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すぐ入居したい!最短で入居できる部屋を探す方法
目次
様々な事情からすぐに入居できる物件をお探しの方もいるのではないでしょうか。
そんな方には、「即入居可」の物件がおすすめです。
とはいえ、「最短何日で入居できるの?」「内見したその日でもいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回は、即入居可の物件についてご紹介します。
即入居可物件は最短何日で入居できるか
即入居可の物件とは、「賃貸契約後、すぐに入居できる物件」のことです。
即入居可=即日生活可ではないため、内見後に即日入居ということはできません。
水道、ガス、電気などのライフラインの開通に数日かかるため、通常は入居までに1~2週間ほどかかります。
しかし、全ての手続きがスムーズに進めば、入居までの期間は最短で3~5日ほどです。
自分が気になった物件は、他の誰かも見ている可能性が高いと言えます。
良い物件は早い者勝ちで埋まっていくので、できるだけ早く問い合わせましょう。
即入居可物件のメリット
即入居可物件のメリットは、以下の通りです。
・いつでも内見できる
即入居可物件は、現在人が住んでいないので、気になったらいつでも内見が可能です。
・内見から入居までの流れがスムーズ
入居可物件は、内見から入居までの流れがスムーズです。
というのも、退去待ちの物件の場合はまだ人が住んでいるので、内見しないで契約するか、退去を待ってから内見を行い、契約を結ぶ必要があります。
仮に契約が早く済んでも、前の入居者が退去するまで待たなくてはならないので、引っ越しの期間や時間の調整に追われることも…。
・完成したばかりの新築物件の可能性がある
完成したばかりの新築物件は、「即入居可」と記載されている可能性が高いです。
加えて、早く入居者を集めるために「礼金0円」「フリーレント」などお得に貸し出している可能性が高いため、そういった物件を見つけた際はすぐに内見を依頼してみましょう。
・時期によっては良い物件が見つかる
学生や新社会人の門出となる1~3月、転勤などの辞令が多い9~10月は、不動産会社にとっていわゆる繁忙期と呼ばれる時期。
引っ越しする方が増えるため、即入居可物件に限らず、すぐに入居者が決まります。
一方、オフシーズン中の即入居可物件は、なかなか借り手が見つかりにくいのが現状です。
大家さんは、早く借り手を見つけて空室を埋めたいと考える傾向が強いので、値引き交渉の余地があります。
また、引っ越し料金もオフシーズンのほうが安くなりやすいですし、急なキャンセルや退去で空室になった掘り出し物件が見つかるかもしれないので、あえてオフシーズンに入居可物件を探すのも一つの手です。
・早く引っ越しできる
契約後、敷金・礼金や前払い家賃などの必要経費を払えるなら、数日で引っ越すことが可能です。
即入居可物件の中には、家具・家電付きの賃貸物件もあるので、その場合はカバン一つで引っ越しが完了します。
・きれいな部屋を内見できる
即入居可物件は、すでにクリーニングが完了しているためきれいです。
クリーニング後の部屋を内見できるので、実際に住んだときのことを想像しやすいというメリットがあります。
即入居可物件のデメリット
即入居可物件のデメリットは、以下の通りです。
・訳アリ物件の可能性がある
もしも長い間入居者がいない物件なら、条件が悪い訳アリ物件かもしれません。
新築や駅近など、一見すると良い条件の物件でも、広さの割に家賃が高い、日当たりが悪い、電車や車、人の話し声といった騒音が聞こえるというケースもあります。
年単位で空室だった場合は、今まで内見した方がなぜ申し込まなかったのか、何か問題があるのかを聞いてみましょう。
もしも家賃が高くて入居者が決まらないという理由だったら、値下げ交渉に持ち込めるかもしれませんよ。
・お手入れができていない可能性がある
いくらクリーニングをしたからといっても、長い間入居者がいない物件はお手入れが行き届かず、排水口や壁、浴室の目地などにカビが発生している可能性があります。
壁や目地のカビは内見時に目視で確認できますが、排水口の中まで見て確認するのは無理なので、異臭がしないかなどをチェックしましょう。
もしもカビがあった場合、入居までにきれいにしてもらえるか確認してみてください。
もしも無理でも、あらかじめ入居前の劣化箇所を確認しておけば、退去時に自己責任が問われない部分として修繕費の支払いを減額・免除してもらえるかもしれません。
