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住まいのノウハウ
内覧のチェックポイントでマンション購入の決め手が変わる!?
中古マンションの購入において、希望に合いそうな物件が見つかったら内覧をしますよね。
内覧をすると、実際にその家に住むイメージができます。
百聞は一見に如かずといわれるように、データだけでは分からないことを知れるのが内覧のよさです。
しかしチェックすべきポイントを整理しておかないと、内覧で得た情報でさらに購入物件を迷うことになります。
そこで今回は、マンション購入前の内覧でチェックしておきたいポイントをまとめてみました。
ぜひ、参考にしてみてください!
マンション購入で失敗しないために内覧に持っていくものをチェック!
まずは、事前に準備したいことや内覧の持ち物をご紹介します。
内覧の準備をしっかりしておくことで、当日に迷うことが減ります。
<事前に準備したいこと>
・チェックリストの作成
内覧へ行く前に、自分用のチェックリストを作成しておきましょう。
自分が優先的に希望する条件をしっかり書き出すことは、内覧するマンションの比較に役立ちますよ。
リストにはこのようなものが挙げられます。
・希望する部屋の広さ
・部屋の数
・設置したい家具の寸法
・売主さんに質問したいこと
売主さんへの質問は、中古マンションを購入する際に聞いておきましょう。
マンションの雰囲気や近所づきあいはどのような感じなのか、といった情報はデータや内覧だけでは分かりにくいものです。
実際に住んでいる方の意見は参考になります。
売主さんが居住中の場合は、質問したい内容をいくつか準備しておくとよいでしょう。
・内覧する物件の数
希望するマンションが見つかったら、できればまとめて内覧に行きたいですよね。
しかし、内覧は思ったより時間のかかるもの。
内覧できる時間が10時~18時だと考えると、1日で内覧できるのは6件くらいです。
しかし、1日にたくさんの予定を入れてしまうと「もっと確認したいことあるけど、次の約束時間もあるし…」と、内覧に心残りができてしまいます。
そのため、余裕をもってチェックができるように、1日3~4件ほどに抑えるとよいでしょう。
中古マンションの場合は、売主さんと不動産会社との打ち合わせで内覧日や時間を決めます。
<内覧で必要な持ち物>
・チェックリスト
先ほど説明した自分用のチェックリストを持参しましょう。
媒体は紙でもスマートフォンでもかまいません。
紙であれば、確認したことを物件ごとに書き込めるよう複数枚用意しておくか、余白を多めにとっておくことをオススメします。
・図面
不動産会社が準備してくれます。
個別に内覧するときは忘れずに持っていきましょう。
中古マンションの場合売主さんがリフォームなどをしていて、実際の建物が図面と異なっているケースもあります。
内覧時にチェックしてみましょう。
・筆記用具
筆記用具は、チェックリストや図面への書き込みに必要です。
複数の物件を内覧する場合、どれがどの家の情報だったか混乱します。
メモして思い出せるようにしましょう。
・カメラ
スマートフォンでもかまいません。
写真や動画で部屋やマンション全体、エントランスなどを記録に残すために必要です。
部屋全体の様子をしっかり写したいなら、広角タイプのカメラがオススメですよ。
写真を撮るときは、売主さんや立ち合いしてくれる不動産会社に許可を得るのがエチケットになります。
・メジャー
メジャーは、チェックリストにある家具の寸法と照らし合わせる際に必要です。
また、マンションを購入したあとで家具を買おうと考えている方も持っていきましょう。
売主さんが実際に使っている家具の大きさは、自分がその家で住むときに参考になります。
・方位磁石
日当たりなどの条件で部屋の角度を気にしている方は、方位磁石をもっていきましょう。
物件の情報に書かれていることと相違がないか、実際にチェックすることが大切です。
スマートフォンの機能についていることもあります。
他にもスリッパや懐中電灯などがあると、便利なことも多いです。
チェックしておくべき内覧ポイント!マンション購入の決め手になるかも
いよいよ内覧当日!
