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- 【子育てしやすい街】八王子と立川を比較!家族で住みやすいのは?支援制度も解説
目次
結婚や出産、子育てとライフスタイルの変化によって暮らし方も変わります。
今回注目するのは「子育ての環境」。
お子さん、パパ・ママ、そして地域の人が住み良い街には、いくつかの条件が揃っています。
子育ては家の中だけでなく、社会とも大きな要因があると認識されているのが事実。
ではさっそく、子育てがしやすい街の選び方を紹介していきます。
子育てがしやすい街の共通点
子育てに集中するのであれば、地域の取り組みに着目しましょう!
まずは自治体のホームページをチェックすることです。
子育てに力を入れている街は、ホームページ内に子育て情報を掲載しています。
サービスの質を高めようとしている自治体であれば、子育てや子どもに関する情報を一元化しているはずですよ。
子育てがしやすい街の選び方「3選」
子育てに力を入れるなら、住んでいる街を重々に知ることです!
ではその際、どのような事に気を付けて選んでいけば良いのでしょうか。
1、住まいから徒歩10分圏内をチェック
駅周辺、駅から住まいの間、住まいから徒歩10分圏の3エリアを意識しましょう。
なぜかと言いますと、子どもの通学ルートに危険はないか確認するためです。
商店街の位置と営業時間、子育て世代向けのサービスや商品も見ておきましょう。
駅周辺にはスーパーなどの商業施設があるので、是非意識する事ですね!
また、徒歩圏内に公園はあるか、どんな子ども達がいるかも調べて、子どもに合った地域を選ぶようにしましょう。
2、子どもの故郷となる場所かどうか
子どもが大きくなって育つ街は、いずれ子どもにとって故郷になります。
懐かしいと思えるような自然風景があるか、その街自体が好きになれるかどうかは大きなポイントになるでしょう!
子どもが大きくなって、この街から離れる時、「家に帰りたい」と思えるようなところを選ぶようにしましょう。
自分が暮らしている街を好きになれるという事は、暮らし、家族、自分自身を大切にすることに繋がるのです。
3、子どもが通う学校の生徒数を知ること
学校によっては、生徒数が少数だったり大人数だったりしますね。
生徒数が少なければ少ないほど、PTAや挨拶当番などの当番が回ってきます。
少数、大人数、それぞれメリットとデメリットはありますが、子どもがどこに適しているか判断するためにはチェックする必要があるのです。
子育てに適した街を選ぶには、3つのポイントがあることがわかりました。
次は、近年注目を集めている多摩エリアについて。
ファミリー世代はこれから子育てにかかる費用を考えると、住居費はなるべく節約をしたいのではないでしょうか。
多摩エリアなら、賃貸物件も比較的お得に借りられるエリアです。
さらに、今まで見てきた子育てに適したポイントを押さえた街が複数あります。
ここでは、ファミリーにピッタリな多摩エリアの魅力をご紹介します。
八王子VS立川~多摩で住みやすいのはどっち!?~
日本の首都である東京であるにも関わらず、ゆったりとした時間が流れる多摩エリア。
豊かな自然が現在でも残されており、落ち着いた暮らしが出来るとあって注目を集めています。
そんな多摩エリアの魅力はなんといっても東京なのに”東京っぽくない”ところ!
自然が豊かで、繫華街も都心部のそれとは違いゴミゴミしていないのが魅力です。
多摩エリアの中心と言えば八王子のイメージが強いですが、最近頭角を現した立川市も人気が急上昇中。
そこで、八王子と立川だとどちらがファミリーが暮らしやすいか比較してみましょう!
基本情報対決!
人口や土地面積などから基本的な住みやすさをチェックしていきましょう!
人口
八王子が約57万人に対し、立川は18万人と圧倒的な差で八王子の勝利!
ですが、人口密度は立川市の方が高く人気が多いように見えます。
面積
八王子が186.38km²に対し、立川が24.36km²でこちらも八王子の勝利!
高尾山がある八王子市は、都内でも広い面積なのが特徴です。
地価相場
90~110㎡で地価相場をみると、八王子が約1,825万円に対し、立川市は約2,471万円。
家賃相場も立川市の方が僅差で高くなっています!
