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インタビュー
形に囚われず地元に根差した不動産会社を目指す 株式会社ROOTS様
目次
- ・社名の由来と込められた想い
- ┗ROOTS様は現在、錦糸町・森下・菊川・両国の4店舗を展開されていますが、この場所を選んだ理由を教えてください。
- ┗御社と同じエリアで多店舗展開を行っている不動産会社様は、あまりいらっしゃらないですよね。
- ・5年前と比較して変わったこと
- ┗このエリアでお部屋探しをされているお客様の特徴としては、どのような点が挙げられますか?
- ┗そうなんですね。元々この辺りは下町の印象が強いですが、最近は結構おしゃれになっていますよね。山手線の東側は特に。
- ┗確かにそういう話も聞いたことがあります。住む方だけでなく、渋谷や新宿などにある企業様が、このエリアにオフィスを移転されるケースも増えているそうですね。
- ┗小山様が会社を始めた当初と比べると、結構変わっている感じなのですね。
- ┗お部屋探しをしているお客様の傾向が変わっているとのことですが、オーナー様の傾向はいかがでしょうか?
- ・従来の形に囚われない営業形態も考える
- ・長くご縁が続くように行っている作戦とは
- ┗御社のホームページに、以前別のインタビュー記事が掲載されていてそちらも拝見しましたが、ご成約いただいたお客様にワインをプレゼントされたそうですね。それがすごくカッコいいなと思いました。これもファンを増やすための作戦なのでしょうか?
- ┗えー!?でも、それが3ヶ月に1回行われるのは、なかなか良い抽選会ですね(笑)
- ┗まさにローカルならではの、地域経済への貢献方法ですね。
- ・いえらぶCLOUD導入のきっかけと、今後期待すること
- ┗ROOTS様がいえらぶCLOUDを導入していただいたきっかけは何でしょうか?
- ┗ありがとうございます。では、実際にいえらぶCLOUD導入後の効果はどうですか?
- ┗その中でもおすすめの機能や活用法はございますか?
- ┗逆に、ここを改善してほしいだったり直してほしいことはございますか?
- ・小山代表が考える、今後の事業構想と展望
下町情緒が残る江東区・墨田区を中心にお部屋探しをお手伝いする株式会社ROOTS様。
今回は、江東区で生まれ育ち地元で起業した、小山代表にお話を伺いました。
社名の由来と込められた想い
―ROOTS様は現在、錦糸町・森下・菊川・両国の4店舗を展開されていますが、この場所を選んだ理由を教えてください。
小山代表(以下:小山):私自身の地元だからです。私は江東区で生まれ育ったので、会社を立ち上げることになった時も地元が良いなと思いました。会社名の『ROOTS』は起源や始まりという意味がありますが、まさしくこのエリアが私の始まり、ルーツという事で付けました。私のルーツでもある地元に恩返しをしたい・貢献していきたいと思い、地域に根差す不動産会社を目指しています。
―御社と同じエリアで多店舗展開を行っている不動産会社様は、あまりいらっしゃらないですよね。
小山:そうですね。5店舗展開している会社さんが一番多いのかな?なので当社もこの2年以内で、江東区と墨田区の中では一番店舗数を多くしようというのを目標にしています。地元で展開していくスタンスはこれからも変わりません。
5年前と比較して変わったこと
―このエリアでお部屋探しをされているお客様の特徴としては、どのような点が挙げられますか?
