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インタビュー
将来性のある街で地域特化を目指す株式会社アイデアル 秋葉原店様
目次
- ・秋葉原での出店を決めた理由
- ・新規立ち上げの際に活きた過去の経験と業務拡大の経緯
- ┗佐々木様は、会社立ち上げ前からずっと不動産のお仕事をされていたのですか?
- ┗御社の沿革を拝見したところ、最初は賃貸と売買の仲介から始まって、その後に収益不動産や管理業務も行うようになったそうですね。
- ・単なる「管理会社の担当者とオーナー」だけで終わらせないお付き合い
- ┗続いて、お部屋探しをしているお客様だけでなく、オーナー様とのお付き合いで意識されていることはありますでしょうか。
- ┗なるほど。ちなみに色々なオーナー様とお付き合いをされている中で、オーナー様の意識が昔と変わってきているなと感じることはありますでしょうか。
- ・集客で力を入れているポイントは「情報発信」
- ┗ここからは石井様にもお話を伺いたいのですが、御社では集客する際にどういったところに力を入れているのでしょうか。
- ┗毎日各社員さんが数十件も打ち込むのは、なかなか数が多いですよね。
- ┗お客様の情報収集能力が高まっていると感じる時はどんな時でしょうか?
- ┗実際にお客様の反響元は、ポータルサイトや自社ホームページ、ご紹介など含めてどういった割合なのでしょうか?
- ┗駅から歩いてすぐですもんね。また、御社のサイトは結構インパクトがありますよね。
- ┗それは社員の皆さん全員で回しているのですか?
- ・今以上に地域に根差した不動産会社を目指す
2014年に秋葉原で起業し、賃貸・売買・管理業務を行う株式会社アイデアル様。
今回は、代表取締役の佐々木社長と、秋葉原店の石井店長のお2人にお話を伺いました。
秋葉原での出店を決めた理由
―まず、御社が賃貸物件を主に扱われているエリアは、秋葉原がメインということになるのでしょうか?
佐々木社長(以下:佐々木):そうですね。賃貸仲介としては、東京・千葉・埼玉・神奈川が多いですが、中でも秋葉原のような東京都心あたりがメインですね。
あと、当社は池袋にも店舗があります。秋葉原は地域特化を目指しているので、取り扱う範囲は少し狭いですが、池袋だと広域に動けます。そのため池袋は、地域特化というよりお客様の望む物件をご紹介するという感じですね。あまりにも遠いとお断りさせていただくこともありますが、東京・千葉・埼玉・神奈川エリアは基本的に対応可能です。
―秋葉原に出店しようと決めた理由を教えてください。
佐々木:秋葉原は当社の1店舗目なのですが、ここは駅としてこれから発展していくだろうと思いました。あと、他の不動産会社さんもまだあまり参入していなかったことも理由の一つですね。それと、東京駅にも近いこと。単純に言うと、街自体に未来があるからという感じです。
実際、秋葉原は当社がオープンした時よりももっと魅力が上がってきたように思います。
純粋に秋葉原に住みたいという方たちも増えましたし。
―確かに地価も上がってきていますね。
佐々木:そうですね。これからもどんどん発展していくのではないかなと思います。
最近は山手線の東側が盛り上がってきている印象がありますね。
城西や城南は治安の良さやブランド感のイメージがあるんですが、地価が高いのでどうしても家賃が高くなって敬遠されがちなんですよね。単価が高くてもお客様の収入自体は、バブル期のようにどんどん上がっているわけではありません。
そうなってくると、より安くてコストパフォーマンスのいいものを求めようとして、東側や北側に流れてきたお客様をたくさんキャッチすることが良いと思っています。
新規立ち上げの際に活きた過去の経験と業務拡大の経緯
―佐々木様は、会社立ち上げ前からずっと不動産のお仕事をされていたのですか?
佐々木:はい。秋葉原で事業を行ったことはありませんでしたが、前の会社では全店舗の立ち上げに携わっていて、五反田や渋谷・池袋・上野で店舗を出していました。その時に、店舗開発から運営まで一通りの流れを把握していました
秋葉原は未開拓でしたけど、ここから近い上野で2~3年ほどやっていた経験があったので、そういう意味ではやりやすかったですね。
―御社の沿革を拝見したところ、最初は賃貸と売買の仲介から始まって、その後に収益不動産や管理業務も行うようになったそうですね。
佐々木:はい。最初から管理をやっていたのもありますが、それはあくまでも仲介の延長という感じでした。ですが、収益の売買やその他のコンサルティングの仕事が進んでいくと、管理する案件が増えていくので、専任スタッフを雇うようになりました。さらに、物件の仕入れスタッフも専任にすることで部として機能させ、現在はそれ単体で収益を上げられるようにしている最中です。
単なる「管理会社の担当者とオーナー」だけで終わらせないお付き合い
―続いて、お部屋探しをしているお客様だけでなく、オーナー様とのお付き合いで意識されていることはありますでしょうか。
佐々木:基本的には、お部屋探しをしているお客様とのお付き合い方法と変わりません。
お部屋探しをしているお客様が我々不動産会社へ望まれることは、ただ資料を出すことだけでなく、付加価値が欲しい・悩みを解決してほしい・アドバイスが欲しいということが本質だと思うんですよね。オーナー様も同じで、単純に管理会社の担当者とオーナーという関係以上に、人としての付き合いができるかどうかを求めています。オーナー様が賃貸運営に関して抱える悩みの本質を解決すれば、お付き合いはそんなに難しいことではないと思います。
―なるほど。ちなみに色々なオーナー様とお付き合いをされている中で、オーナー様の意識が昔と変わってきているなと感じることはありますでしょうか。
