このような公共施設があげられます。
・病院
・銀行
・郵便局
・学校
・公園
・役所
スーパーやコンビニは、新店舗ができることもありますが、公共施設は基本的に場所が変わることはありません。
また、スーパーへの買い出しなどは仕事帰りの時間帯でもできますが、公共施設はそうはいきません。
利用できる時間帯が限られている分、家から近い方が何かと便利です。
しかし、公共施設が近くにあるとよいかどうかは、それぞれの世帯の特徴や、利用する頻度にもよります。
引っ越しをする際は、これからはじまる自分の生活スタイルに照らして検討しましょう。
<交通機関>
引っ越しを機に、車を購入する方もいれば手放す方もいます。
また、日々の生活に自転車をよく利用する方もいれば、そうでない方もいます。
交通機関のチェックは、自分のライフスタイルの中心に合わせて考えるとよいでしょう。
車を使う方がチェックしておきたいポイントは、平日の通勤時間の渋滞や道幅など。
自転車を利用する方は、最寄り駅周辺の駐輪場の場所、料金、時間帯による空き状況などをチェックしましょう。
家から駅までの所要時間は図面に「徒歩○分」と書かれていますが、普段の自分の歩くスピードや信号の有無、坂道の程度などによっても異なります。
実際に歩きながら、または自転車を走らせながら時間を確かめておきたいですね。
ファミリー世帯の方は子どもと一緒に歩いてみると、新たな気づきがあるかもしれません。
駅までの所要時間以外にチェックしておきたいのが、電車やバスの本数です。
終電や始発の時間はもちろん、通勤や通学の時間帯に乗れる本数はどれくらいあるのか調べておきましょう。
実際に生活してみたときに、不便さを感じない交通状態であるかどうかを意識してみてくださいね。
引っ越しの際の周辺環境を安全面からチェック!
利便性だけでなく、安全面から住宅の周辺環境を考えることも大切ですよ。
引っ越しの際に、具体的にチェックすべきポイントはこちらです。
<街の雰囲気>
その街の治安がどうなっているのかは、口コミだけでは分からないものです。
内見の際は、建物だけでなくその家の周辺の様子もみてみましょう。
街灯や人通りの有無をあらかじめチェックし、時間帯を変えて夜にまた訪問してみてください。
通勤や通学のルートを歩いてみることで、「思ったより暗くてちょっと怖いかも」と感じることがあるかもしれません。
前もって確かめておいて家の候補から外せば、怖いと思うのはそのチェックのときだけです。
しかし、周辺環境のチェックをせず住み始めた後に怖さを感じてしまったら、それはずっと続くことになります。
曜日によっても違うかもしれないので、注意が必要です。
また、お子さんのいる家庭であれば、学校までの道のりに危険なポイントがないかどうか、交番があるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。
暗さ以外にも、治安の心配はあります。
近くにあると便利はコンビニや飲食店が、夜の街と化していないかどうかです。
昼と違って雰囲気が変わり、ゴミが荒れていたり、よくパトカーが走っていたりといったことがないかもチェックしておきましょう。
<騒音>
騒音は、治安と比べて忘れがちなチェックポイントなので注意しましょう。
騒音と感じやすい周辺環境として、このようなものがあります。
・パチンコ店の有無
・幹線道路の交通量
・病院や消防など緊急車両の出入りの有無
治安状況と異なり、騒音なら対策グッズなどの工夫で対処することもできます。
そのため、引っ越しの際に必ず避けておきたいポイントとまではいえません。
しかし、パチンコ店や夜通し騒いでいる環境が家の周りにあれば、治安も気になるところです。
騒音の種類にもよりますが、音のうるささだけでなく安全面に関わることもあるので、チェックだけでもしておいた方がよいでしょう。
<防災情報>
街の雰囲気だけでなく、万が一に備えて防災情報を確認することもオススメします。
とくに賃貸ではなく、マンションや戸建てなどの家を購入する方は、長く住み続けることを前提に考えていますよね。
災害大国の日本は地震をはじめ、豪雨などによる水害の被害も多く発生しています。
災害により家が倒壊してしまったり、浸水してしまったり…といった事態も考えられるんです。
そのため、長く住み続ける分、その土地が災害に強いかどうかをチェックしておくのも大切なポイントですよ。
・大雨時に道路の浸水が起きないかどうか
・増水しそうな川や池が近くにないか
・土地の海抜はどれくらいか
・避難場所はどこにあるのか
これらの周辺環境の状況を、自治体のハザードマップと照らし合わせながら確認するとよいでしょう。
家を購入する前に、その土地の地盤や免震構造などはチェックするかもしれません。
しかし、河川の確認や避難場所の確認は忘れがちなこともあるので、注意してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
引っ越しのほとんどが、馴染みのない土地での家探しになるかと思われます。
その際、建物の快適さや立地の良さだけでなく、周辺環境のチェックもおこないましょう。
情報社会の現代は、直接見なくてもさまざまなことがネットで分かる時代になりました。
しかし、住環境はネットの世界ではありません。
直接自分の肌で、新しく住む街を感じてみてくださいね。
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