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- デザイナーズマンションが安い理由を解説!オトクな物件の特徴や選び方とは?
目次
一般的にデザイナーズマンションは高級でおしゃれ、そして家賃が高いイメージです。
しかし、実はデザイナーズマンションには家賃が安い物件も多く存在します。この記事では家賃が安いデザイナーズマンションに関して、なぜ安いのか理由を解説します。また、デザイナーズマンションの特徴や選び方についてもご紹介します。
デザイナーズマンションへの引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてください。
デザイナーズマンションとは?
デザイナーズマンションとは、デザイナーや建築家が考えたコンセプトに基づいて作られたマンションです。法律で決まった定義はなく、どの物件がデザイナーズマンションと呼べるかは、不動産屋や大家さんの判断によります。
デザイナーズマンションは、一般的な賃貸物件とは違って、内装や外観に個性があります。例えば、コンクリート打ちっぱなしだったり、ガラス張りのトイレやお風呂だったり、壁一面が窓になっていたりすることもあります。
近年、入居にあたって物件のおしゃれさ・雰囲気を重要視する人も多いため、デザイナーズマンションの需要は高まっているといえるでしょう。
▼デザイナーズマンションのイメージ
デザイナーズマンションが安い理由・特徴
間取りが訳アリ
間取りが訳アリとは、一般的な間取りとは違って使いにくかったり不便だったりする物件です。
たとえば、部屋の形が三角形や台形などの不規則な形で、家具の配置が難しかったり、使用用途が難しい空間が多く、生活に不便を感じる物件などです。
また、
・キッチンや洗面所が狭い
・トイレやお風呂が離れていたり、窓がなかったりする
・窓の数や位置が少なかったり、建物の影になっていたり、風通しの悪い方角に面している
そういった快適さに欠ける物件も「間取りが訳あり」だといえるでしょう。
住み心地よりもデザイン性を重視している
例えば、リビングはおしゃれであるのに対し、キッチンや洗面所、トイレが狭い・不便だったりする場合や、窓の数や位置が少なくて日当たりや通風が悪い場合があります。
個性的な形や配置になっている部屋で家具の配置が難しかったり、空間を有効に使えなかったりする場合もあります。
また、デザイナーズマンションは一般的な建物よりも管理費や修繕費が高いです。「住み心地よりもデザイン性を重視している」という理由で安いデザイナーズマンションは、見た目は魅力的ですが実際に住んでみると不満やストレスを感じる可能性もあるでしょう。
好みが別れるデザイン性
デザイナーズマンションの安い理由の一つに「好みが別れるデザイン性」ということがあります。デザイナーズマンションは外観や内装に個性やこだわりがあるのが特徴ですがその反面、一般的なマンションとは異なるデザインになっていることが多く、人によっては好みに合わないこともあります。
例えば、壁や床の素材がコンクリートの打ちっぱなしや無垢材などの変わったものだったり、バスルームやトイレがガラス張りでプライバシーが気になったり、間取りや窓の配置が個性的で家具の配置が難しかったり日当たりや通風が悪かったりする場合があります。
自分のセンスにぴったり合う物件を見つけられれば問題ないかもしれませんが、「実際に住んでみたら不便そう」と感じる人が多く入居者が集まらないため価格が安い場合もあります。
安いデザイナーズマンションを選ぶコツ
利便性を重視しすぎない
デザイナーズマンションは、デザイン性が高い反面、生活の利便性に欠点がある場合もあります。例えば、水回りが狭かったり不便だったりする物件や、日当たりや通風が悪い物件や、間取りが不便である物件などです。
これらの物件は、生活の利便性を重視する人にとっては住みにくいと感じるかもしれません。しかし、デザイナーズマンションを選ぶ場合は、利便性だけでなく、デザイン性や雰囲気も楽しむことができます。
自分の好みに合った物件を見つければ、住み心地や快適さも向上する可能性があります。また、利便性に問題がある物件は、家賃や購入価格が安くなる傾向があります。
その分、予算に余裕ができれば、自分でリフォームしたり、家具やインテリアを工夫したりすることもできます。「生活の利便性を重視しすぎない」ということは、安いデザイナーズマンションを選ぶコツとして有効ですが、もちろん最低限の利便性は確保する必要があるといえるでしょう。
デザイナーズマンションに強い業者を見つける
