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- 【2023最新】家・住宅を購入するタイミングはいつが良い?決断前に必ず知っておくこと
目次
不動産は人生で一番とも言っても良いほどの大きな買い物です。
そのため、不動産購入をいつのタイミングでするか、悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産購入のタイミングを年齢や年収、ライフイベントに分けてご紹介します。
また、「家・住宅を購入する前に必ず確認すべきこと」も合わせて解説します。
家・住宅を購入するのに適した年代・タイミング
さて、不動産購入をする年齢的なタイミングとしては、統計上いつが多いのでしょうか。
また、不動産購入に適した年収面でのタイミングなどはあるのでしょうか。
不動産を購入するときにもっとも多い年代とは?
国土交通省による調査で分かった、不動産購入における年齢的な特徴は以下のとおりです。
・はじめて家を購入した方が多い年代は、30代
・平均年齢は家の種類により異なり、分譲戸建住宅の購入者平均年齢がもっとも若く36.8歳、注文住宅は平均39.1歳、中古マンションはもっとも高く平均44.8歳である
ライフイベントでも家を購入したいと考える方が増え、年収も安定してくる30代のタイミングで不動産購入をする方が多いようです。
そのなかでも、戸建ては購入者平均年齢が若く、中古マンションは平均年齢が高い傾向にあります。
中古物件は新築に比べて費用を抑えられる傾向にあるので、年齢を重ねてからでも購入しやすいことが理由として挙げられます。
住宅ローンの最大借入期間は35年であり、また、借入がでできる年齢は80歳までの金融機関が多いです。
住宅を購入する場合は、自分の年齢から逆算して、住宅ローン面からもいつまでに不動産購入をしておくべきかを考えておくと良いでしょう。
不動産を購入するときの平均年収とは?
不動産購入をするにあたって、世帯年収がどれだけあるかも重要なポイントです。
国土交通省の統計上、以下のような特徴が見られました。
・全国の注文住宅の購入者における平均年収は744万円、三大都市圏における平均年収は781万円
・分譲マンションの平均年収は798万円、中古マンションの平均年収は694万円
総じて、不動産購入をする方の平均年収は700万円前後~800万円だといえます。
家の種類によって平均年収は異なりますが、分譲マンションを購入する方の平均年収がもっとも高い結果となりました。
なお、この統計を見るときに注意したいのが「平均の世帯年収」であるいうことです。
共働きの場合は、夫婦2人の年収が合算され「世帯年収」となります。
家・住宅の購入を考えるライフイベントとは?
不動産購入を考えるきっかけとして、ライフイベントも大きく影響しています。
具体的にどのようなライフイベントがあるのでしょうか。
結婚したタイミング
不動産購入を考えるきっかけとしてもっとも多いのが、結婚をしたタイミングです。
今までは一人で生活していたところ、新しくパートナーとともに生活をすることになるので、そのライフイベントをきっかけに新生活に向けて不動産購入を考えることも多いようです。
また、夫婦が共働きであればペアローンを組むことができること、そして、若い年齢であれば定年までに余裕をもって住宅ローンの返済に臨めることも、この時期に不動産購入をする方が多い大きな理由です。
ただ、結婚したタイミングでの不動産購入で気をつけておきたいのが、住み替えのしやすさも考慮しておく必要があるということです。
家族構成もこの段階では未定であり、子ども部屋の数も分かりません。
また、将来的に夫婦どちらかが転勤になる可能性などもあるため、最初から「終の棲家」として購入するには少しリスクがあります。
出産したタイミング
子どもを出産したタイミングも、不動産を購入するきっかけとして多いです。
子どもの通う学校の学区や、治安、子育て施設や図書館、スーパーマーケットなどの便利な施設があるかなど、「子育てがしやすいか」という観点で家を探すようになります。
また、子どもの人数も確定した場合、子ども部屋はいくついるかなども踏まえて家を選ぶことができます。
子どもが進学したタイミング