佐々木:そうですね。顕著に表れているのは、都心部にある物件と郊外にある物件で空室率が高くなってきているため、そのことに関して心配されているオーナー様が増えつつあるということでしょうか。今はオリンピック関連で景気が良いと言われますが、そのことを肌で感じている方とそうでない方がいらっしゃいます。感じないオーナー様にとっては、どのようなことで景気の良し悪しを判断するのか分かりません。景気が良いからと言って賃料が上がるわけではないですし。
それよりも、どちらかというと資産を売却するときにニーズがどれだけあるのか、高値で買っていただけるのか気にされるオーナー様は多いと思いますね。
集客で力を入れているポイントは「情報発信」
―ここからは石井様にもお話を伺いたいのですが、御社では集客する際にどういったところに力を入れているのでしょうか。
石井店長(以下:石井):まず、毎日新着情報を入力することです。当社には管理部門と営業部門があって、営業社員が入力担当を含めて7人体制で行っています。一人一エリアを担当していて、この人は台東区、この人は墨田区というように振り分けます。そして担当者が物件の進捗状況を確認するんです。1日に打ち込む数は数十件もありますよ。
―毎日各社員さんが数十件も打ち込むのは、なかなか数が多いですよね。
石井:そうですね。更新業務は結構時間がかかりますが、これが重要です。
今はお客様も昔に比べて、情報収集能力が高まっていいます。そして、数ある他社の中で勝ち抜いていくために当社としてできることは、自社管理物件数を増やして集客の強みを高めていくことです。それに加えて、新着情報の発信や鮮度の高い情報を店頭に設けるなどを、知らせていくことが大切です。
―お客様の情報収集能力が高まっていると感じる時はどんな時でしょうか?
石井:ご来店された時ですね。例えば、来店時に気になる物件として物件情報を持ってくる方がいらっしゃいます。また、お問い合わせの段階でポータルを通さずに直接その物件を調べて、当社が出てきたので来店されたりとか。10年前と比べると、今はインターネットで調べるのが当たり前になっていますからね。中には、来店される前に物件の現地見てきたという方もいらっしゃいましたし、管理会社がどこかなどを下調べしてくる方もいます。
―実際にお客様の反響元は、ポータルサイトや自社ホームページ、ご紹介など含めてどういった割合なのでしょうか?
石井:一番はやはりポータルサイトからの流入というか、反響が来店につながるケースが多いですね。知人の紹介やリピーターのお客様もいらっしゃいますが、新規のお客様に限ると7~8割はポータルサイトからですね。
店舗が秋葉原駅から近いこともあって、一見さんもいらっしゃいます。
―駅から歩いてすぐですもんね。また、御社のサイトは結構インパクトがありますよね。
石井:そうですね。それにコーポレートサイトは最近作り直して、できるだけ露出するためにブログなども1週間に2~3回くらい発信するようにしています。
―それは社員の皆さん全員で回しているのですか?
石井:そうですね。順番で回しています。物件情報のブログよりも、各々の趣味とか、プライベート的な内容が多かったりしますが。来店されたお客様によっては、そういう所を見てくださるお客様もいて話題になったりするんですよ。そうしたことをきっかけに当社の営業マンを気に入ってもらえればと思います。なかなか決まらなくても、うちの営業マンの良いところを知ってもらい、判断材料になってくれればと思います。
今以上に地域に根差した不動産会社を目指す
―最後に、今後会社として「こうしていきたい」という展望があれば教えてください。もしくは、石井様ご自身の目標でも構いません。
石井:会社としてという大きな枠になってしまうと、佐々木じゃないと分からないですね(笑)。ただ、よく言っているのは、賃貸・売買・管理の三本柱の土台をしっかり築くこと。きっかけは不動産かもしれないですが、それ以上にお客様個人の生涯のパートナーとしてなれたらと思います。例えば、賃貸探しでご縁があって、ステップアップして家を買い、家族ができたから保険に入りたいとか、家族旅行に行くときに良いリゾート地はないかとご相談を受けた時にお応えできるように、リゾート開発や保険など、不動産をきっかけに関わることを色々やっていきたいですね。そのためには、賃貸事業・売買事業・管理部門の土台をしっかり築いていくことが目標です。
あと、秋葉原店単体の目標としては、今以上に秋葉原に根付くことでしょうか。
―根付くというのは?
石井:「秋葉原で不動産って言ったらアイデアル」と言われるくらいになりたいです。それはお客様に対してもそうですし、物件を所有されているオーナー様に対してもそうです。特に秋葉原は、他のエリアと違って結構横のつながりが強い場所なんですよ。今でも「ここの物件のオーナー様を紹介して」とご依頼を受けることもありますので、そういったつながりをもっと増やしていきたいです。
―確かに御社のサイトには、サイドバナーに商店街のリンクが貼られていますよね。
石井:電気街復興会ですね。秋葉原では、毎週日曜日に秋葉原電気街振興会が中心となって歩行者天国を実施しているのですが、ボランティアとして参加させていただいています。
―そういう風に地域に根ざして、仲介から始まり生涯関われる不動産会社を目指していくのですね。
―本日はありがとうございました。
単なるお部屋探しではなく、お客様とオーナー様に寄り添って永くお付き合いができるように目指すアイデアル様。
今後も今以上に地域に根差したお店として発展することを祈念しております。
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