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住まいのノウハウ
賃貸物件を内見しなかった理由と後悔した理由とは?
目次
賃貸物件を探す時には、色々と見ておかなくてはいけないチェックポイントがありますよね。
そのポイントはお部屋の中や共用設備・周辺の住環境と、数えきれないほどたくさん!
こうしたポイントは実際に内見をした時にだいたい判るものですが、この内見をしない方や、内見をしなくても良いと考えている方が近年多いようです。
内見をする派にとっては「実際に見ないで物件を決めるなんて信じられない!不安じゃないの!?」と、にわかには信じがたい話ですが、本当の話。
なぜ内見をせずに賃貸物件を契約する方がいるのでしょうか?
内見をしない(しなかった)方の理由
現在賃貸物件を探しているけど内見しない方や、実際に内見をせずに契約した方には、以下のような理由があるようです。
現住所が引越し先から遠い
これは内見をしないというより「できない」パターンですね。
特に地元から離れた場所の大学などに通う予定の高校生や、現住所から遠い街での就職が決まった大学生などは、この理由が多いでしょう。
確かに飛行機や新幹線などが必須の距離ともなれば、交通費や宿泊代も相当かかってしまうため、頻繁に現地へ足を運ぶことはまず無理です。
ましてや社会人の方で遠方に転勤となった場合、仕事の合間に現地まで行って内見をするのはスケジュール的にもとっても厳しいもの。
転勤先が海外であればなおさらのことですよね。
そのため、本当はきちんと内見をして物件の周辺環境も確認したいけど、仕方なく内見をしないで契約せざるをえないのです。
引越しまで時間がない
こちらも内見をしないというより「できない」パターン。
これは社会人の方で部署異動や転勤が決まったけど、引越しまで時間が無くて下見をしている余裕がない方に多い理由です。
実家暮らしの方や結婚されている方なら、ご家族の方に代理でお部屋探しや内見をお願いすることができますが、独身で1人暮らしの方だとそうもいきません。
またお部屋探しだけでなく、引越しのために荷物をまとめたり引越し業者を探して依頼するという作業もあるため、正に猫の手も借りたいくらいのハードスケジュールになります。
希望のお部屋を見ることができない
こちらの理由は、内見を希望しているけど希望のお部屋がまだ入居中で、内見することができないパターンです。
アパートやマンションなどの集合住宅の場合、お部屋によって間取りが違ったり、もしくは同じ間取りでも鏡合わせのように位置が反対だったりすることも。
そのためこの場合は、他の空いているお部屋を内見するか、インターネットに掲載されている写真や動画で確認することになります。
そもそも内見するのが面倒くさい
こちらは少数派ですが、実際にこういう理由で内見をされない方もいるようです。
物件探しをする時間がたっぷりあって、希望物件も空室で、そうそう遠方でもなく現地に足を運びやすいという条件が揃っているにも関わらず、単純に「面倒くさいから内見はしない」。
インターネットで間取りや内装・外観・共用設備などを確認し、物件の周辺環境は口コミやGoogle Earthなどで確認して、それで悪くないと判断したら契約するパターンです。
内見をせずに契約して後悔したことは?
上記でご紹介したように、内見をしない(できない)理由は様々ですが、やはり内見をしなかったことで下記のように後悔した方も多くいます。
・事前に見ていた間取り図と違っていた
・掲載されていた写真や動画に写っていなかったキズや汚れがあった
・住人のマナーが悪かったり、管理が適当だった
・昼間は気にならなかったけど、夜になると街灯が少なく家路が暗い
・コンセントの配置が悪く、家電類の差込口が遠かった
・携帯電話の電波状況が悪く、圏外になることが多い
・駐車場や駐輪場が停めづらく出しづらい
・電気のアンペア数が足りなくて、複数の家電を同時に使うとブレーカーが落ちる
この他にもまだまだたくさんの事例が報告されています。
特に排水口からにおいが上がってきたり、前の住人がタバコを吸っていてそのにおいが染みついているというにおい問題や、住人のマナー・周辺環境は、実際に見ないことには判らないことがたくさんあるのです。
もちろん、後々トラブルに発展する可能性も十分ありますし、そういった点を懸念して、不動産相談を受けるプロの方々も内見をしないことはあまり賛同されていません。
相談内容:内見なしで契約するのはだめですか?
「物件の周辺環境なんて、インターネットで検索すれば判るじゃん」と思われている方。
その画像から交通量がどれくらいなのか把握できますか?
車や電車の走行音がどれくらい響くか判りますか?
駅から物件までの道のりは、全て平坦で広い道ですか?
オフィス街が近くて飲食店も多いなら、周辺の飲食店は休日も開いているところはどれくらいありますか?
やはり自分の目で見て、耳で聞いて、鼻でにおいを感じてみないことには判らないことがたくさんあります。
遠方だったり引越しまで時間がないという方にはかなり厳しいですが、そういう方もできれば契約前に1回だけでも実際に現地に足を運ぶことで、全く内見しないよりある程度は情報を知ることができるので、極力内見をされることをお薦めします。
おわりに
いつでも住み替えができる賃貸物件といえど、そうそう頻繁に引っ越すことはできないため、入居してから「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しても遅いのです。
どうしても内見ができない場合は、不動産会社の担当者に、より詳しい情報を教えてもらえないか相談してみましょう。
もちろん間取りや設備など賃貸物件のことだけでなく、周辺環境や他の住人のマナーなど、気になることを1つ1つ解消していくことで、入居後の後悔やトラブルが起きる確率を低くすることができます。
内見でお困りのことがあれば、いえらぶ不動産相談もぜひご利用ください。不動産会社スタッフが適切なアドバイスを提供します。