小山:ROOTSへお問い合わせいただく方達は、大手町・汐留・新宿でばりばりと仕事をされている方が多いでしょうか。理由としましては、このエリアが意外と都心の主要駅へアクセスが良いことが考えられます。
―そうなんですね。元々この辺りは下町の印象が強いですが、最近は結構おしゃれになっていますよね。山手線の東側は特に。
小山:以前の山手線の東側は、治安が不安と言われることもありましたね。でも実はスーパーなどもそれなりに揃っているし、意外と住みやすい。また、山手線の西側に比べると家賃相場もまだ割安なんですよ。それで最近は、このエリアで初めて暮らす一人暮らしやカップルの方々も増えてきていますね。
―確かにそういう話も聞いたことがあります。住む方だけでなく、渋谷や新宿などにある企業様が、このエリアにオフィスを移転されるケースも増えているそうですね。
小山:はい。だから今は、昔から住んでいる方と新しく移り住む方が融合していますね。あと、この辺りは法律上、マンションも割と高さのあるものが建てられるんですよ。山手線の西側は低層アパートやマンションが多いですが、ここは逆ですね。それでデベロッパーさんも収益を見込んで物件を建てるのですが、そうしたマンションやアパートを好む若い方も集まってきていますよ。
―小山様が会社を始めた当初と比べると、結構変わっている感じなのですね。
小山:そうですね。最近はかっこいい新築マンションが多く建っているんですよね。つまり、家賃相場も上がっていますね。5年前と比べると、単身・カップル・ファミリー向けのいずれも10%くらい上がっています。5年前は1LDKで13~14万円だったのが、今は15~16万円になっています。
―お部屋探しをしているお客様の傾向が変わっているとのことですが、オーナー様の傾向はいかがでしょうか?
小山:オーナー様に関しては、3~4年前は創業してまだ日が浅かったこともあって、全然お声が掛かりませんでした。ですが、最近は4店舗出して徐々に認知度が高くなっているのか、お声がけいただくオーナー様が増えています。店舗まで訪ねてきてくださって「ここをちょっと募集したいんだけど」「ROOTSさん、ここが空いたからちょっと募集をお願い」という声をいただきます。
ご依頼いただく物件は中古・新築と色々ありますが、中には建築途中の段階からお声掛けしてくださるケースもあります。そう振り返ると、やはりすごく変わったなと感じますね。すごくありがたいです。
仲介業もこれだけの飽和状態なので、今後は物件管理にも力を入れていきます。
従来の形に囚われない営業形態も考える
―ROOTS様の店舗は、元々カフェだったそうですね。
小山:そうなんです。カフェというか飲食店だったんですよ。だから今も飲食店用の設備がついているので、ゆくゆくは店舗の一部スペースを利用して、カフェやBARのようなフリースペースにしても面白いかなと思っています。今は世の中的にも事業形態も多種多様になってきているので、昔ながらのいつも店舗にいる営業スタイルではなくフレキシブルに。
今の時代はわざわざ会社に出社しなくても仕事ができますからね。たまにファミレスやカフェでパソコンを開いて仕事されている方もいらっしゃいますし、それなら不動産会社でもできるんじゃないかと。基本はカフェにして、営業マンが打ち合わせや接客をする時もカフェスペースを使えるような感じで。形に囚われることはないのかなと思いますね。
―なるほど、それは新しい試みですね。
小山:まあ今すぐは無理なので、もう少し落ち着いてから実現に向けて動こうかなとは思いますけど。そういうのも面白そうですよね。最も大きな目標は、江東区・墨田区で一番の不動産会社になることですが、空いたスペースの有効活用や異業種にも力を入れていきたいなと。
催し物をしたい方、出店をやりたい方などに店舗前のスペースを貸し出すような、そういう企画を実施してもいいですしね。店舗の外側や中側も少しいじって、時間貸しのような感じで。それだけでも、何か面白いことができるのではないかと思っています。そのため今後の店舗展開としては、単純に不動産業に適しているだけでなく、異業種もできる可能性がある展開をしたいです。
長くご縁が続くように行っている作戦とは
―御社のホームページに、以前別のインタビュー記事が掲載されていてそちらも拝見しましたが、ご成約いただいたお客様にワインをプレゼントされたそうですね。それがすごくカッコいいなと思いました。これもファンを増やすための作戦なのでしょうか?
