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アパート経営に必要な資格や知識とは?
目次
土地活用や不動産投資の一つの手段としてあげられるのがアパート経営でしょう。
しかし経営することは、どんな事業も始めるのもそう簡単ではありません。
アパート経営では、普遍的な知識・情報もあれば経済状況や金融情勢のように日々状況が変化していくものもあります。
アパート経営を成功させるために、自分で判断していくためにある程度の知識を持つ必要があるでしょう。
まず初めにアパート経営にはどのような資格が必要なのかご紹介していきます。
アパート経営に必要な資格は?
最近では何を始めるにも資格が必要ですが、結論から言うとアパート経営に必要な資格はありません。
年齢制限もありませんから極端な話子どもでもアパート経営は可能なのです。
ですが持っていると成功に繋がる可能性のある有利な資格があります。
具体的には以下の 6つの資格が役に立つでしょう。
・宅地建物取引士(宅建士)
・ファイナンシャルプランナー(FP)
・マンション管理士
・不動産実務検定
・管理業務主任者
・住宅診断士(ホームインスペクター)
宅地建物取引士
アパート経営を始めるにあたり一番におすすめしたいのが宅地建物取引士です。
宅地建物取引士(宅建士)は国家資格にあたります。
宅地建物取引士になるためには、まず宅建試験に合格し、合格後は試験開催地の都道府県知事に対して登録手続きを行い、取引士証の交付を受けることが必要です。
ですが宅建試験の合格率は高くなく、例年だと15~17%台となっています。
決して簡単ではないため、合格するためには専門的な勉強が必要です。
なかには独学で勉強する方もいますが、専門的な勉強が必要となるので、専門学校や通信講座を利用する人が多い傾向にあります。
不動産の契約における法律などを学ぶためにも役立つでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)とは生涯設計計画や価値観、経済環境を踏まえながら、家族状況、収入と支出の内容、資産、保険など金融資産運用やリスク管理、税務管理、相続などお金に関する知識を幅広く習得し長期的かつ総合的な視点からさまざまなアドバイスを行う資格です。
また必要に応じて弁護士や税理士、社労士、銀行、不動産の専門家のネットワークを活かしながらファイナンシャル計画を行います。
アパート経営に関して、必要なお金の知識を幅広く得ることができるのでリスクを回避し、安全にアパート経営をするために非常に役に立つでしょう。
マンション管理士
マンション管理士は国土交通省管轄の国家資格です。
マンション管理士の主な業務は、マンション管理規約や修繕計画の作成と実施、居住者の違反行為への対応、住民との権利関係調整、マンション運営におけるコンサルタントとも言えるでしょう。
また周辺住民からの相談や苦情にも対応します。
マンション管理士の資格があるとマンション内における入居者管理や、施設管理トラブルなどへの対処方法が学べるのでアパート経営にもかなり役立つでしょう。
不動産実務検定
不動産実務検定は「大家検定」とも呼ばれる資格です。
「大家検定」とも呼ばれるだけあり、ライフプランニングに応じた投資スタイルや不動産の調査など不動産投資に有利な知識・技能を幅広く学べます。
1級と2級の級位が用意されており、1級は不動産投資、2級は賃貸管理運営に関する実務知識が対象になります。
管理業務主任者
管理業務主任者もマンション管理に関する資格であり、主な業務はマンション管理会社が管理組合などに対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行います。
管理業務主任者となるには管理業務主任者試験に合格し、登録した後管理業務主任者証の交付を受けることが必要です。
合格率は、およそ20%となっています。
住宅診断士(ホームインスペクター)
住宅診断士とは、文字通り住宅の診断を行うのが主な業務です。
第三者の立場から、血管の有無、住宅の劣化状況、修繕すべき個所やその時期、おおよその費用などを見きわめアドバイスを行う専門家のことです。
一般的な診断の方法は目視で、屋根、外壁、内装、室内、小屋裏、床下などの劣化状況を診断します。
アメリカでは、地域によって異なりますが全体の取引で約70%~90%の割合で住宅診断が行われおり、日本でも近年、急速に普及し始めています。
アパート経営における有利な条件
アパート経営にも向いている人とそうでない人がいます。
それでは、どのような条件があれば成功への道が開けるのでしょうか。具体的に例を挙げて見ていきましょう。
自己資金を多く持っている
アパート経営をはじめるにあたりさまざまな支出が考えられます。
しかしオーナーの自己資金が多いと、賃貸収入以外の収入で補てんできるなど余裕をもって経営を行えます。
また年収が高いと高額なローンを組みやすくなります。
金融機関が融資の実行を判断するのは返済能力が高いかどうかなので、確実に返済してくれるのであればいくらでも融資してもらえるでしょう。
大企業のサラリーマンだとローンの審査に通りやすい
ローンは20年、30年、35年と長い期間を要するので、貸す側の金融機関としては安定を重視しているというわけです。
大企業だと勤務先が倒産する危険性は少ないですし、昇進による年収アップも期待できます。
さらに「勤続年数」もローン審査をする上で大きな評価となるでしょう。
既に土地を持っている
既に土地を保有している場合、土地を購入する必要がありません。
ローンの額は建築費用のみということになり、少ない投資で大きく設けられるので有利な条件と言えます。
またアパートを建てた場合、更地の場合と比べると固定資産税と都市計画税の納税額が3分1~4分の1ほど減ります。
人気の高いエリアで始められる
アパート経営を含め、不動産投資を成功させるためには、エリアや立地が非常に重要です。
なぜなら、どれだけ工夫してもあまり人気のないエリアだと満室を維持することが難しくなるからです。
誰もが住みたいと思うようなエリアに土地を持っていたり、相続した物件があったりするとそれだけで空室に困る心配もなく、アパート経営を成功させる早道といえるでしょう。
アパート経営をするにあたり資格以外で大切なこと
アパート経営で成功するためには、実際にアパート経営をしている人の声を聞くのが一番でしょう。
例えばアパート経営に関する書籍やブログ、最近だとSNSなどからも情報を得られます。
成功例や失敗例などを参考にすることでどのようなトラブルなどが発生しやすいのか、トラブルが起きた際の対処法などを学ぶことも大切です。
さらに読むだけでは理解できない部分もあると思います。
そのような部分についてはアパート経営に関するセミナーや講演会に参加するとよいでしょう。
セミナーでは実際にアパート経営をしている人が講話をしたり、個別で相談に応じてくれたりすることがあります。
実際にアパート経営をしている人の話からそのエリアに合ったアパート経営や、最新の投資手法を知ることができます。
まとめ
アパート経営に必要な資格や条件をご紹介しました。
アパート経営を円滑に行う上で、必要な情報を学ぶのと同時に資格の取得もできるのであればそれに越したことはありません。
ですが、資格を取得したからと言ってアパート経営成功の絶対条件ではありません。
資格取得は知識を広げるための方法の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
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