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- 結婚前に家を買うメリット!未婚カップルが家を買うタイミング【彼氏の考え】
目次
結婚が決まり幸せな日々を送っているカップルなら、新居をどうするか話し合うこともあるはず。
今住んでいる賃貸物件に住み続けることもできますが、中には一戸建てやマンションなどの"持ち家"が欲しいと考える方もいるでしょう。
カップルが家を買う場合、結婚前と結婚後、どのタイミングで買うのが良いのでしょうか。
そこで今回は、カップルが家を買うタイミングと、それぞれのメリットやデメリットをご紹介します。
住宅購入のタイミングを見極めるポイント
住宅の購入を考える上で大事なポイントが「年齢」「年収」や「ライフイベント」です。
それぞれのポイントを簡単にご紹介します。
<年齢>
マイホームの資金調達先として住宅ローンの利用を検討されている方は、金融機関の審査をクリアする必要があります。
その審査基準は金融機関ごとに異なりますが、ほとんどの金融機関で重視する項目の一つが「借入時年齢」と「完済時年齢」です。
たとえば、40歳の人が返済期間35年で住宅ローンを申し込んだ場合、完済時の年齢は75歳です。このとき金融機関では、「75歳でも返済能力があるか?」という観点から審査を行います。
一般的には、安定した収入の見込める定年までに完済を求める金融機関が多いため、年齢が高くなるほど住宅ローンの審査に通りにくくなります。
逆に若い時に申し込むと、借入可能額を増やせたり毎月の返済額を減らせたりというメリットがあります。
<年収>
「住宅ローンでいくら借り入れできるか?」を決める項目で、大きな要素となるのが「年収」です。
いくら若くても年収が少なければ、理想のマイホームを購入できるだけの融資が受けられない可能性があります。
後ほど紹介する収入合算タイプの住宅ローンなどを利用することで借入可能額を増やすことも可能ですが、高い物件を購入すると毎月の返済額もアップし、家計の負担が重くなってしまいます。
返済を見据えた上で希望する融資を受けるには、どれくらいの年収が必要かも把握しておくことが大切です。
<ライフイベント>
結婚や出産などのライフイベントを機に、マイホームを購入される家庭は多いです。
結婚と出産は、家族の人数が増えるタイミングですから、「今より広い家に移りたい」と、マイホーム購入のきっかけになりやすいタイミングです。
また、子どもが成長して小学校に入学するタイミングや、介護などで両親と同居するタイミングで購入される方も多いです。
最近は子どもが独立して買い替えるケースも増えているようです。
結婚前に家を買うメリット&デメリット
結婚することは決まったけど、今はまだ婚約中の二人。
書類上では夫婦になっていないタイミングで家を買うケースは少ないでしょうが、何年も同棲している婚約カップルなら「早めに家を買ってもいいね」という話が出るのは自然なことかもしれません。
結婚前に家を買うメリットとデメリットは、以下の通りです。
・結婚前に家を買うメリット
婚約中に家を買うメリットは、住宅ローンを完済する年齢に早く到達するという点です。
一般的に住宅ローンの返済年数は30~35年であり、多くの金融機関で住宅ローンの完済年齢の上限を80歳までとしています。
45歳までなら最長の35年ローンを利用できますが、仮に婚約している二人の年齢が30歳で、そこから住宅ローンの支払いが始まったら完済時の年齢は60~65歳です。
できるだけ早く住宅ローンが完済できるのは、魅力的なメリットと言えるでしょう。
なお、婚約中でも住宅ローンの申し込みは可能ですし、二人の収入を合算することもできます。
・結婚前に家を買うデメリット
結婚前に家を買うデメリットとしてあげられるのは"婚約解消のリスク"。結婚目前になって破談になった、というケースも少なからずあるようです。
もしも家の購入に住宅ローンを利用していたら、例え婚約解消になったとしても住宅ローンの返済義務が消えることはありません。
また、婚約中に住宅ローンに申し込んだ場合は二人とも債務者になっているケースが多いので、それぞれに住宅ローンが残ることになります。
二人のうちのどちらかが相手の住宅ローンを引き受けることも可能ですが、若いカップルだと収入の観点から難しいでしょう。