小山:そうですね。色々な特典を設けています。例えば会員カードもそうです。当社では、契約していただいたお客様にお渡ししているんですよ。このカードをお渡しする目的ですが、次のお部屋探しでの割引特典や、ご紹介いただいた時の特典のご案内ですね。
あとは、当社ではLINE@というSNSアカウントも運用しているのですが、それを使って3ヶ月に1回会員様向けの抽選会を行うんです。そして抽選に当たったお客様には景品をプレゼントするのですが、1等が豪華ディナークルーズ券で、2等がカニだったかな(笑)
―えー!?でも、それが3ヶ月に1回行われるのは、なかなか良い抽選会ですね(笑)
小山:そうでしょう(笑)。でも、この抽選会を機に「そういえば、次の引っ越し先探しはまたROOTSさんにお願いしようかな」と思っていただければ、コストとしてはそこまで高くないかなと思います。
あとは近隣の飲食店さんと提携して、当社のLINE@を見せると10%OFFになるとかね。そういう特典も順次広げています。やはり地元を知って頂きたいので、この方法なら飲食店さんにも貢献できるかなと考えました。
―まさにローカルならではの、地域経済への貢献方法ですね。
いえらぶCLOUD導入のきっかけと、今後期待すること
―ROOTS様がいえらぶCLOUDを導入していただいたきっかけは何でしょうか?
小山:以前利用していた会社のサポート面に少し不安があり、他で何社か検討をしていたところ、サポート面や機能の充実性に惹かれ、いえらぶCLOUDを導入することにしました。また、IT補助金の受給要件会社という点も導入に踏み切ったポイントですね。
―ありがとうございます。では、実際にいえらぶCLOUD導入後の効果はどうですか?
小山:いくつかあります。社員のスケジュールが把握しやくなったり、顧客情報が管理、共有しやすくなったり。あとは物件情報やお客様の声など、ホームページへ反映されるまでにタイムラグがないので、すぐにお客様に見てもらえるようになりましたね。
―その中でもおすすめの機能や活用法はございますか?
小山:登録した物件が、複数のポータルサイトにしっかりと反映されるかを一括で確認できる、「物件掲載テスト」機能がおすすめです。
毎日物件情報が多数登録されていく為、この機能があることにより大幅に時間効率が良くなりました。
機能の要望も丁寧に聞いて下さるので、何かあればすぐにお話しするようにしています。
―逆に、ここを改善してほしいだったり直してほしいことはございますか?
小山:登録済みの物件の、一括変更できるものをもっと増やしてほしいです。例えば画像など。また簡易編集でも、新築など複数戸ある物件で一つ一つ編集するのは時間がかかるので、チェックを入れた物件の簡易編集ページを、まとめて並べて表示してほしいです。
小山代表が考える、今後の事業構想と展望
―では最後に、今後の事業構想や展望などをお聞かせください。
小山:事業構想としては、5年後までに10店舗を出したいと考えています。それが不動産業としての構想です。
あとは、3年以内に飲食業を立ち上げたいなと考えています。
江東区・墨田区の不動産会社としてもっと知られるようになりたいですし、不動産業界以外の方々からももっと認知されたいです。
そして展望としては、ここは私のルーツでもありますし、会社を始めた場所でもあるので、カッコよく言えば『人と地域を結ぶ橋渡し』のようになれたらなと。
当社のロゴは木をあしらっているのですが、木のように根をはって、お部屋探しをされる方や地域の方々が心地よくなれるようにというコンセプトがあります。どちらかというと、不動産会社という枠組みより『地元の会社』という感じですね(笑)
例えるならトヨタのように、地元に雇用を生むくらい(笑)。さすがにそこまで大規模になるかどうかは判りませんが、それくらいの気持ちで地元に貢献していきたいですね。住む方が増えれば人気も出て土地の値段も上がるし、そしたら地主様も売却する時に高く売れますよね。それが今後の展望ですかね。
「天下を取るぞ!」「日本一になるぞ!」といった、たいそうなことではなく、地元で最強になれたら良いなと考えています。
―ありがとうございました。
新しい不動産運営の形を模索し、愛する地元への貢献を目指す小山様。
今後もどのようなアイディアで地元を盛り上げていくのか、目が離せません。
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