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- 家の防犯対策!空き巣に狙われる家の特徴や対策例をご紹介
目次
これから年末年始に向けて犯罪が多くなってきますが、家の防犯対策はできていますか。
空き巣に狙われる家には実は特徴があり、対策を施すことで空き巣に入られるリスクを減らすことができます。
今回は、家の防犯対策を年末年始に向けて強固にしていく必要があることや、空き巣に入られやすい家の特徴、今すぐに取り掛かりたい防犯対策例についてご紹介します。
年末年始は犯罪が起きやすい時期!家の防犯対策はできている?
犯罪が多く起きる年末年始に近づくまえに防犯対策について考えるべく、まずは、空き巣に関する統計などを見ていきましょう。
<年末年始は犯罪がもっとも多い時期>
毎月18日は「防犯の日」として知られています。
これは、1を棒、8をハンと読むことから、「防犯の日」として制定されたのが由来です。
一年のなかでも、年末年始は犯罪がたくさん起きる時期です。
とくに、空き巣やスリなどの犯罪が多く発生しやすいため、年末年始を迎えるまでに今一度家の防犯対策について考える必要があります。
<空き巣がもっとも多いのは戸建て>
令和元年のデータによると、侵入強盗(空き巣など)で被害がもっとも多かったのが戸建て(43.9%)、その次にマンション(14.8%、そのうち3階以下10.7%、4階以上4.1%)となっています。
戸建ては外部から侵入しやすく、空き巣に入られやすい印象を持つ方も多いかもしれませんが、マンションでも被害に合っている方は多くいるのです。
空き巣に狙われやすい家の特徴とは?防犯対策の前提知識
では、空き巣に狙われやすい家に共通する特徴はあるのでしょうか。
空き巣が侵入する手口とともに解説します。
<空き巣に狙われやすい家の特徴(戸建て)>
①高い塀など泥棒が隠れる場所がある
外から家の中を見えにくくするために高い塀や生い茂っている木を配置している方もいらっしゃいますが、泥棒は隠れることができる場所を好むため、狙われやすくなってしまう可能性があります。
そこで、庭の植え込みや塀の高さ、位置などに配慮する必要があります。
また、戸建ての2階のベランダでも、ベランダに囲いがあり見通しが悪いと泥棒が隠れやすくなってしまうため、注意しなければいけません。
②郵便、照明で留守だと悟られてしまう
郵便ポストに配達物が溜まっている、照明が消えているなどで、家が不在だということが外から見ても分かってしまいます。
旅行などで留守にする際は、新聞配達センターで配達を止めてもらう、自動タイマーで照明をつくようにするなど、留守だと悟られないような工夫をしましょう。
<空き巣に狙われやすい家の特徴(マンション)>
①駅から近く、人通りが多い
これは意外な特徴かもしれませんが、人通りが多い立地だと、泥棒も人混みに紛れやすく、逃走も徒歩でしやすくなります。
人通りが多く人目につきやすい場所だからといって、決して油断してはいけません。
②1~2階、最上階
泥棒は窓から侵入することがもっとも多いため、低層階は侵入されやすい傾向にあります。
また、高層階の場合は、高所得者が多い傾向があること、また、非常階段などを使って屋上まで行き、屋上から「下がり蜘蛛」といってロープでベランダや窓から侵入する手口もあることからも、侵入されるケースもあります。
③比較的新しい物件
新しくできたばかりのマンションなどは、まだお互いに顔も認識していないことが多く、不審者が入っても気づかれないことも多くあります。
オートロックマンションでも、後ろに泥棒が張り付いて侵入してくるケースもあるため、気を付けましょう。
<泥棒が入ってくるのは窓から>
統計では泥棒が入ってくるのは戸建て、マンションともに窓がもっとも多く、その次に玄関であることがわかっています。
泥棒は侵入に時間をかけずに済むように、もっとも入りやすい場所から侵入できるように入念に下見をしているといわれています。
そのため防犯対策の基本は、「泥棒が侵入しにくい家にする」ことであるといえるでしょう。
また、泥棒の具体的な侵入手口としては、以下のとおりです。
①鍵の開いているところから入る
②ガラスを破って入る
③ドアやその他の鍵などを開けて入る
まずは、しっかり戸締りをすること、そして、ガラス破りに強い窓や、錠破りに強い鍵にすることが対策として大切です。
<泥棒が侵入を諦めるのは5分>
泥棒は、侵入に時間がかかればかかるほど侵入をあきらめるといわれています。
侵入をあきらめる時間でもっとも多いのは、約2~5分で、5分以内で7割の泥棒が侵入をあきらめます。
したがって、「窓や玄関からの侵入に時間がかかるような工夫」をしておくことが、防犯対策のうえで大切なことといえます。
家の防犯対策例を場所別に3つご紹介!
