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- 自宅でできる暑気払いの方法とは?暑さ解消法で夏を乗り切ろう!
目次
8月になり各地で真夏日が記録され、まさに夏本番となってきました。
残暑が続くなか、「暑さで疲れが取れない」「胃もたれや食欲不振が続いている」という方も多いのではないでしょうか?
身体的にも負担がかかるときこそ、暑気払いで暑さを乗り越えたいですよね。
しかし、今年は昨年に引き続き飲み会や食事会を開くことは難しいでしょう。
そこで今回は暑気払いとはそもそも何か、自宅でできる暑気払いの方法、暑気払い以外の暑さ解消法をご紹介します。
この記事を参考に、今年の暑さを乗り越えましょう!
自宅でできる暑気払いとは
そもそも暑気払いとは、いったい何のことを指すのでしょうか?
また、似た言葉として使われる納涼とはどのように違うのでしょうか?
以下で暑気払いについて、詳しく見ていきましょう。
<暑気払いとは>
暑気には「夏の暑さ」という意味のほかに「暑さによって引き起こされる病気」という意味もあり、暑気払いは、さまざまな方法で体の中にある熱を取り出すという意味で使われます。
暑気払いは、何月から何月の間でしか使えないというように決まっているわけではありません。
暑さを感じられる時期であればいつでも使えるので、「蒸し暑い梅雨の時期にそうめんで暑気払いをする」というような言い方も可能です。
時期というよりは、暑いと感じられる時期かどうかがポイントになります。
また、エアコンなどがなかった時代は打ち水や風鈴の音を聞いたり、屋形船に乗り川風で涼んだりなど、工夫しながら暑さをしのいでいました。
現在では暑気払いというと、ビールを飲んだり美味しいものを食べたりして、暑さからくるストレスを解消するといった意味合いが強くなっています。
<納涼との違い>
暑気払いに似ている言葉として、納涼があげられます。
納涼とは暑さを避けて涼しさを楽しむことを意味し、夕涼みを指すことが多いです。
暑気払いには時期の決まりはありませんが、納涼は夏本番になる梅雨明けからお盆が終わるころまでの期間で使われます。
暑気払いと納涼は似ていますが、暑気払いのほうが「暑さを取り除き元気になろう」といった意味になるので、ビジネスシーンなどでは暑気払いのほうがよく使われています。
自宅でできる暑気払いの方法
暑気払いは夏の宴会に使われますが、昨今は大人数で集まることが難しいですよね。
そこで、ここでは自宅で簡単にできる暑気払いの方法をご紹介します。
暑気払いにおすすめの食品や自宅で過ごす際に気を付けたいことを知って、快適に過ごしましょう。
<暑気払いにおすすめの食べ物>
とくに暑い夏は、食欲不振に落ちいってしまい食事のバランスが悪くなる傾向にあります。
しかし、バランスが悪い食事を続けていると体調も壊してしまう恐れがあるので、栄養がありながらも体を適度に冷ます食品を取ることが大切です。
ウナギ
栄養満点のウナギは、昔から夏バテ防止によいとされてきました。
日本最古の歌集とされる万葉集にも、「夏バテに効くウナギを食べたほうがいい」と友人に宛てた手紙が記録されています。
ウナギにはビタミンAやE、Dなどが豊富に含まれており、ウナギを100g食べれば成人の一日に必要なビタミンAを接種できると言われています。
スイカ
冷たくて甘いスイカは、夏が旬のフルーツです。
ほとんどが水分であり、さらに低カロリーなので女性や体型に気を付けたい方によいでしょう。
カロリーは低いですが栄養はしっかりとれる点も魅力的で、カリウムやアミノ酸も多く含まれています。
家族皆で暑さを和らげたいときに、サッと切り分けて食べられるのもいいですね。
そうめん
涼しげな夏の食べものといえば、流しそうめんが定番です。
