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- ウォーターサーバーと電気ケトルはどっちが便利?それぞれの特徴を比較
目次
一人暮らしを始めるタイミングで一式揃えることになる家具や家電。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど、必要な家電はいくつもありますよね。
今回はそのなかでもお湯を作るときに便利な「ウォーターサーバー」と「電気ケトル」について、それぞれの特徴や電気代を通して、一体どちらが便利なのかを比較していきます。
ウォーターサーバーと電気ケトルの特徴を比較!
ウォーターサーバーと電気ケトルはどちらも同じ、お湯を作るために用いられる家電です。
しかし同じ目的の物でもその特徴は大きく異なります。
それぞれの特徴を知ったうえで、ライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
<ウォーターサーバーの特徴>
ウォーターサーバーには「水栓直結式」と「タンク取替式」の2種類があります。
どちらの場合でも常時一定量のお湯と冷水をストックしているため、必要なときに必要な量のお湯や冷水を使える点が大きな特徴です。
やかんや電気ケトルなどを使ってお湯を沸かしたり、水を冷蔵庫で冷やす場合と比べ、いつでもすぐに使える状態なので用意する時間が短縮できます。
そのため使用する頻度が上がれば上がるほど、多くの時間を節約可能です。
また水栓直結式では内蔵の浄水機能で、タンク取替式では配達されてくるタンクに常に綺麗な水が供給されてきます。
日本は蛇口から出る水道水をそのまま飲むことができる世界でも希少な国のひとつですが、その水道水には独特のカルキ臭や有害なトリハロメタンが含まれています。
そのため多くの方が飲用や料理用として浄水器やミネラルウォーターなどを購入しています。
水道水に含まれるトリハロメタンは、10分以上煮沸しなければ取り除けません。
電気ケトルは短時間でお湯を沸かすことに特化した家電なのでトリハロメタンの除去は難しいですが、ウォーターサーバーでは嫌なカルキ臭やトリハロメタンが除去されたお湯や冷水を使えるので、健康面に対する手間や費用も削減できます。
<電気ケトルの特徴>
一方、電気ケトルはお湯を沸かすことに特化した家電です。
電気ケトルの保温機能は限定的で、基本的には必要なときに都度お湯を沸かす必要があります。
保温機能がない分だけ電力を使わないので、経済的な点が電気ケトルの最大の特徴です。
その反面、お湯を沸かすために数分の時間が必要になるため、急な来客などに対応しづらい点には注意が必要です。
ウォーターサーバーと電気ケトルの1か月の電気代の比較
とはいえ、常時お湯や冷水を保温しておかなければならないウォーターサーバーは、電気ケトルに比べて多くの電力を消費するはずです。
ウォーターサーバーと電気ケトルの消費電力にはどの程度の差があるのでしょうか?
<ウォーターサーバーの1か月あたりの電気代>
ウォーターサーバーはお湯を沸かすときにヒーターを使い、冷水を作るときにはコンプレッサーを使います。
さらにできあがったお湯や冷水を保温する必要もあります。
そのため常に電力を必要としており、途中でコンセントプラグを抜けません。
ウォーターサーバーにはいくつかの種類があり機種によって多少ばらつきがありますが、1日あたり1.2リットルのお湯を毎日沸かした場合、1か月の電気代は約1,000円ほどになります。
しかし最近では待機時などに無駄な電力消費をしないよう、エコモードが搭載された機種も発売されています。
そのようなモデルを選べば、1か月あたり約500円ほどと大幅に電気代を抑えることが可能です。
<電気ケトルの1か月あたりの電気代>
一方、電気ケトルは必要なときにだけお湯を沸かすうえに、保温も必要ないので待機電力の消費がありません。
そのためウォーターサーバーと比較すると電気代を安く抑えられます。
同じく1日に1.2リットルのお湯を毎日沸かしたとすると、電気ケトルの電気代は1か月でたった約99円になります。
エコモードが搭載されたウォーターサーバーと比較してもその差は5倍ほどもあり、電気ケトルの使用で電気代を大きく節約できることがわかります。
<ウォーターサーバーも使い方次第で多少の節約が可能>
電気ケトルに比べて多くの電力を消費してしまうウォーターサーバーですが、ちょっとした工夫で電気代を節約できます。
まずは必ずエコモードが搭載されたモデルを導入しましょう。
起動時にもっとも大きな電力を消費するため、頻繁に電源を入れたり切ったりしないことも重要です。
また保温機能を効率的に使うために、直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。
効率的な熱交換ができるように、ウォーターサーバーの背面はある程度隙間を開けておくことも大切です。
併せて排気口付近を定期的に清掃し、綺麗な状態を保っておくことも忘れないようにしましょう。
ウォーターサーバーと電気ケトルはどんな家庭に向いている?
ウォーターサーバーと電気ケトルはそれぞれ異なったメリットやデメリットがあります。
ウォーターサーバーと電気ケトルはそれぞれどんな家庭に向いているのでしょうか?
<赤ちゃんのいる家庭>
ウォーターサーバーの最大の特徴はいつでもお湯や冷水を使えることです。
そのため赤ちゃんを育てているご家庭でのミルク作りには大きな効果を発揮します。
赤ちゃんは数時間おきにミルクを飲ませる必要がありますが、ミルクの用意にはそれなりの時間が掛かります。
まずはカルキ臭や有害なトリハロメタンなどを除去するために水道水を10分以上煮沸してお湯を作り、哺乳瓶にお湯とミルクを入れて人肌まで冷まさなければなりません。
余裕のあるときならまだしも、忙しい朝や夜中になるとミルクづくりはとても大きな負担になってしまいます。
しかしウォーターサーバーを使えば煮沸に掛かる時間は必要なくなり、哺乳瓶の中でお湯と冷水をちょうど良い温度になるように調整すれば、人肌になるまで冷ます必要もありません。
ただでさえ寝不足気味な家族にとって、この時短効果は大きな手助けになるのではないでしょうか。
<一人暮らしや外食の多い家庭>
電気ケトルの魅力は必要なときにお湯を沸かすことで、電気代を安く抑えられる点です。
そのため一人暮らしや外食の多い家庭など、自宅で必要とするお湯の量が比較的少ない家庭に向いていると言えます。
反対に一人暮らしの場合などでウォーターサーバーを導入すると、限られた広さの室内にそれなりの設置スペースが必要になるため、生活しづらくなってしまう可能性すらあります。
日頃使うお湯の量やお部屋の広さ、ウォーターサーバーの維持費などを考慮して、ご自身に最適な方を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回はウォーターサーバーと電気ケトルについて、その特徴や消費電力、それぞれが向いている家庭についてご紹介いたしました。
ウォーターサーバーは電気代などの維持費が高くなりがちな分、浄水やミネラルウォーターなど綺麗な水を供給してくれるほか、常にお湯や冷水を使うことができるなど、使用頻度が高いほど便利さを増す家電です。
一方の電気ケトルは必要なときにお湯を沸かすことで、電気代を安く抑えられるメリットがあります。
ウォーターサーバーはミルクづくりが必要な赤ちゃんのいるご家庭に、電気ケトルは一人暮らしや外食が多いご家庭など家で必要なお湯の量が比較的少ない場合におすすめです。
今回ご紹介した内容を参考に、自分たちのライフスタイルに合わせたものを選び、日々の生活の質を向上させてみてはいかがでしょうか?
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Writer この記事を書いた人
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