それでは、具体的にどのような防犯対策をすればよいのか、ご紹介しましょう。
<防犯対策例①窓>
泥棒の侵入経路としてもっとも多い「窓」の対策例として、どのようなものがあるのでしょうか。
・戸施錠の窓
窓がしっかり閉まったときに、窓の鍵も閉まる仕組みであれば、鍵のかけ忘れをすることはありません。
・ガラス破りに強い窓にする
たとえば、ノブ取り外し式の窓(普段使わない窓などにおすすめ)、2ロックの窓、割れにくい性質の窓、二重窓、シャッターや雨格子などをつけるなどは、泥棒もなかなか侵入することができません。
また、すぐにおこなえる対策としては、以下が挙げられます。
・補助錠をつける
・防犯フィルムをつける(窓ガラスの飛散を防止し、侵入しにくくする)
・ステッカーを貼る(「侵入禁止!」などの泥棒を警戒するもの)
・窓用アラーム(窓ガラスの振動に反応して、大音量のアラーム音を鳴らす)
もともと窓の設計上防犯性の高いものにすることがベストですが、リフォームが難しい場合などは、後付けのグッズを買い、窓からの侵入に備えましょう。
<防犯対策例②玄関>
泥棒に侵入経路として、窓の次に多いのが「玄関」です。
玄関にはどのような対策例があるのか、見てみましょう。
・スマートキー
近年注目されているのは、鍵穴に鍵を入れて開けなくても開錠することができるスマートキーです。
スマートキーにもいくつか種類があって、カードを持っているとボタンを押すだけで開くもの、カードをかざすだけで開くものなどがあります。
いずれにせよ、鍵穴は隠れている状態であるため、ピッキングをされる心配がないこと、また、オートロック機能を使えば、鍵の閉め忘れを防止できることが特徴です。
・センサーライトをつける
泥棒は明かりを嫌いますので、センサーライトをつけるだけでも効果はあります。
・ドアスコープにのぞき見防止金具をつける
ドアスコープは、中から外の様子を確認できるとともに、外からも中を見ることができてしまいます。
そこで、のぞき見防止金具をつけることで、防犯性は高まります。
・ウェルカムチャイムをつける
ドアの開閉を音で教えてくれるようなウェルカムチャイムをつけることもおすすめです。
・合い鍵は最低限にする
合い鍵の数は最低限にしておき、郵便受けや植木鉢の下など玄関の近くに置かないようにしましょう。
<防犯対策例③庭>
最後に、庭の対策例も見てみましょう。
・フェンスを置く
石垣や塀だと泥棒が隠れる場所ができてしまうため、フェンスを配置すると見通しが良くなり人影なども目立ちやすくなるため安心です。
石垣や塀を設置する場合は、その高さには注意しましょう。
・センサーライトや防犯カメラを設置する
泥棒は光を嫌うため、近づくと電気がつくようなセンサーライトや、防犯カメラを設置しているだけでも防犯対策になります。
防犯カメラは、録画内容だけでなく、「防犯意識が高い家であること」を伝えるためにも有効です。
まとめ
以上、防犯対策について、空き巣に狙われやすい家の特徴や防犯対策例についてご紹介しました。
犯罪が多くなる年末年始になるまえに、今一度家の防犯対策について見直してみてはいかがでしょうか。
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