<内見に関する記事>
即入居可物件を探す!部屋探しのポイント
部屋探しは不動産会社に出向いて行うもの、とお考えの方もいるでしょうが、今はインターネット検索で部屋の大体のイメージを把握することが可能です。
多くの不動産会社が物件を掲載している「ポータルサイト」や、専任物件を掲載している「不動産会社のサイト」を活用し、即入居可物件を探してみましょう。
ポータルサイトは複数の物件を比較検討できますし、不動産会社のサイトはポータルサイトに掲載していない物件を見つけられる可能性があります。
また、スピーディーに効率良く部屋探しを行うには、「即入居可」以外に譲れないという条件を2~3つ程度まで絞っておくことが大切です。
「〇万円以内(予算)」「駅から徒歩〇分以内」などと絞り込むことで、ピンポイントで自分にマッチする物件を見つけられますし、迷うことも少なくなります。
条件付き検索ができるポータルサイト、不動産会社のサイトは多いので、ぜひ活用してみましょう。
<部屋探しに役立つ記事>
内見から入居までを最短で!スムーズに入居するコツ
1日でも早く入居するためには、申し込みや審査などのやり取りをできるだけスムーズに進めることが重要です。
そのためにも、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
・すぐにでも入居したい旨を不動産会社に伝える
不動産会社に、「入居を急いでいるから内見後すぐに契約したい」と伝えましょう。
不動産会社では、一人が複数のお客さまを担当していることも少なくありません。
もしもそういった担当者にあたった場合、入居を急いでいる旨を伝えなくては担当者の中での優先順位が低くなってしまい、契約までに時間を要してしまいます。
しかし、早く入居したいと伝えることで、大家さんに入居審査を早めにできないか掛け合うなど、最短で入居できるように尽力してもらえる可能性が高まるのです
以下、不動産会社に伝えておくべき項目です。
・希望の入居日
・内見希望日時(1日しか時間が取れないならそれも伝える)
・内見したい希望物件と優先順位
・保証人の有無
・契約を内見当日にできるかの相談
・持ち物の確認
なお、転勤で別の場所に住んでいる場合、遠隔か郵送での契約は可能かも確認しておきましょう。
営業さんと密にコミュニケーションを取れば、希望の物件をスムーズに見つけられるはずです。
・内見前により細かく優先順位を決める
内見は朝早くから動くのが"吉"。その日に入居できる物件を決めたいなら、早め早めに行動し、時間を無駄にしないことが大切です。
また、ポータルサイトなどで探しているときよりも、より明確に条件の優先順位を決めましょう。
「やっぱりもう少し狭くていいからセキュリティが充実した物件が良い」「築年数は気にしないから駅近が良い」などを担当の営業さんに伝えることで、より納得できる物件が見つかる可能性が高まります。
・審査や契約に必要な書類を準備しておく
こちらから提出する書類に不備があると、再提出しなくてはならないので最短での入居は叶いません。
スムーズに契約を結ぶためにも、契約に必要な書類は事前に準備しておきましょう。
とくに、住民票や印鑑証明書は役所での発行手続きが必要なため、余裕を持って準備しておくことが望ましいと言えます(3カ月以内に取得したものと規定があるので注意)。
・身分証明書(免許証・保険証・パスポートなど)
・住民票(一人暮らしなら抄本、家族で住むなら謄本)
・印鑑証明書
・実印
・雇用契約書/内定通知書
・収入証明書(源泉徴収票/給与明細書など)
・合格通知書(学生のみ)
なお、連帯保証人が必要な物件は書類(住民票・印鑑証明書・収入証明書・連帯保証人承諾書など)や手続きが増えるので注意が必要です。
・契約金をできるだけ早く振り込む
契約金(初期費用)を振り込まないと入居できないので、必要書類を揃える段階で契約金も用意しておきましょう。
以下は、初期費用の内訳と相場です。
・敷金…家賃1カ月
・礼金…家賃1カ月
・仲介手数料…家賃50~100%+税金
・前家賃…家賃1カ月
・日割り家賃…日数による
・保証会社利用料…家賃50~100%
・火災保険料…1~2万円
・鍵交換費用…1.5~3万円
一般的に、賃貸契約時に必要な費用は、家賃4~5カ月分と言われています。
余裕を持って、5.5カ月~6カ月分ほどを用意しておくと安心ですよ。
<入居審査に関する記事>
賃貸物件の入居審査に落ちちゃった!考えられるその理由は?再審査は可能?
