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目次
毎年、多くの方が大学進学を機に一人暮らしを始めます。
しかし家族と同居してきた今までは気にすることもなかった間取り選びに悩む方は少なくありません。
一言で一人暮らしといっても、選べる間取りはいくつもあります。
大切なのはそれぞれのライフスタイルに合わせた間取りを選ぶことですが、そのためには事前に間取りの特徴を知っておいたほうが良いでしょう。
この記事では大学生の一人暮らしにおすすめの間取りの特徴をご紹介いたします。
大学生の一人暮らしにおすすめな間取り①:ワンルーム
一人暮らしをされる方のほとんどが、ワンルームと1Kのどちらかの間取りを選びます。
この2つの間取りは、なぜ一人暮らしの方にとって需要が高いのでしょうか?
まずは、ワンルームの特徴から見ていきましょう。
ワンフロアを自在にカスタマイズできる
ワンルームは室内に間仕切りを設けず、玄関からキッチン、浴室やトイレ、バルコニーなどへひとつの部屋からアクセスできる間取りを指します。
壁や梁の影響を受けることなく家具や家電を設置しやすいという特徴があり、お住まいになる方のライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできるという点が最大の魅力です。
一方で間仕切りがないことで玄関を開けると室内が丸見えになってしまったり、料理をするときのにおいが室内にこもりやすいという点がデメリットです。
これらのデメリットはちょっとした工夫で解決できる部分もあれば、上手に付き合っていくしかない部分もあります。
たとえば玄関の前に目隠しカーテンやベッドの前に衝立てを設置することで、室内が丸見えになるのを防ぐことができます。
しかしキッチンと居室が同じ空間にある以上、料理のにおいが充満するのを完全に防ぐことはとても難しいです。
そのため料理を頻繁におこなう方、とくに揚げ物や炒め物などにおいが強くなりやすい料理が多い方は、違う間取りを選ぶほうがストレスが少なくなるでしょう。
家賃を安く抑えられる
一方で金銭的な面を考えるとワンルームの間取りは非常に魅力的です。
ワンルームは間仕切りが少ないために、壁紙や建具などの内装に余計な費用がかかりません。
そのため同じ広さの別の間取りと比べて、建築費や内装などの修繕費を安く抑えられます。
家賃が相場よりも安く設定されていることが多く、築浅や駅近などの好条件の賃貸物件でも格安で契約できる可能性が高くなります。
ワンルームを検討するときは、家賃は安いが頻繁に料理をする方にはストレスを感じやすい間取りである、という特徴を踏まえたうえで比較するようにしましょう。
大学生の一人暮らしにおすすめな間取り②:1K
ワンルームと並んで一人暮らしの方に高い人気を誇るのが、この1Kの間取りです。
1Kとは居室とキッチンの間に間仕切りがある間取りを指し、料理をするスペースと生活するスペースとが隔てられています。
1Kの特徴を見ていきましょう。
キッチンと居室が隔てられている
1Kは1部屋の居室+キッチンという意味で、キッチンと居室の間は壁で間仕切られています。
玄関を開けるとキッチンがあり、浴室やトイレ、洗濯機置き場などが同じスペースに配置されているものが一般的です。
そこから奥の扉を開くと、居室にアクセスできるという造りになっています。
以外と知られていませんが、1Kの間取りの魅力は居室の有効面積が広いという点にあります。
比較するとわかりやすいのですが、ワンルームの場合はすべての設備へのアクセスがひとつの部屋に集中しているため、キッチンの前や浴室、トイレなどの扉を開閉するスペースは家具や家電を配置できず、デッドスペースになってしまいます。
一方で1Kの場合、玄関から居室を結ぶ廊下がキッチン前や浴室、トイレなどの扉を開閉するためのスペースを兼ねるので、デッドスペースを最小限に食い止める事が可能です。
つまり同じ広さであれば、1Kのほうがワンルームより有効活用できるスペースを確保しやすいといえます。
自炊派の方にとってメリットが多い
ワンルームでデメリットとなっていた料理臭が室内にこもる問題ですが、1Kではキッチンと居室が仕切られているのでほとんど気にすることはありません。
くわえて換気性能を向上させるために気密性が高い構造となっていることが多いです。
さらに付加価値を高めるために、オートロックやTVモニターインターホン、ダブルロックなどの防犯を意識した設備や、浴室乾燥機や温水洗浄便座などが設置されていることもあります。
そのためワンルームに比べてやや高めの家賃設定となっていることが多い間取りといえます。
1Kを検討するときは、日々の生活にストレスを感じにくいがやや家賃が高くなってしまう、という特徴を踏まえたうえで比較すると良いでしょう。
大学生の一人暮らしにおすすめな間取り③:1DK
最後にご紹介する間取りは1DKです。
1DKとは1部屋とダイニングキッチンがあるという意味で、ダイニングがある分1Kよりもキッチンスペースが広く取られていることが特徴です。
ワンルームや1Kよりも平米数が必要になる間取りのため、広々とした室内で過ごすことができます。
1DKの特徴を見ていきましょう。
ダイニングの使い方が鍵となる
元々ダイニングキッチンという言葉は和製英語で、そのルーツは戦後住宅不足を補うために供給されていた公営住宅の間取りにあります。
当時の研究では、人間的な生活をおくるためには食事をするスペースと寝るスペースとを分けることが望ましいとされていました。
そのため寝室を間仕切ってキッチンのスペースを広くとり、ダイニングテーブルを家族で囲む生活がモダンなライフスタイルの象徴になりました。
しかし時代の変化とともに間取りの人気は1LDKへと移り、ダイニングキッチンの供給は減少していきました。
現在ではほとんど供給がなく、1DKの間取りを探す際は築古の物件を中心に探していく必要があります。
そのため1DKの間取りと築浅は両立しづらいという点は覚えておくと良いでしょう。
家具が配置しやすい
ダイニングキッチンが広いので、ダイニングテーブルや食器棚など、大型の家具が持ち込めるのは大きな魅力といえます。
一人暮らしであれば実用的で小ぶりなダイニングテーブルを選ぶことで、食事や勉強をするスペースと寝室を分けることができるので、メリハリのある生活を送ることができるでしょう。
1DKを検討するときは、築浅を見つけるのは難しいが食事とプライベートを分けてメリハリをつけた生活が送りやすい、という特徴があると意識しましょう。
まとめ
毎年、新入学生が部屋を探す時期は決まっています。
その時期は多くの物件が市場に出回りますが、良い条件のものから順番に成約していってしまいます。
少しでも良い物件を見つけるコツは、間取りの特徴を踏まえて、自身の目指すライフスタイルのイメージを早く掴むことです。
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