食欲がなくてもツルツルと食べられ、そうめんと一緒に食べることが多いきゅうりやトマトも体を冷やす効果があります。
薬味は好みに合わせて変えられるので、さまざまな薬味を試して飽きずに楽しめますよ。
<暑気払いにおすすめの飲み物>
甘酒
甘酒は冬の飲み物というイメージがありますが、実は昔から暑気払いとして飲む習慣がありました。
ビタミンBや葉酸、ブドウ糖やアミノ酸などを含んでいるので体にもよく、お米と米麹、水だけを使用して自宅でも簡単に作れます。
冷やして飲めばキリッとした甘さになるので、さらに飲みやすくなりますよ。
甘酒に好きなフルーツやシリアルを入れれば、朝食としても代用可能です。
梅ジュース
梅はクエン酸を含み、健康効果が高いと言われています。
梅と氷砂糖を一緒に漬け込めば甘い梅シロップになり、水で割ればお子さまでもおいしく飲めます。
原液をかき氷にかけて食べるのもおすすめですよ。
<自宅で注意すべきこと>
食品以外にも、自宅で過ごすときに注意すべきことがあります。
エアコンの温度を下げすぎていないか
室内と外の温度の差が大きいと、体温をうまく調整できずに体調を崩しやすくなります。
室内でも熱中症になりやすいのでエアコンの利用は重要ですが、温度を下げすぎないように注意が必要です。
シャワーで済ましていないか
暑いとシャワーで簡単に済ましてしまいがちですが、夏こそゆっくり湯船につかりましょう。
疲れも取れますし、エアコンで冷えた内臓を温めることが可能です。
暑気払い以外で自宅でできるおすすめ暑さ解消法
ここまで、自宅でできる暑気払いの方法をご紹介をしました。
食品で体を冷やしたりエアコンを活用したりすることも有効ですが、自宅に暑さ対策を施すこともよいでしょう。
そもそも熱がこもらない自宅であれば、さらに快適にお家時間を過ごせますよ。
<サンシェードでベランダに影を作る>
ベランダのコンクリートに直射日光が当たると、ベランダの温度が上がってしまいます。
そこでベランダにサンシェードを設置して影を作れば、温度の上昇を防止し室内も涼しくできるでしょう。
また、室内温度が余計に上がることがないのでエアコンの電気量も節約でき、目隠しや雨よけとしても活用できます。
<断熱リフォームをする>
暑さ対策として、自宅を断熱リフォームすることもよいでしょう。
設備が古くなっているなら、断熱リフォームを一緒にすると一石二鳥です。
壁や屋根に断熱材を使用すれば、冬は暖気が室外に漏れ出ることを防止し、夏は外気が室内に入らないようにできます。
<庭つきの家を選ぶ>
手入れが大変だと思われがちな庭ですが、コンクリートよりも緑で覆われた地面のほうが温度は格段と下がります。
コンクリートは表面温度が60度近くに上がることも珍しくなく、ペットを飼っている場合は肉球を火傷してしまうかもしれません。
土壌改良をおこなえば雑草が生えにくい庭にすることも可能になるので、庭を活用しながら涼しく過ごすことが可能ですよ。
>>採光性と通風性に優れた中庭のある家とは?メリットとデメリットはなに?
<窓の性能にはこだわる>
寒さ対策として窓を重視する方も多いですが、実は夏の暑さにも窓は大きく影響します。
窓の大きさだけではなく、太陽の熱が侵入するのを防ぎ室内温度の上昇を防ぐ窓材を選ぶようにしましょう。
すべての窓をこだわるのは難しいという場合は、とくに西日が強く入る部屋に設置するなど工夫するとよいですよ。
まとめ
今回は、自宅でできる暑気払いの方法やそのほかの暑さ解決方法をご紹介しました。
食品で暑さ対策をすることもよいですが、そもそも自宅を熱がこもらない快適な空間にすることも検討してみましょう。
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Writer この記事を書いた人
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