子どもが小学校など進学するタイミングで、公立の評判が良い校区や、進学する国立・私立の学校の近くに引っ越しをする方も多くいます。
校区の良い地域のメリットとして、教育環境や治安が良いだけでなく、地価が下がりにくく安定した資産価値が期待できるということも挙げられます。
子どもが独立したタイミング
子どもが大学進学や就職などで独立し家を離れるというタイミングで、子ども部屋が不要になり、住み替えを考える方もいます。
これまでのタイミングでは、「子育て環境」を軸にして不動産購入をする方が多かったですが、今回は「老後の生活」を軸にして考えることになります。
病院やスーパーマーケットなどの施設が近く利便性の高い場所や、自分の趣味と両立できる場所など、それぞれの価値観に合わせた不動産選びをします。
ただ、もらえる年金などはどれくらいか、老後の生活にかかる費用はどれくらいかなどを十分に把握したうえで、資金面での計画を入念にしておく必要があります。
家・住宅の購入の決断前に知っておくべきこと
最後に、「家・住宅の購入の決断前に必ず知っておくこと」を解説させていただきます。
<自分のライフスタイル>
購入した家に住むのは何人なのか、は非常に重要です。
また、どれだけの期間住むことになるのかも想定しておきましょう。会社勤めの場合は転勤の可能性も考えておかなければなりません。そうなったときに家族としてはどう動くのか、あらかじめシミュレーションをしておきましょう。
家を買ったのにすぐ海外転勤・・・なんて事態は避けたいところです。
<資金計画はしっかりたてているか>
夫婦ふたりのペアローンにするのか、それともローンをひとりで組むのかは資金計画を考えるうえで大きな分岐点です。
ペアローンは借入額を増やせる反面、出産や子育てのために働き方が変わります。予期せず世帯収入が減少したときなどは、計画に大きな狂いが生じる可能性もあるので注意しましょう。
変動金利の場合は金利上昇時にも返済を続けていけるかどうかあらかじめ予測を立てておきましょう。
また、不測の事態で売却しなければならなくなった場合でも、売却代金で残債を払いきれるかも資金計画を考える上では重要です。
問題発生時に対応できなくなる可能性があるため、返済可能額ギリギリいっぱいで計画を立てないようにしましょう。
ある程度の余裕を持たせて資金計画を立てておくことをおすすめします。
<きちんと返せる金額で予算を組む>
住宅ローンの借入は、一定の基準をクリアすると、かなりの金額まで借り入れることができます。ただし、これは金融機関が断片的な情報から判断したものにすぎません。
個々のライフスタイル・家計の事情で払える金額は変わりますので、その金額(返せる金額)から逆算して借入額を決めるようにしましょう。
限度額いっぱい借りれるからといって無理をすると支払いが滞り最悪家を売る羽目になってしまいます。
そうなると本末転倒ですので要注意です。
<過去の常識に捉われない・周りの意見に流されない>
家の買い方や資金計画にはいろいろな意見があります。
昔からあるのは「頭金は物件の10%~15%は必要」「家の値段は年収の5倍が目安」「中古なら築20年で価値は下げ止まる」といったものです。
こうした説のほとんどが今の時代にあっていません。
たとえば頭金を増やす行為は、金利が今よりもずっと高かった時代では利息負担を少しでも減らすために必要な行動でした。
しかし、今は低金利が続いています。
人によっては頭金を増やさずに手元資金として別に運用することで利益を出し、それを返済の原資にする方が適しているかもしれません。
過去の定説や周りの意見をすべて否定する訳ではありませんが、時代や自分の状況と照らし合わせて、より良い方法は何かを考える時間をしっかり作ることが重要です。
まとめ
以上、不動産購入のタイミングについて、年齢や年収、ライフイベントなどを軸に解説しました。
また、家・住宅購入前に知っておくべきこともあわせてご説明しました。
自らのライフイベントや資金繰りなどを踏まえながら、そして、不動産市場の動向も見据えながら、自分にとって一番良いタイミングで不動産購入を検討してみてくださいね。
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