八王子市の暮らしやすさ
八王子の交通環境
中心の八王子駅には京王電鉄やJR東日本などが通っており、多方面へのアクセスが可能です。
新宿まで約40分なので、通勤・通学の際も安心。
また、八王子市内は市域が広いため、直接鉄道で結ばれていない隣接地域へのアクセスも路線バスが活用されており、バス路線が大変充実しています。
市は市街地の渋滞緩和を目的に、八王子駅から半径1キロ圏内の停留所の運賃は100円均一(神奈川中央交通バスを除く)としています。
そのため近隣へのちょっとしたお出掛けもバスを利用するのが便利です。
八王子の生活環境
八王子の1番の特徴と言えば中央大学、工学院大学、東京工科大学、日本工学院など様々な学校のキャンパスが置かれていること。
そのため学生向けの安価な居酒屋や定食屋が多く、気軽に飲食を楽しめるお店も豊富です。
また、八王子は駅前の商業施設が大変充実しており、駅直結の「セレオ八王子」をはじめとして駅から徒歩1分の場所にある「八王子東急スクエア」、京王八王子駅の地下1階で直結している「京王八王子ショッピングセンター」などショッピングモールがたくさんあります。
レストランや食品売り場、ファッションや生活用品まで数多くの商品を取り扱っているので、通勤通学の途中にお買い物できる気軽さがあります。
京王南大沢駅前には「三井アウトレットパーク多摩南大沢」もあり、ハイクオリティな商品をアウトレット価格で購入できるのが嬉しいですね。
施設内は南フランスのプロバンス地方をイメージしており、ファッション、生活雑貨以外にもレストラン、ペット、ガーデニングのお店もあるのでファミリーの暮らしを充実させられます。
医療環境に関してはどうでしょう。
八王子は一般病院数が416か所あり、市民千人当たりの医師数は1.72人。
市内の病院数の全国平均62か所、千人当たりの医師数1.54人と比較するとこの数字はかなりの充実ぶりを示しています。
大型病院は「東海大学医学部付属八王子病院」、「東京医科大学八王子医療センター」「西八王子病院」等があり、先端医療を受けられる環境があります。
八王子市の子育て
八王子の2016年度の待機児童数は139人。(*市区町村発表のデータより)
ワーストワンの世田谷区の1,198人と比較すればかなり少ないですが、行政は待機児童ゼロに向けて今も保育ママの活用や新規施設の開設など努力を続けています。
フルタイムで働けばついつい仕事が長引いて帰宅時間が遅くなることはよくありますね。
そんな時も安心なのは保育施設の延長保育。
延長保育の実施率86.4%で多くの施設が保育時間の延長に柔軟に対応しています。
共働きの子育てファミリーにとって困るのが子供の突発的な病気です。
そんな時、頼りになるのが病時・病後児保育がある施設。
八王子市内には対応してくれる施設が3か所あり、近くに頼れる人がいないファミリーも安心です。
高尾山
八王子の名所と言えば高尾山ではないでしょうか。
近年では海外からの観光客も増加し、年間の登山客数は260万人で世界一を誇っています。
都心部からも電車で1時間ほどで行けるアクセスの良さがその人気の理由でしょう。
標高は599mと低い山ですが、自然が大変豊かな事で知られています。
1300種以上の植物、100種以上の野鳥、5000種以上の昆虫が生息しています。
ケーブルカーやリフトも利用でき、本格的な登山準備をしなくても登れる気安さがあります。
薬王院で名物の団子を食べたり、参道でお土産品を買うなどの楽しみもあります。
子供と初めての登山を楽しむなら、高尾山がベストですね!
「学園都市」と呼ばれる八王子市には、学生向けの賃貸をはじめ、お得なファミリー向け賃貸情報も満載です。
立川市の暮らしやすさ
立川氏の交通環境
立川駅に乗り入れている路線はJR中央線・青梅線・南武線。
更に多摩都市モノレールの利用もできます。
新宿駅までは中央線特別快速で最短26分でアクセスできます。
また、南武線で川崎駅まで約1時間、神奈川方面にも乗り換えなしです。
多摩都市モノレールは多摩地区を南北に走っており、サンリオピューロランドがある「多摩センター駅」から東大和市の玄関口「上北台駅」までを繋いでいます。
交通環境が充実しており、首都圏、神奈川方面にもアクセスが大変便利です。
立川市の生活環境
立川市と言えば、何といってもショッピングが楽しめるのが魅力!