買った家を売却し、それでローンを返済するという方法もありますが、購入した価格で売れることは期待できないので、結婚前に家を買うのは慎重に検討したほうが良さそうです。
新婚の間に家を買うメリット&デメリット
結婚後、とりあえず賃貸のマンションやアパートで生活するケースが多いようですが、その暮らしに慣れてくると「もう少し広い家に住みたい」とマイホームの購入を計画する夫婦も出てきます。
結婚後、まだ新婚の間に家を買う場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
・新婚の間に家を買うメリット
就職、昇進、結婚、出産、子育て…、人生における大きなイベントはいくつかありますが、マイホームの購入も当然大きなライフイベントの一つ。
新婚の間に家を買えば、将来くるであろうイベントの一つを早めにクリアでき、家族としての土台をしっかりと固められるでしょう。
早い時期から住宅ローンの返済が始まれば、その分完済の時期も早く訪れます。
「子どもが生まれると教育費がかかるし…」と躊躇する方もいますが、教育費と住宅ローンの重複はマイホームを購入する家庭ならどこも同じもの。
それよりも、70~80代の高齢になっても住宅ローンが残っているか、完済しているかの差が今後の生活に大きく影響します。
・新婚の間に家を買うデメリット
人によって理想的な家族構成は異なるでしょうが、全てが思い通りになるとは限りません。
「子どもは一人だけでいい」と思っていたとしても、二人目ができた、双子だったという想定外の状況になることもあるでしょうし、将来的に部屋数が足りなくなる可能性もあるでしょう。
また、家族が増えると家計の状況も変わるので、住宅ローンの支払いが負担になるおそれもあるのです。
さらに、子どもの学区問題で失敗するケースもあります。
夫婦だけなら駅近で通勤に便利なら問題ないと思えるかもしれませんが、子どもいると学校の評判や通学のしやすさなど、教育環境に最適な場所かどうかも判断しなくてはならないでしょう。
子どもが生まれてから家を買うメリット&デメリット
子どもが生まれてからマイホームの購入を考える夫婦は多いでしょうが、子どもの年齢によってはデメリットとなり得ることもあるため注意しましょう。
子どもが生まれてから家を買うメリットとデメリットは、以下の通りです。
・子どもが生まれてから家を買うメリット
子どもが生まれたタイミングで家を購入するメリットとして、マイホーム購入後の暮らしを現実的にイメージしやすいという点があげられます。
子どもがいると、今までは不便に感じなかった家具の配置や設備に使いづらさを感じることがあります。
実際に子どもがいる生活を体験すれば、理想の住まいを想像しやすくなるので、マイホーム購入後の満足度も高まるでしょう。
・子どもが生まれてから家を買うデメリット
前述したように、子どもの年齢によってはマイホームの購入にデメリットが生じることがあります。
例えば家を買う際、子どもが小中学生くらいなら家族構成に大きな変化がないので、家を買うタイミングとしては良いでしょう。
しかし、子どもが高校生以上だと数年後には県外の大学に進学したり、実家から離れた会社に就職したりして、一人暮らしを始めるかもしれません。
部屋があまった、必要以上に大きな家を買ったというケースにもなりかねないので、子どもがある程度の年齢になったタイミングで家を買う場合は、家族構成の変化も考慮しましょう。
結婚前に家を買いたいと考える男性・彼氏の心理
付き合っている彼氏・男性から「家を買いたいと思う」と告げられて驚く女性は多いでしょう。
これは男性と女性の考え方の違いにあります。
女性は今の時点での収入や家族の環境を考慮したうえで、「機が熟したら家の購入をしたい」と考えている人が多いです。
男性は「マイホームと結婚」を結び付けて考える傾向があり、そこで意見が合わない可能性が出てきます。
結婚前に家を買いたがる男女の考え方の違いを理解したうえで、双方が納得するタイミングを見つけるのがいいでしょう。
まとめ
結婚を機に家の購入を検討する方は多いですが、いつ買うかによってメリットとデメリットは異なります。
後悔しないためにも、二人でよく話し合って納得できるベストなタイミングを見つけましょう。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。