安いデザイナーズマンションを選ぶコツの一つに「デザイナーズマンションに強い業者を見つける」ということがあります。デザイナーズマンションに強い業者とは、建築家やクリエーターが設計した本物のデザイナーズマンションのみを扱っている業者や、自社でリノベーションを行っている業者などです。
これらの業者を見つけると、物件情報が豊富で見やすく、物件の雰囲気や特徴、背景やストーリーなどが分かりやすくなります。また、担当スタッフが感度が高く専門知識があるため、自分の好みに合った物件を提案してくれることも多いです。
さらに、値段交渉もしやすくなります。管理会社と直接契約する場合は仲介手数料が無料だったり割引されたりすることもありますし、自社でリノベーションを行っている場合は家賃や敷金礼金なども交渉できる可能性があります。
立地を妥協する
デザイナーズマンションは、建物のデザイン性にこだわっている分、立地条件が悪いことが多くあります。例えば、駅から離れた場所に建てられていたり、周辺に工場や高速道路などがあったり、窓やベランダの配置が日当たりや通風に影響するようなものだったりします。
ただ、立地を妥協しても対処する方法があったり、生活の苦にならない場合は、入居を検討する価値があるでしょう。
人気がない物件を契約する
人気がない物件とは、築年数が古くてもデザイン性の高い物件や、立地条件が悪いけれど建物のデザイン性にこだわった物件、間取りや設備が変わっていて普通のマンションとは違う物件などがあげられます。
これらの物件は、新築の時には高い人気を集めますが、築年数が経つと人気が下がりやすく、家賃も安くなりやすい傾向にあります。
バスルームがガラス張りだったり、ベランダがなかったり、収納が少なかったりする場合もありますが、自分が妥協できる・気にならなければお得にデザイナーズマンションを契約できるでしょう。
安いデザイナーズマンションを探す際の注意点
譲れない設備や条件をあらかじめ考えておく
デザイナーズマンションは、デザイン性にこだわっている分、一般的な物件とは違う設備や条件が多くあります。例えば、エアコンがなかったり、駐車場や駐輪場がなかったり、ペットや子供が飼えなかったりする場合があります。
これらの設備や条件は、自分のライフスタイルやニーズに合わないと、住み心地や快適さに影響することになります。自分に合う物件を見つけるためには、事前に調べておきましょう。
退去時の修繕費用を確認する
デザイン性にこだわった設備や内装の修繕費用は、通常の物件の設備と比較して高くなる可能性もあります。デザイナーズマンションは、一般的な物件とは違う設備や内装を採用していることが多く、故意や過失によって破損した場合に交換や修理にかかる費用が高くなりがちです。
海外製の洗面ボウルやコンクリート打ち放しの壁などは、一般的な物件よりも修繕費用が割高になることがあります。そのため、入居中は設備や内装に気をつけて扱うことが大切です。
メンテナンスが必要か調べる
デザイナーズマンションはメンテナンスが手間でなどのデメリットもあります。
例えば、壁や床に特殊な塗装やタイルを使っていたり、キッチンやバスルームにオリジナルの什器を使っていたりする場合は、汚れたり壊れたりしたときに修繕や交換が難しい場合が多いです。同じものを手に入れることができなかったり、高額な費用がかかったりすることがあります。
また、コンクリート打ちっぱなしの物件は、防音性や耐火性は高いですが、結露しやすくカビが生えやすいという欠点もあります。コンクリートは熱を吸収しやすい性質があるので、夏場は暑く、冬場は寒くなりやすいです。暖房や冷房の効きも悪い面があります。
これらのことから、安いデザイナーズマンションを探すときには、メンテナンスが必要かどうか事前に聞いておくことが重要です。備え付けの設備や器具が壊れた際はどのような対応になるのか、事前に聞いておきましょう。
まとめ
この記事ではデザイナーズマンションが安い理由やデザイナーズマンションの特徴・選び方についても紹介してきました。
デザイナーズマンションへの引っ越しを検討している方はぜひ記事の内容を参考にしてください。
デザイナーズマンションを探す際には「いえらぶ物件検索」がおすすめです。例えば、以下のような形で実際に物件が掲載されています。
デザイナーズマンションを探している方は、ぜひ一度ご覧ください。
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Writer この記事を書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。