「ららぽーと」や「伊勢丹」、「IKEA」など様々なショップが出店しているので、勢いは増すばかりです。
駅周辺は「ルミネ」や「エキュート」「グランデュオ」、「高島屋」などの商業施設がコンパクトにまとまっており、お店をはしごするにもラクラクです。
昼間人口比は約113.1%となっており、昼夜関係なく多くの人で賑わっている事がわかります。
立川市の医療環境を見てみましょう。
一般病院数は161カ所。
八王子市の416カ所と比較すると少なく感じるでしょうが、千人当たりの医師数で比較すると2.96人となっており、人口に対して医師数は比較的多くなっています。
それは「国立病院機構災害医療センター」や「立川病院」といった総合病院が充実しているためです。
立川市の子育て環境
立川市の待機児童数は2016年度は198人となっています。(*市区町村発表のデータより)
八王子市と比較すると若干多めです。
しかし、市は2012年には旧立川市役所を改修し「立川市こども未来センター」を設立。
地下1階、地上2階の館内には子育て広場、会議室、アトリエ、ギャラリーなど様々な用途に合わせた空間があり、子供と一緒に訪れられる施設になっています。
1階にある「子ども家庭支援センター」では0歳児から18歳までの子育てに関するあらゆる相談を受け付けている他、支援事業をおこなっています。
乳幼児親子が自由に遊べる「子育て広場」は、親同士、子供同士が交流できる場として活用されており、地方から転居してきて孤独な子育てをしている人にとっては利用しやすい施設です。
館内にある「立川まんがパーク」は、漫画の文化的価値を多くの人に知ってもらう事を目的に、掲載社や出版社の垣根を越えて歴史に残る名作から勉強に役立つ学習漫画、バラエティ作品などあらゆるジャンルの漫画を集め、収蔵しています。
入館料大人400円、子供200円のみで何時間でも滞在できますので、シリーズ漫画を1日で全巻読破も夢じゃない!
立川を舞台にした漫画やアニメが多くあったことから、立川にはこうした施設が受け入れられる土壌があったのかもしれません。
イベントでは小・中学生を対象とした漫画の描き方講座などが行われています。
また、立川では魅力溢れる街づくりの一環としてアート展示が行われており、市内の公共施設や公園などに様々なアート作品、絵画を設置しています。
中でも「驚きと発見」をコンセプトに設置された「ファーレ立川アート」は世界的にも知られるパブリックアート。
街を森に見立て、森に息づく小さな妖精をアートと捉え、36か国92人のアーティストによる109点の作品が展示されています。
市ではアート作品に直接触れ、歩きながら作品をめぐる「アートウォーキング」コースも設定しています。
立川市で生活すれば、子供のうちから美的感覚を伸ばすことができそうです。
立川市の子育て支援制度
3つほど支援制度を紹介させていただきます。
・育児支援ヘルパー事業
立川市では、産前や産後にヘルパーを派遣し、相談対応や育児のサポートを提供しているヘルパー事業があります。この制度は、1回500円という手頃な価格で、育児や家事のサポートを受けることができる利用しやすいサービスです。
・子どもショートステイ事業
子どもショートステイ事業は、病気や入院などの理由で子どもの養育が難しい場合に、市内の児童養護施設に子どもを短期間預けることができる制度です。
この制度は、最大6泊まで利用可能で、子どもの食事や通園・通学など、様々なお世話を任せることができます。子どもを預けたい緊急時にも安心して利用できる制度となっています。
・立川市サポートファイル「たちサポ」
立川市が提供する「たちサポ」というサポートファイルは、子どもの成長や発達の様子を記録することができる情報ファイルです。
このファイルは、乳幼児期から成人期までの成長過程を記録することができ、入園や入学、病院受診時など、さまざまな場面で役立ちます。また、子どもの成長記録としても活用できるため、大切な思い出を残すことができます。
立川市の待機児童数
立川市には、2020年4月1日現在、待機児童が47人発生しています。
市内の保育需要が増加する中で、待機児童0人を達成するために、立川市は積極的に取り組んでいます。その一環として、認可保育所を整備し、定員枠を700人以上拡大させるなど、待機児童を減らすための取り組みを行っています。
国営昭和記念公園
西立川駅からすぐにある「国営昭和記念公園」は、東京ドーム約40個分の広さを誇る広大な敷地を持つ公園です。
園内には「雲の海」という大人気の白いトランポリンや真っ白な霧が立ち込める「霧の森」、大きなジャングルジムがある「森のとりで」などがあり、子供が楽しめる遊具や仕掛けがいっぱいです。
他にも9つもあるプールやバーベキュー広場、サイクリングロードやドッグランなどもあり、毎年380万人もの人が訪れています。
武蔵野の農村風景を再現した「こもれびの里」では昭和30年代の暮らしや文化を再現した展示が鑑賞でき、訪れれば子供と昔の生活について話がはずみ、勉強にもなりそう。
スポーツエリアでは、「ペタンク」や「ホースシューズ」といった珍しいスポーツを楽しめるエリアもあり、子供と体を使って楽しむメニューも豊富です。
また、イルミネーションや花火大会など季節ごとにイベントが開催されており、何度行っても楽しめる公園です。
まとめ
両者ともに魅力が多い、八王子と立川。
ですが、ファミリーの暮らしやすさで言えば若干八王子市がリードしているのではないでしょうか?
理由としては家賃相場が安い事や、イベントが多いことなどが挙げられます。
しかし、商業施設が豊富になり開発が進む立川市からも目が離せませんね。
今後は賃貸物件の件数も増加していきそうです。
引っ越しを考えている方は、八王子と立川を是非選択肢に入れてみてくださいね。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。