うっかりさん続出…即入居でよくある失敗談
急いで入居すると、以下のような失敗をしてしまうおそれがあります。
即入居可物件をお探しの際は、注意しましょう。
・ライフラインの手続きができていなかった
水道、ガス、電気などのライフラインの手続きは、入居者本人が行うのが一般的です。
電話やインターネットなどで申し込みできますが、ガスに関しては立ち合わなくてはなりません。
連絡が遅れて入居当日に間に合わず、翌日以降の開通になったというケースも見られます。
ライフラインの手続きはできるだけ早めに行うのが鉄則。入居が決まった段階で水道・ガス、電気会社へ連絡しておきましょう。
・引っ越し業者が間に合わなかった
契約まではスムーズだったのに、引っ越し業者探しが間に合わなかったというケースもあります。
急な引っ越しだと業者探しは難航します。とくに繁忙期は数日先まで予約ができないことも多いので、なるべく早く引っ越し業者を探しましょう。
・寝具がなかった
急いで入居を決めたことで、寝具の用意が間に合わなかったというケースも…。
寝具はもちろん、洗面用品や照明器具、カーテン、簡単な掃除道具などは入居初日から必要になるので、あらかじめ用意しておくことが大切です。
・引っ越し関連の手続きを忘れていた
転出届や転居届、郵便局の転送届、クレジットカードや金融機関の住所変更など、引っ越し関連の手続きをし忘れていたというケースも少なくありません。
重要な書類や荷物が届かない、税金の支払いが滞ってしまうなど、問題が発生する可能性が高いので、住まいが決まったらすぐに手続きを行いましょう。
即入居可物件以外でもすぐに引っ越せる物件
「即入居可物件を探しているけど気に入る物件が見つからない」という方もいるでしょう。
その際は、賃貸物件ではなくシェアハウスという選択も一つの手です。
通常の賃貸物件と比べて、シェアハウスは申し込みや審査が簡易的。連帯保証人不要という物件も少なくありません。
また、家具や家電、カーテン、寝具、インターネット設備など、生活に必要なものがあらかじめ備わっている物件が多いのもシェアハウスの特徴と言えます。
「敷金・礼金・仲介手数料無料」「契約料は初回のみ」という物件もあり、家賃と共益費しかかからないので、初期費用を安く抑えることが可能です。
さらに、内見して即日入居可というシェアハウスもあるので、事情があってすぐに住める物件を探している方、本当に急いでいて初期費用の準備もままならないという方にぴったりでしょう。
もちろん、気に入る物件が見つかるまでの一時的な仮住まいとして活用するのもアリですよ。
シェアハウスの中には、短期契約(1カ月~、3カ月~、6カ月~)が可能な物件もあります。
即入居可物件が見つからなかったときの対応策として、覚えておいても損はないかもしれません。
なお、物件によって契約内容は異なりますし、全てのシェアハウスが上記にあてはまるわけではありません。
シェアハウスを利用する際は、しっかりと確認するよう注意しましょう。
まとめ
即入居可物件をお探しの方の中には、様々な理由から「できるだけ早く入居したい」と考える方もいるでしょう。
しかし、準備が不十分だと入居までに時間を要してしまうので、万全の準備をして不動産会社を訪れるようにしてください。
物件探しの際は、営業さんにすぐに入居したいと伝えることも大切です。
こちらの優先順位が低くならないように、しっかりと相談して力になってもらいましょう。
上記でご紹介した即入居可物件の探し方のコツを参考に、ぜひ気に入る物件を探してみてくださいね。
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