チェックリストをもとに、希望する条件にあてはまるマンションかどうかを確認します。
その際、リスト以外で注意して見ておきたいポイントがあります。
建物と周辺環境のチェックポイントをそれぞれご紹介します。
<室内のチェックポイント>
・日当たり
洗濯物を干すバルコニーなどをチェックしましょう。
その際は、風通しがよいかどうかも合わせて確認します。
・ニオイ
契約してから内覧がある新築マンションと異なり、購入前に内覧がある中古マンションでは、ぜひチェックしておきたいポイント。
<図面などと異なり忘れがちなので注意しましょう。ニオイのチェック場所は水回りです。
他にも、前居住者のタバコやペットのニオイが気にならないかも確認しましょう。
また、周りに飲食店が多いとそのニオイが部屋に入ってくることもあります。
お店の営業時間も合わせてチェックするとよいでしょう。
・窓やドアを開けてみる
内覧といっても、見るだけでは気づけないことがあります。
窓やドアなどは実際に開けてみて、その感触をチェックしましょう。・水回りや照明も動作するかチェック
窓やドアと並んで動作チェックをしたいのが、水回りや照明です。
水回りは水圧や温度を確認しましょう。
照明の確認は、明るさやインターホンなどです。
設備がしっかり機能するか、内覧時にチェックしておきましょう。
・遮音性
隣の部屋の生活音がどれくらい聞こえるのかチェックしましょう。
壁を叩いて中身がある音がするかどうかも判断として有効です。
図面に記載されている建物構造も役に立ちます。
鉄筋系(RC造、SRC造)の物件は遮音性に優れていることが多いですよ。
・カビの発生
湿気のある靴箱やクローゼット、お風呂場などはカビが発生していないかチェックしましょう。
開けてみて目やニオイで確認します。
換気扇があるかどうかも、今後のカビ対策で大切なポイントですよ。
・電波状況
携帯電話の電波状況も確認してみましょう。
部屋の電波はどれくらいいいのか、外に出たらどうか、マンションの共用部分はどうかなどチェックしておくのをおすすめします。
鉄筋コンクリートは遮音性が高い分、電波が通りにくい場合があります。
<外観のチェックポイント>
・マンションの共用部分
エントランスをはじめ、掲示板やエレベーター、廊下などをチェックしましょう。
また、セキュリティ面も気になるところ。
不審者が侵入できそうなところはないかといった環境面はもちろん。
カギの種類や防犯カメラ、インターホンの機能など設備の面でも注意すべきポイントがないかチェックしましょう。
・住民のトラブルの有無
マンションは、戸建てと異なり集合住宅です。
マンションごとのルールがあります。
エントランスや地域に設置されている掲示板などを見て、どのようなトラブルが起こりやすいのかチェックしておくとよいでしょう。
また、売主さんがまだ居住中の場合は、直接質問する項目にいれておくのもいいかもしれません。
<周辺環境のチェックポイント>
・コンビニやスーパー
日常生活にかかせないコンビニやスーパーが近くにあるかどうかチェックしておきましょう。
また、そこまで歩いてみたり、営業時間を確認したりすることも大切です。
実際に自分の生活スタイルで利用できるお店なのか判断しましょう。
・治安のよさ
図面やネットの口コミだけではどうも分かりづらいのが治安のよさです。
実際に街を歩いてみて、自分で雰囲気を確かめましょう。
また、内覧は昼間におこなわれるのが一般的。
気になった物件は、できれば夜に自分で行ってみて、その地域の治安を感じてみましょう。
人通りや街灯の有無など実際に見なければ分からないこともあります。
・騒音
パチンコ店などの施設、幹線道路の交通量などをチェックしておきましょう。
騒音は時間帯によっても異なります。
治安のよさとつながる部分でもあるので、同時に確認しておきましょう。
また、病院や消防署などの緊急車両の出入りも、騒音に感じる場合があるのでチェックしておくとよいですね。
・駅からマンションまで歩いてみる
図面に書かれている所要時間と、自分が歩いたときの時間では異なることがあります。
また、信号の有無によってもかかる時間は変わるので、実際に歩いて確かめてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はマンション購入前の内覧でチェックすべきポイントをご紹介しました。
内覧は事前の書類やデータだけでは分からないことを知れる大切な準備です。
購入物件に求める条件は何なのか、内覧前の事前準備で具体的に書き出しておくと、スムーズに内覧ができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
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